50年前の今日、新宿北口の安酒場で悪友と三島由紀夫の割腹事件で激論を交わして居たろう。
時の流れは早いもう半世紀が経つ、人生の無常を感じる。
本日は俺個人の穿った私見で記事を書きます、特攻隊の本が半分以上自己弁護で書かれていますが
三島由紀夫の評論も自己弁護は無いが真実が書かれて無く、美化されて来たので俺の意見を書きます。
彼は思想家では無く小説家です、そこに大きな間違いが有ります。
明治維新後の天皇制と軍事化の完全な犠牲者です、彼は天才の作家で、桁が違うが腐った卵の俺にも彼の心中が理解出来るように感じます。
彼は自殺した芥川や太宰の作家が大嫌いでした、理由は簡単です自分も自殺の時期を探していたからです。
内容は彼のコンプレックスです、虚弱体質と性的問題に有りますが一番の問題は兵役に付かなかった事です。
彼は大正14年に生まれ昭和と同じ年齢です、召集令状が来て親父の勧めで本籍地の兵庫県で身体検査を受けました、田舎の方が虚弱体質には都合が良かった入知恵です。でも第二乙種合格しました。
その後、入隊が決まりましたが再度の検査で結核(?)の誤診で兵役拒否に成りました、噂では何かの薬剤を
飲んでいたと有りますが事実らしいです、親父と大喜びで帰宅しました。
彼が良く武士道や葉隠れを語りますが、先祖は農業です曽祖父は貧しい農夫で江戸時代藩で禁止されてる鶴を殺し、差別語ですが扱いに成りました。
でも金貸しで大儲けして、祖父に旗本の嫁を(夏)貰ったそうです。しかし男系の直系では無く農夫です。
祖父の兄弟と子供達は大学を出て官僚に成り父も三島も官僚です。所詮官僚です。
でも何故農業出身者が武士道を語るのでしょう、戦中日本人が皆言いました(武士道とは死ぬ事成り)悲しい事実ですが320万人以上亡くなって元武士は何人いたか不明です。
三島は(夏)と12歳迄、悲しいかな虚弱にて教育を受けたそうです、学校は学習院から東大です。
しかし彼を馴染ませたのは、軍事教育ですでも彼を右翼と感じる方が多いでしょうが多少違います。
入隊すべき軍隊は、ほぼ南方で全員戦死しています。彼には小説家としての立場が有りまたジョークが有りました、これには腐った卵の読み方が有ります。小説の中で彼の鎮魂が常に有るのです。
完全にお笑い軍団の影響を受けている事は確かです、彼に戦争を抜きで才能を発揮して欲しかったが、時代が彼を求めて居たと感じる。
また彼には異なる面が有った、自分を美化する事だ日本文化を尊重しながらロココ調の家を建てた事に疑問を
感じる。ボデイビルや剣道もコンプレックスの逃避だろうが酷すぎるし美的感覚で不思議に思った。
翌日の新聞で読んだが、切腹の内臓からコンニャクが出た事だ是は何だ!、俺の思いが一瞬で覚めた。
お前の美学とは何かと知りたい、切腹するなら前日から飯ぐらい我慢しろ当然だろう。
最近のネットだが大腸から精液が検出された事を知った、それぞれの性癖だ俺は何とも思わんが森田に介錯を
頼む為だったら悲しく感じる。フェイクネットなら嬉しい。
最近彼の予告で日本人は豚に成るが流行っていて実際にアホが総理に成ったが、50年前我らも戦争に日本車が走りテレビ中継されるとジョークで話したが本当に成ってしまった。
三島由紀夫の言葉で青年は常に馬鹿で良いが有るが、現在今俺に問われたら回答に困る。
彼が自衛隊で叫び皇居に向けて万歳をしたのは、彼なりのジョークだろう。
論文にも有るが天皇を暗殺しなかったのは謎だ。