夏に旬を迎えるトロピカルフルーツ、“パッションフルーツ”。
トケイソウのうち、食用となる実を結ぶものを、クダモノトケイソウといい、
パッションフルーツは、そのクダモノトケイソウの果実。
アボカドより、ひと回り ふた回りほど小さく、あずき色した果実。
黄色のものもあるらしいのだが、自分はあずき色のしか見たことがない。
マンゴー同様、果実が熟して自然落下してから収穫するらしい。
初夏に園芸店に苗が出回るが、最近は果実の収穫が主目的でなく、
ゴーヤやアサガオ、フウセンカズラなどとともに、グリーンカーテンとして人気がある。
鹿児島産。
トケイソウは独特な形状の花をしており、
名前の由来は、その見た目が時計に見えることから。
英名のパッションフラワーは、“情熱(Passion)”から来ていると思っていたが、
“キリストの受難”という意味らしい。
その花の形状を、十字架や釘,いばらの冠などに見立てている。
そんなパッションフルーツ、
濃厚なトロピカルフルーツの味と香り、ほどよく酸味の効いた味、
お菓子やカクテルの風味付けとして重宝されているが、
フルーツとして果実をそのまま食べることもでき、
ここ最近、人気が出てきて、スーパーなどでも普通に売られている。
黄色のソース(果汁)が濃厚で甘酸っぱい。
トロピカルな香りもたまらない。
数年前に初めて食べたとき、
果実を切り開くと種だらけで、フォークで必死に種を抜き取り、
わずかに残った果汁と、内皮に絡む繊維を食べた。
「何コレ?アケビより食べるとこねえじゃん!」と思った。
で、つい最近、ネットで調べてみて、
パッションフルーツは種を取り除いたりせず、種ごと食べるものだと知った。
「そうだったのか!」と、この夏、パッションフルーツにリベンジしてみた。
が、実際種はスイカの種の半分くらいの大きさで、
食感も、まんまスイカの種のよう。
キウイフルーツの種のように、プチプチした食感を楽しむことなんてできず、
せめてキイチゴくらいの種ならば、気にせずに食べることができるのだが、
さすがにこの大きさと歯ごたえは、やっぱり気になってしまう。
さらにネットで調べてみると、
「種は噛まずに飲み込み、その のどごしを楽しむ」と書かれていた。
そうだったのか!
熊本産。
皮の表面にしわが寄ってきたら食べ頃。
で再度リベンジ。
今度はスプーンですくって、そのまま口に含み、
しばらく風味を楽しんだあと、噛まずに飲み込んだ。
種はパパイヤやアケビの種みたく、うっすうらとゼラチン質の果肉で覆われているため、
つるんとなめらかに飲み込むことができる。
だが、なんだろう・・・種を噛んだときのザラザラジャリジャリした不快感はないが、
どうも種を飲み込むという行為に抵抗がある。
幼い頃から、「種を飲み込むと盲腸(虫垂炎)になる!」と言い聞かされていて、
うっかりスイカの種を飲み込んだりした日にゃ、
「盲腸になったらどうしよう・・・」と、不安に駆られたものである。
これが迷信だったと知ったのは、つい最近のことだった。
種ごと飲み込む・・・。
話をパッションフルーツに戻して・・・。
甘酸っぱくて、おいしい。
果皮にしわが出るくらいまで置いておくと、追熟されて甘みが増すらしい。
ふたつに切って、スプーンですくって食べるのがスタンダードだが、
以前、ブログで知り合った、奄美大島出身のあまみんさんに、
奄美での食べ方を教えてもらっていたので、そのマネをしてみた。
あまみんさん、元気かな?
奄美大島は国内におけるパッションフルーツの主要産地でもある。
あまみんさんが幼い頃から、パッションフルーツは馴染みだったらしく、
ふたつに切って、なかに焼酎を注ぎ入れ、そのままグビッとやるのが格別だとか。
確かにカクテルの風味材料として使われているし、これは美味いやも。
と、さっそく試してみた。
なにげに焼酎デビュー。
よく解らないので、せっかくだから奄美の焼酎でやってみた。
奄美大島の焼酎、“れんと”。
黒糖使用で、何でもクラシック音楽?を聴かせて熟成しているらしい。
焼酎を注いで飲む!
フルーティーで美味い!
これは美味しい!
ロックとソーダ割で焼酎のみを飲んでみたが、自分にはキツかった・・・。
だが、パッションフルーツに注いだものは、フルーティーになって美味しく、
また、おちょこ量なので、これくらいがちょうどいい。
こんなキツイものを毎日 浴びるように飲んでいるうちの親父って・・・。
そらアル中になるわ。
パッションフルーツ味の商品もいろいろある。
数年前には確かハイチュウがあったし、
ブルボンだったか、たらみだったか、
パッションフルーツのソース入りのゼリーがあったが、あれは格別だった。
昨年売られていたけれど、もう製造されていないのか見つけることができなかった。
パッションフルーツの味は判らなかった・・・。
最近では、カゴメの野菜生活に、北海道ハスカップ味と共に発売された、
沖縄シークワーサー味(ちいさい“ワ”が打てない)に、
パッションフルーツもブレンドされているらしいが、
あまりにも数多くの野菜と果物が混ざり過ぎて、パッションフルーツの味が判らない。
とりあえずメインのシークワーサーと、なぜかニンジンだけは はっきりと判った。
あとは屋久島産のパッションフルーツ果汁を使用したワイン。
鹿児島市の酒造メーカーが販売しているものを見つけたので買って飲んでみた。
白ワインにパッションフルーツの果汁をブレンドしただけのものだが、フルーティーで美味しい。
ソーダ水と割ってスパークリングにすると、いっそう美味しい。
赤ワインバージョンもあるらしいのだが、残念ながら売り切れだった。
パッションフルーツ果汁入りの白ワイン。
売上金の一部が屋久島の保全活動の基金になるとか。
これまたフルーティーで美味しい。
よく冷やして炭酸水と割ってスパークリングにして飲みたい。
ブルボンから発売されていた、ショコラジュレ“濃厚パッションフルーツ”。
やわらかいホワイトチョコに、グミ食感のパッションフルーツのゼリー?入り。
これはこれで美味しかったが、いかんせん甘過ぎた。
ホワイトチョコでなく、ふつうのミルクチョコで味わってみたい。
パッションフルーツ、なんとなくクセになってしまう味。
食べたことのない方は、一度おためしあれ。
種は抜き取らず、それごと食べるのだぞ。
それでも価格の割に可食部は少ないけれど・・・。
焼酎注いで食べるのもオススメだ。
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YouTube: フジファブリック - パッション・フルーツ
パッション・フルーツ/フジファブリック
ロックバンドグループ、フジファブリックの9th.シングル曲。
曲調は単調だが、テクノのようなキーボードのサウンドが耳から離れなくなる一曲。
骨太ロックなボーカルとミックスされて、妙にハマってしまう曲。
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YouTube: パッション屋良 お笑いホープ大賞2005決勝戦のネタ
一時期見かけてたけれど、ブレイクすることなく消えたね・・・この人。
まあ、何が面白いのかイマイチ解らなかったが・・・。
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