18時46分
高濱機長:
「これはダメかもわからんね」
横田基地への着陸を許されなかった123便は、北へと進路を変えた。
123便に残された道は、開けた山の斜面への軟着陸であった。
途中、一面に広がるキャベツ畑を見つけるが、民家や住人たちを巻き込む恐れがある。
追尾していたファントムパイロット:
「目標は、山岳部に入りました。…了解」
ファントムはミサイルを発射、第4エンジンを破壊。
18時56分
123便は、44分に及ぶ奮闘虚しく御巣鷹山尾根に墜落するのであった。
19時05分
ファントム2機がスクランブル発進。
(自衛隊はこれ以前にファントムを発進させていないと公表している)
19時10分
米軍C-130が炎上中の航空機らしきものを発見。
19時15分
横田基地は墜落現場を把握。
米海兵隊が救難準備。
20時30分
墜落現場では、
「お母さ〜ん!」
「よし僕頑張るぞ」
「助けて」など、生存者多数の声があったという。
21時05分
海兵隊も救助を試みていたが 日本側の救難機が来たからという理由で帰還する。
21時21分
米軍C-130も日本の救難機を確認、帰還する。
21時30分
火炎放射器を装備した自衛官たちが到着。
証拠隠滅作業にあたる。
後部圧力隔壁は、5つに引き裂かれた。
機体に絡みついていた標的機も処分した。
乗客の体は火炎放射器によって芯まで炭化した。
あたりには、火炎放射器のゲル状燃料、ガソリンとタールが混ざった匂いで包まれた。
生き残ったのは、沢のほうに滑落した4人だけであった。
部下:
「まだ生き残っているものもいるようですがどうしましょうか」
上官:
「下の方にいた人たちは、隠蔽作業をしている我々のことを認知できてないはずじゃん?ほっとけば?
それより、この第4エンジン…
ここまで木っ端みじんだと違和感ありありじゃん?
ミサイルで撃ち落としたことバレバレじゃん?
隠しようがなくなくない?
まぁ、燃えづらいジェット燃料でここまで死体が炭化するわけないから、火炎放射器で燃やしたのもバレバレなんだけどね、エヘッ(^o^;)
後部圧力隔壁が原因ってのもムリがあるんじゃない?
隔壁が損傷したら酸素マスクするっしょ?
マスクしてた形跡が全然ないしね。
通信中もマスクしてなかったって言うじゃん。
そもそも圧力隔壁が損傷したら機体は空中で散壊するんじゃないの?
で…作業終わった?
終わったんならこの場所そろそろオープンにするけど。」
8月13日5時33分
墜落現場を御巣鷹の尾根付近と発表。
救助活動開始。
警察機動隊を案内していた猟友会の人たちが下山してきた上官たちと出会ってしまう。
上官:
「お疲れちゃん、救助活動頑張ってね(^o^)」
警察機動隊は険しい山道を登ってきてヘトヘトのどろまみれ。
対して、汚れていないきれいな制服を着た高官たちは涼しい顔。
この人たち何しに来てたん?と猟友会の人たちは訝しく思うのであった…
その後、ようやく10時45分に上野村消防団によって生存者4名が発見された。
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