昼ご飯、どこのレストランにしようか。特にガイドブックを見るでもなく、行き当たりばったり。歩き疲れたあたりで、その場にあったレストランのテラス席に座る。
メニューが読めず、写真とともに書いてあるドイツ語を指して
「これがこの写真の物か?」
「違う」
えー?じゃあ、この写真のメニューはどれよ??説明されるが、よく分からない。私の理解が違っていたかと、別のウェイターさんにまた尋ねる。やはり違うらしい。ややこしい。
「じゃあ、この写真のを頂戴」
値段もわからず注文する。
ウィーンの名物料理と言えば、ウィンナーシュニッツェル。ウィンナーシュニッツェルとは、ウィーン風ビフカツもしくはトンカツのこと。皿からはみ出るほど大きい、というか平たく伸ばして大きくしたカツのこと。今までなんとなく食べ損ねていたが、最終日にしてようやくありつく。
それにしてもデカい(カツ)。
足もしんどかったので、休めるつもりでゆっくり食べるが食べきれない。包んでもらい、持ち帰る(明朝の朝ごはん…朝からカツか…)ことにする。ホイルに包んでくれる。持参したエコバッグに入れるが、ほのかに肉の匂いが昇ってくる。
コンサートまであと2~3時間ある。ベーゼンドルファーのサロンを外からのぞいたり(入る勇気はなかった)、メルセデスベンツ社のタンクローリーにびっくりしたり。工事現場に紅白の派手なタンクローリーがあったので、よくよく見ると、正面にベンツのマーク。乗用車以外にもイロイロ作っているのね。コンサート会場の楽友会館へ向かいつつ、街をほっつき歩く。
ユーロがあと少し残っていた。明日のエアポートバスの代金を取りおいて、残りはぱあっと(ぱあっというほどない)使ってしまうつもりで、カフェに入る。コンサート入場まであと30分ほど。懐具合を計算しつつ、コーヒーを注文する。使いづらい小銭、いっぱい余っちゃったな。
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