この文字を見ると(セップン)とつい読んでしまうのは俺の性格だろう。
立春でも(タツハル)に成る、でも節分は年間で大好きな一日です。我が地方では雪が少ないが結構この日に降るのだ。
親父が庭に豆を撒いた後、雪の上を裸足で拾った記憶が有る冷たくて気持ちい良いのだ。子供心に雪が好きだったのだろう、雪よ降れと毎年願った思い出が有る。
2月2日の節分は百年以上らしく珍年と言える。また性格だが大声で(鬼は外、福は内)と叫ぶのが恥ずかしがり屋で苦手なのだ、毎年娘の仕事に成って居るが今年はキツイ。丑年生まれで年男だからだ。
でも女房とは同い年だ、年女が撒いても不思議は無い。男女平等と屁理屈を付けて女房に決めた。
地方に依って作法が異なると聞く、(鬼も内)と叫ぶ処も有るらしいのでへそ曲がりの俺としては一度挑戦してみたいが女房の禁止令で実現はして居ない。他にメザシの頭を串に刺して各所に置くこれが大変な年も有った、原因は猫です。多くの猫を飼って居るとメザシの頭が大好物な奴が必ず居るのだ、後を追いかけて狙ってくるので取られない場所を選ぶが三日と持たず食われてしまう。節分の猫様へのプレゼントとして諦めよう。
未だ大変な事が有る、撒いた後に歳の数だけ食べなければならないが、これ老人には結構な重荷です。
多分これは下野の国(栃木県)だけの料理と思うが、残った豆を初午の日に使うのだ。鮭の頭、鬼おろしした大根人参、油揚げ、酒粕を煮込んで作る、これが(しもつかれ)と呼ばれる子供には余り人気が無く(しみったれかれー)と呼んだ記憶が有る、栃木県の鬼怒川温泉等に宿泊すれば良く出る郷土料理です。大人に成って酒の肴に特別美味いとは言えないがマーマー食える。また面白い事に各家庭で味が違うのだ母系伝承料理とも呼ばれる。
言い伝えで、七軒のしもつかれを食べると中気に成らないと信じられより多く食べると無病息災まで言われる。
そんな理由で近所への御裾分けの習慣が残って居る、女房は地元生まれで無いので作れないが大好物です現在は年間料理に成っている、スーパー等で販売されて居るので餃子で宇都宮に来た時お勧めするお惣菜です。
笑い話だがよく食卓に上がるので、俺には死ぬ暇が無い様に感じる。
そして初午の日お稲荷様に赤飯と旗としもつかれの行事食が供えられのです。今では給食にも出るらしい。
もう本日に成ったが、雪よ降れと祈るが天気予報は晴れで残念。