先日、仕事帰りに立ち寄ったスーパーの果物売り場で、
見たこともない果実に出会った。
透明のパックに入っていたその果実は、丸みを帯びて尖っていて、
褐色で、表面はツヤがあるようで、ザラザラしているようで、
なんだか爬虫類のウロコのようなヒダがあり、
パッと見、なにか大きな昆虫のサナギのようで非常にグロテスク。
とても果実には見えない。
【スマリー種】と書かれても・・・。
いろんな種があるのかな?
パックの表面に、タイ産“サラ”と書かれていた。
サラ・・・。
サラ・コナーでもサラ・ブライトマンンでもサラ・ザビアロフでもない。
そして認知度が低いことを察してか、
その下に、「甘酸っぱい食味が特徴のビワに似た果肉の果実です。」と書かれていた。
こ・これは・・・食べてみらねば!
398円と値段もそんな高くなく、迷わずカゴに入れた。
冷蔵庫で冷やしておき、数日後それを食べてみた。
こんがり焼いた鶏皮に見えなくもない。
色なんか北京ダック。
さしずめ、鶏皮ギョーザといったところか。
果実に触れると、表面はザラザラしており、非常に固く乾燥している。
見た目のみならず、その触感も、とても果実とは思えない。
固めの皮を剥いてみる。
乾燥した皮は、固いがパリパリと指で簡単に剥くことができた。
皮を剥いたところ。
中の果肉もあまり水気が感じられない。
皮を剥くと、ベージュ色のニンニクのような果肉があらわれる。
外皮も乾燥していたが、中の果肉もまったく水気が感じられない。
おそるおそる、口に含んで噛んでみる。
果肉を覆っている内皮が破れ、じわっと果汁が出る。
甘酸っぱい、南国果実特有の風味が口に広がる。
なんだろう、ライチほど芳醇な香りもなく、ランブータンほど爽やかでもない。
その両方に似るも、なにかが足りないような味。
パッケージにはああ書かれていたが、ビワには似ても似つかない。
そしてやはり果汁は少なく、果肉も弾力があってやや固めで、
噛んでいて少しゴワゴワする。
果肉はこんな感じ。
弾力があって、けっこう固い。
なんだろう・・・。
特別美味しいわけでもないが、まずいわけでもない。
まあこの値段ならば、また見つけたら買ってもいいかな・・・て感じ。
話の種には迷わず買いだな。
サラの種。
ライチの種によく似ている。
植えたら発芽するかしら?
最近は途上国においても輸送技術が発達してきて、
見知らぬ果物や野菜をふつうのスーパーでも見られるようになった。
子どもの頃にゃ、マンゴーやパパイヤ,ライチが珍しく、
十数年前までは、マンゴスチン,ドリアン,パッションフルーツすら珍しかったのに、
今はドラゴンフルーツや、スターフルーツ,ランブータンなど、
ふつうのスーパーでふつうに売られている。
世界にゃ、まだまだ食べたことのない果物がたくさんあるはず。
色々食べてみたい。
とりあえず・・・タマリンドやカムカム,フェイジョアを食べてみたいぞ。
売っているの未だに見たことないけれど。
それにしても、サラ・・・。
ガノタなら、これに反応しなくてはいけない。
機動戦士Zガンダムに登場した、ティターンズのニュータイプ・パイロット、
サラ・ザビアロフ。
この記事のためにわざわざヤフオクで購入したトレカ。
地球連邦軍の木星帰りの天才ニュータイプ、パプティマス・シロッコと共に、唐突に現れたかと思えば、
シロッコの命令で、スパイとして反地球連邦組織・エゥーゴの旗艦、アーガマに潜入。
あえなく捕まって拘束されるも、エゥーゴのパイロット、カツ・コバヤシが、
自分に好意を抱いていることを察し、戦闘の混乱に乗じてカツを巧くそそのかし、
まんまとアーガマから脱出。
サラだけでこんなにも・・・。
本格的にコレクションしようと思ったら、すごいことになるな・・・。
今度はまたシロッコの命令で月面都市、フォン・ブラウンで爆弾テロを起こす。
最期は愛するシロッコのジ・Oを、敵の攻撃からかばい非業の死を遂げる。
シロッコを狙撃したのはカツであり、彼女は自分に好意を抱いていたが、
軽くあしらっていた少年から過って殺されてしまうという、なんとも因果な最後を遂げる。
だが死んだ直後に、激高したシロッコの攻撃からカツを守るなど、彼女の心理変化はよく解らない。
死の直後、真に守るべきものを悟ったということだろうか?
ついでにパプティマス・シロッコも。
高校の地理の授業のとき、気象現象で“シロッコ”というのが出て、
席が離れているにも関わらず、ガノタのクラスメートと目を合わせてニヤついたのを思い出した。
オマケにカツ・コバヤシも。
彼だけカードが一枚しかなく、小物がなくて寂しいのは気のせい。
Gディフェンサーのフィギュアも持ってたはずなんだけど、見つけきれなかった・・・。
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YouTube: SARAH BRIGHTMAN SYMPHONY
SYMPHONY/Sarah Brightman
イギリスのソプラノ歌手、サラ・ブライトマン。
ソプラノ歌手といっても、クラシックの型にとらわれず、
ポップスやダンスミュージックと融合させた独自の歌唱スタイルで、
欧米で不動の人気を誇る歌手。
この曲は同タイトルのアルバムに収録されていたリード曲で日本でもヒットした。
今年、5年ぶりにオリジナルアルバムが発売された。
個人的にファンタジーなシチュエーションで歌わせたら、彼女の右に出る者は居ないと思う。
この映像時、彼女は48歳!
アルバムのジャケットやブックレットの写真は修正入っているから、もっと若く見える。
サラ・・。
サラ・・・。
・・・・・。
皿。
――つづく――
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