アミ小さな宇宙人その①
アミ小さな宇宙人その②
アミ小さな宇宙人その③
アミ小さな宇宙人その④
アミ小さな宇宙人その⑤
アミ:
「思考、考えることってとても重要視されてるけど、実はね、思考にはそれほど大した力はないんだよ。
思考よりも意識のほうが上。
気づくこと。
気づいて自覚することが大事だよ。
見えるモノ聞こえるモノに意識を向けるんだ。
自覚して呼吸してみること。
嗅ぐこと、味わうこと、触ること。
今に集中してみること。
考えることよりも感じること。
宇宙の基本法は愛そのもののことを言ってるよ。
実はこれ、考えてもよく分からないことなんだ。
むしろ、考えれば考えるほど、分からなくなる。
エゴは、こういうことを理解させまいと働くからね。
エゴの性質としては「所有」があるよ。
このオフィル星では、所有するという概念が存在しないよ。
執着しないし束縛もない。
進歩していくとそうなっていくよ。
進歩するということは愛というものに近づくこと。
愛は与えることだけど、地球人は与える範囲が狭いよね。
家族、友人、自分の国の人たち…
というか愛を与える範囲を設定すること自体がナンセンスだよ。
ここまでが、自分の範囲、そこまでがあの人の範囲、あれ、ちょっと自分の範囲のほうが狭い…
そのとき、君たちは思考をしているよ。
思考を超えて、隣人の概念をどんどん広げていってごらん。
世界が全体になっていくよ。
それが統一国家。
国家とは言ってるけど、君たちのいう国家とは概念が違うよ。
地球という星自体が国になる。
トップはいないから命令されることもなく、ただ愛による繋がりだけで自発的に他人のために生きていく世界だよ。
これって、僕も前世の記憶あるから分かるけど、すごく大変なことだよね。
でも、地球でもそれを実践できていた人たちはいたよ。
古代のすごい遺跡を作った人たちはそんな価値観で生きていた。
なので、あれだけの偉大な遺跡を作り上げることができたんだよ。
彼らもまた別の星へ逃れていったから、遺跡だけが残されて現代人たちが不思議がってるけどね。
そうやって星の文明が成長してくると、かつての自分たちのようなまだまだ未熟な星をサポートしていく役割へと移っていくんだ。
でも、前にも言ったけど、今の地球は逆の方向へ進んでいるよ。
科学のほうに引っ張られている。
かなりヤバいです。
人類滅亡への道。
それは、地球人の行い次第だよ。
でも、愛の度数を高めるために完璧な人間になろうとする必要はないよ。
万民を愛さなければならない、と力む必要はない。
進歩した文明でも相性の合う合わないはあるし。
ただ、進歩するということに意識を向けてけば大丈夫。
何かをなしとげようとすることはないよ。
それは思考だから。
進歩していることに意識を向けるということ。
愛がないと人はエゴをむき出しにして、正当化するために物事を複雑にするけど、愛があるとわかりやすくシンプルになるよ。
おのずと新しい組織づくりが進んで、地球全体が家族のようになってくよ。
今ならまだ間に合うよ。
これからは新しい時代、みずがめ座の時代。
古い時代の価値観のままで政治、教育が今のまま行われれば、人はどんどん傷ついていくよ。
僕たちからのメッセージに気づいて愛のために動き始めている人たちが何千人と増えてきた。
今がチャンスなんだよ。」
宇宙旅行から帰ってきて、ペドロはおばあちゃんに質問した。
ペドロ:
「おばあちゃん、宇宙法って知ってる?」
おばあちゃん:
「もちろん。愛だよ。ペドゥリート。」
完。