たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

50代専業主婦 離婚した! 6家庭裁判所へ①

2023年02月22日 | 離婚

年金の項でも書いたが、年金分割の割合を家裁で決めようとしたら、『年金分割のための情報通知書』が必要になる。また、婚姻期間の分かる戸籍も必要。離婚を決心してから、これらをそろえるのに、3カ月ちょっとかかった。

 

これでようやく家庭裁判所に、離婚の申し立てができる。私は事前に書類一式をもらいに行っていた。じっくり考えながら書きたかったので…。受付で必要書類を受け取り、申し立てに必要な書類、お金と切手についても教えてもらった。書類をざっと見て、分からないことも聞いておく。でも書類を書いているうちに、どう書けばいいのか迷う点はどうしても出てくる。そこは、自治体の無料法律相談や、家裁の窓口で教えてもらいながら埋めていく。と言っても結局は調停員の人に状況を話すので、迷ったら迷ったまま、分かる範囲内で書けばよいと、提出後に言われた。

提出書類は、念のためすべてコピーしておく。

親権、年金分割、財産分与、養育費の4点(後に婚姻費用も加えて5点)で話し合いを持った。まあ、直接つれあいと顔を合わせずに話が進むので、まどろっこしいけれど気持ちは楽である。私の要求はごく一般的(だと思う)で、欲張ったり、常識外のことはしなかったつもり。なのですぐに終わると思っていた。

相手が貯金を隠し始めたのは知っていたけれど、そのことについて問わなかった…というか、そもそも、相手の貯金額自体を問わなかった(知らなかった)。養育費も算定表の下限あたりの金額。親権はこちら。年金は折半。でもつれあいは納得しなかったらしい。子供の学費だけは無条件で満額確保した。

つれあいの要求が常識の範囲内ではなかったようで、調停員さん達が頑張って説得してくれた様子が端々に伝わってくる。養育費・婚姻費用は少し減額されたものの、ほぼ私の条件通りに、話が進んだ。

結局調停は、3回に及んだ。調停さん曰く「これでも短いほうだ」と。

 

調停の最中に、子どもを連れて引っ越した。家裁申し立ての内容に婚姻費用を加えたのは、そのためだ。婚姻費用も随分値切られた。その上、財産分与・婚姻費用の支払い期限が、早めにお願いしていたにもかかわらず、引っ越しの半年後にまで先延ばしされた。引っ越しにもお金がかかっているのに、それまでの間どう生活していくんじゃい!

そして予想通り、期限の最終日に支払われた。

【教訓】

離婚するほどに壊れてしまった間柄では、相手の配慮を求めることはできない(当然か)。

お金に関してあれこれ計算しても、ほぼ確実に捕らぬ狸の皮算用となる。



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