此のシリーズ多分10迄有るので11?で書きます。
何故か特攻隊シリーズの読者が多い故に不思議に思ったので、続編を書く気に成ったのです。
これは半分小説として読んで下さい。
九州の天草近辺には、明治前後依りからゆき(唐行)さんと呼ばれる人が多かった、意味が理解出来ない若者が多分居るから説明する、国策の為に南方諸国に売られた女郎で国策とは金策です。
その後きたゆき(北行)さんが生まれた、日露戦争の後らしいが大連や元ソ連に売られたらしい。
その数は一万人を超え、課せられた仕事の人数?は多かった。笑話国家の慰安婦の基礎です。
一応密出入国の罪に成るが、あべさま如く国と軍隊官僚の忖度(損得)でした。
特攻隊と女郎の小説に移ります、女郎似ては貧農の女子で女衒に売買されるので、学歴は全く無く高等小学校も卒業して居ない女郎も多かった。
学徒出陣の多い特攻隊員に、憧れを持った女郎も多いと思う。
或る女郎が居た十人並みの女だが、A隊員に恋焦がれたのだ。勿論コンプレックスも有り人間的の差とは言わぬが秘密だった、他の隊員に抱かれるのは仕事だがAに抱かれる時は仕事を離れた恋だった。
しかし出陣の日は必ず訪れる、やがてその日が来た。Aは何も語らなかったが瞬時に女郎は気が付いた
普通行為の際は軍用のゴムを使うが、Aとの時は仕様しなかった。女郎に子育ては無理だが愛の証を求めたのだろう。最期に成る日Aはどの様に抱いたかの想像は非常に難しい。
女郎とでは無く、母に抱かれた気分で赤子に戻り乳房を強く揉みお乳を飲んだかも知れないし、女郎に最期の女を求めかも知れない。しかし明日人間武器として殺されるのは明白だ。
開聞岳を超えれば海だけで(死)しか無い。
別れの時は来る女郎は、襖を開けたAの背中を優しく抱いて囁く(振り向かず行って、明日は用事が有り送れない)悲しき言葉だがAが廊下を曲がり去って行く迄寂しく背中を見送った。
明日の早朝特攻機の爆音が聞こえる、見送りに行きたいが真実だが泣き崩れて立って送る事は出来ないだろう。女郎としては人様に見せられない悲しみだ。もし子宝がと思うだけだ。
未だ話は続くが此処で止める。彼らの(死)の真実とは何だったのだろう、美化された虚実の歴史が残るのは残念です。
真の歴史と女郎の悲しみを知って欲しい。
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