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タッカーカールソンによるプーチン大統領のインタビュー。
タッカーカールソンは、昨年四月まではフォックスニュースの大人気キャスターでしたが、急遽、首になりました。
出勤したら「あんた首ね」と突然言われタッカー本人もびっくり。
なんで首になったのかは未だに公式発表はありません。
本人も「わからない」と言っています。
ただ、憶測はとびかっていて、FOXニュースの代表がグローバリストなのに、タッカーはグローバリズムを批判する報道をよくしていたからだとも言われています。
また、解雇される前の週に、ヘリテージ財団の講演会に呼ばれて講演をしていましたが、そこでタッカーはLGBTQやグローバリズムの問題について語りました。
「これまでは、リベラルと保守という政治の議論がすることができた。
議論をして方針を決めることができた。
これからは違う。
グローバリズムは悪魔(evil)である。
悪魔は議論ができない。
悪魔と戦う以上、私たちに必要なのは祈りです」
この講演の内容が首の原因とも言われています。
そんなタッカーですが、タッカーはいろんな人にインタビューをしてきました。
プーチン本人にもインタビューの申し込みをしていました。
バイデン政権は、そのやりとりを監視し、ニューヨークタイムズにリークし、一旦インタビューは断られましたが、タッカーはめげずに交渉し、今回のインタビューにこぎつけました。
このインタビューで特徴的な質問の一つ、キリスト教信仰について。
国家元首へのインタビューでキリスト教の教義について質問するのは異例です。
タッカーの質問。
「宗教の違いとして、キリスト教は特に非暴力の宗教です。
イエスは、もう一方の頬を向けよと言いましたが、人を殺さなければならない立場にある指導者がどうしてキリスト教を信仰できるのでしょうか?」
プーチンの答え。
「それはとても簡単なことです。
自分自身と自分の家族、祖国を守るためです。
私たちは誰も攻撃しません。
守るためだったら防御します。
ウクライナでは我が同胞がジェノサイドされています。
私たちは我が同胞を助けにいっています。
これはイエスの教えに矛盾するものではありません。
ウクライナの情勢はいつから始まったのですか。
2014年のクーデターとドンバス戦争での敵対行動が始まってからです。
わたしたちは、戦争を始めたわけではなく、終わらせようとしています。
宗教は心の中にあるものです。
宗教は単なる教義、作法といったものではありません。
心の中で自分がどう考え神とつながり神の教えを体現するのか、が問われているのです。
ロシアの天才ドストエフスキーの作品は全て宗教に関わるものですが、すがた形を表すことのできない神について、小説を通してよく表現されています。
教義一辺倒に信仰していても神は見えませんよ。
心で感じる存在なんです」
私たちの文化は人間中心ですからね。」
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