初めて聞いた言葉だ。
今朝の朝日新聞朝刊1面「再生 新生2」の中に書かれている言葉である。
人口減社会に対応するために、郊外の空家となった住宅に対する対策だ。
スラム化し、孤立化する郊外の住居に取り残される老人介護で行政コストがかかる。街に移住してもらい、残ったところを取り壊して地域を守るという案だ。
もうスラム化とは言わないまでも、郊外のかつての新興住宅街の老人ホーム化はすすんでいる。
私の親の住んでいるところもそうである。
我々のような子供が多くいた頃は、どんどんと人口が増加していたが、その子供たちが独立していくと、同世代のかたまりであった地域は、一気に高齢化する。
現在、私の住んでいる地域もご他聞にもれない。
学校はいつでも高齢者の集会場に変更できるように建設されている。
ドイツではすでに「減築」はすすんでいる。東西ドイツ統一後に西側に流れたことが起因して、「減築」に拍車をかけているという。
いつもドイツは我々の国の先生である。
一時期、悪い先生である「ヒットラー」を真似た時期もあったが、環境問題等、良いお手本である。
既に日本もこの先生に学び始めて、青森で「減築」は始まっているとのこと。
今年の冬は雪が多い。
高齢化で、雪かきもままならなくなった今、雪かき不要の住居への引越しも必要かもしれない。