ディーン・R・クーンツ作。
1981年出版。
作中では、中国の武漢にある生物兵器研究所から殺人ウイルスが持ち出されてしまうという設定。
そして、2019年、武漢からコロナウイルスが世界に広まっている。
作中とコロナウイルスの症状は似ており、何度もかかる可能性があるという特徴も一致している。
実はこの本が出版された1981年の段階では、ソ連からアメリカがウイルスを持ち出したという設定だった。
しかし、その後1996年に作者本人が「ソ連」から「中国・武漢」へ変更していた。
1991年にソ連が崩壊したから変更したということであるが、そうであればソ連をロシアに変えればすむ話であり、なぜ中国・武漢という設定をピンポイントで選んだのか謎は残る。