TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

言うのは簡単だけど、難しい日本の外交

2012-08-19 10:04:53 | 日々雑感
冷静に対処すると弱気と言われるし、
真っ向から、意義を唱えると、更に相手を逆上させこじれる。

まさに今の日韓、日中関係はそんな感じである。
色々街でインタビューしているものをみると、弱腰外交を非難する声も聞かれる。
ただ、私を含めた日本人、命をかけて、体をはって、対決する意思があるのであろうか?
戦争という選択肢だけを言っているのではない。

外交的にまずい状況になり、今はある程度政治と経済は、切り離して考えられているが、
それが、そうではなくなった時、
特に対中貿易は、今や日本は貿易相手国として中国がNO.1である。
いづれにしても、それが阻害されると経済的にも危機を迎える。
そういう影響の飢えを耐える覚悟かあるのか?

感情的に見える韓国の人たちは、感情のまま、突き進むことができそうだ。(間違っていたらごめんなさい)
韓国の人たちは、明らかに日本人よりナショナリズムが強い。
日本に勝つためなら、かなりの困難に耐えられるだろう。

中国の人はそこまでに見えない。(これも間違っていたらごめんなさい)
国土が広く、人口が多すぎる。なかなかまとまることはできない。

世界中どこでも紛争がやまないが、やはり「やられた記憶」「屈辱の記憶」はなかなか消せない。
日本は他国に侵略されたことがないから、そこまでの意識が弱いのかもしれない。
明治から昭和初期にかけて、日本のやってきたことは、帝国主義時代の流れで仕方ない部分はあると私は思う。
但し、その時代だからといって許されない不道徳な行為は、さまざまあったのであろう。
喧嘩両成敗と言っても、やはり、屈辱は数世代で簡単に消えるものではない。

その点、ヨーロッパの国々、特に英仏は、適当なことをしてきた割には、責められ方がゆるい。
これはやはり戦勝国という地位だからであろうか。
ドイツなども、何時までも重い十字架を背負わざるを得ない。

はっきり言うべきことは言い、しっかり対処することは大事だが、
一方で、ちゃんと総括することは大事なことに加え、したたかに行動することも、国際社会では大事なのであろう。

結局、米国は、
「尖閣問題は二国間で解決して欲しい。米国はどちら側にもつかない」と言っている。
米国依存が大きいと言われる外交をしてきたはずであるが、肝心なことには役立たない。
北方領土問題等も、本来、私は米国がちゃんと片付けてくれないと困る問題だと思う。

直接的には違うかもしれないが、日米安保条約が不安である。
本当に、いざという時、機能するのであろうか?

日本が孤立しないように、
決して、筋が通った対応をするだけが外交ではない。
筋が通ったところで、誰も助けてくれない。
この難局を、冷静かつしたたかに潜り抜けたい。
まるで何もなかったかのように。



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