ヨセフがエジプトの宰相となり、飢饉で困っている兄弟たちやユダヤ民族をパレスチナからエジプトへ呼び住まわせた。
ユダヤ人は優秀であったので、エジプトでどんどん増えていった。
ヨセフの時代から400年もたつと、よそ者のユダヤ人にとってエジプトは住みづらい場所となっていった。
エジプトのファラオは、増え続けるユダヤ人に不安を覚え、ユダヤ人を殺すことを考える。
「男の子生まれたら殺しといて。」
こんな時代に生まれたのがモーセ。
モーセは、仲間が迫害されたり殺されたりするのを見てキレて、エジプト人を殺す。
「やってもーたぁ、エジプトにいたら殺されるー」
モーセはエジプトを逃げる。
モーセは神様からメッセージを受ける。
「今からエジプトに戻ってユダヤの民を引き連れて、もう一回イスラエルに戻りなさい。」
「いや、無茶ぶりでしょ。
ワシ特に、人殺して逃げてきた者ですけど…」
「いや、お前行け」
「ワシ、口下手ですし…」
「神の力貸したげるから」
モーセはアロンの杖を授かる。
アロンの杖は災害を起こすことができる。
この杖でモーセはファラオを脅迫する。
ファラオは言うことを聞かなかったので、モーセは疫病やナイル川を血に染めるなど10の災いを引き起こした。
神様は、ユダヤの民には災いから逃れられるようにおまじないを伝えた。
家の戸口に子羊の血で赤く塗っておくと災いは通過する、というものだった。
こうして、赤く戸口を塗ったものは災いを逃れることができた。
このことを「過ぎ越し」という。
ユダヤでは、今でも過越は、お祭りとして盛大にお祝いされている。
そして、モーセはイスラエル12士族をはじめとする民を引き連れて、エジプトを脱出し、イスラエルを目指すのであった。
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