よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

わすれな草

2012-04-03 00:02:38 | フラワー・園芸

この時期、花壇を色とりどりの花が飾る。

その名脇役となる草花がある。

わすれな草(Myosotis alpestris) だ。

 

01

淡いブルーが一般的。

 

名前は聞いたことがあっても、実際にはどんな花なのか知らない人が多いと思う。

春にブルーの小花をたくさん付ける草花。

白や淡いピンク色のものもあるが、ブルーが一般的。

この時期、園芸店で苗が販売されているものの、

日本各地で野生化して普通に自生している雑草でもある。

 

草丈は全体的に低めのものが多いが、

徒長したものや生育旺盛のものは、50cm近くまで成長することもある。

最近は園芸用に品種改良され、10cm程度にしか伸びない矮化品種もある。

秋まき春咲きのワイルドフラワーのミックスの種のなかにも、

リナリアやポピーらと並び、このわすれな草も含まれていることが多い。

 

02

 

 

雑草といえど、花を多く咲かせるにはコツが要り、

バランス良く肥料を与えなければいけない。

肥料が良すぎたり、チッ素過多に偏ったりすると、

葉ばかりが生い茂り、花芽が少なくなってしまう。

 

Photo_2

わすれな草(白色)

 

わすれな草の名前の由来は、中世ドイツの悲恋話に由来する。

ある騎士が、恋人のために川岸に咲いていた この花を摘もうとする。

ところが足を滑らせて、川に転落し、そのまま流されてしまう。

摘んだこの花を川岸の恋人に投げながら、

「僕のことを忘れないで!」と叫びながら、彼は激流に飲まれ死んでしまう。

 

残された恋人は、彼が命と引き換えに摘んでくれたこの花を、

彼の墓前に供え、この名もない小さな花に、

彼が最後に放った、「僕のことを忘れないで」という言葉、そのままの名前を付けた。

これが英名でも、“Forget me not”とそのまま訳され、

和名でも、明治時代に“忘れな草”と訳された。

花言葉、“私を忘れないでください”も、この悲恋物語に由来する。

 

しかし・・・悲しくも美しい物語なんだろうが・・・

騎士が花摘みの最中に溺死って、ちょっと情けなくないかい?

いや・・・鎧のせいだ。

きっと立派な甲冑を身につけていたのだ!

古橋廣之進も鈴木大地も北島康介も、中世の鎧付けてちゃ溺れるハズ・・・。

 

 

</object>
YouTube: Bonnie Pink Forget me not

Forget me not /BONNIE PINK

全英語歌詞のこの曲で、ボニピンとスウェディッシュポップというジャンルを知る。

そして瞬く間にボニピンのファンになり、ライブにも足を運ぶようになる。

赤髪でボーイッシュな雰囲気だったこの頃のボニー姉さん、若いなあ・・・。 

 

 



コメントを投稿