この時期、花壇を色とりどりの花が飾る。
その名脇役となる草花がある。
わすれな草(Myosotis alpestris) だ。
淡いブルーが一般的。
名前は聞いたことがあっても、実際にはどんな花なのか知らない人が多いと思う。
春にブルーの小花をたくさん付ける草花。
白や淡いピンク色のものもあるが、ブルーが一般的。
この時期、園芸店で苗が販売されているものの、
日本各地で野生化して普通に自生している雑草でもある。
草丈は全体的に低めのものが多いが、
徒長したものや生育旺盛のものは、50cm近くまで成長することもある。
最近は園芸用に品種改良され、10cm程度にしか伸びない矮化品種もある。
秋まき春咲きのワイルドフラワーのミックスの種のなかにも、
リナリアやポピーらと並び、このわすれな草も含まれていることが多い。
雑草といえど、花を多く咲かせるにはコツが要り、
バランス良く肥料を与えなければいけない。
肥料が良すぎたり、チッ素過多に偏ったりすると、
葉ばかりが生い茂り、花芽が少なくなってしまう。
わすれな草(白色)
わすれな草の名前の由来は、中世ドイツの悲恋話に由来する。
ある騎士が、恋人のために川岸に咲いていた この花を摘もうとする。
ところが足を滑らせて、川に転落し、そのまま流されてしまう。
摘んだこの花を川岸の恋人に投げながら、
「僕のことを忘れないで!」と叫びながら、彼は激流に飲まれ死んでしまう。
残された恋人は、彼が命と引き換えに摘んでくれたこの花を、
彼の墓前に供え、この名もない小さな花に、
彼が最後に放った、「僕のことを忘れないで」という言葉、そのままの名前を付けた。
これが英名でも、“Forget me not”とそのまま訳され、
和名でも、明治時代に“忘れな草”と訳された。
花言葉、“私を忘れないでください”も、この悲恋物語に由来する。
しかし・・・悲しくも美しい物語なんだろうが・・・
騎士が花摘みの最中に溺死って、ちょっと情けなくないかい?
いや・・・鎧のせいだ。
きっと立派な甲冑を身につけていたのだ!
古橋廣之進も鈴木大地も北島康介も、中世の鎧付けてちゃ溺れるハズ・・・。
</object>
YouTube: Bonnie Pink Forget me not
Forget me not /BONNIE PINK
全英語歌詞のこの曲で、ボニピンとスウェディッシュポップというジャンルを知る。
そして瞬く間にボニピンのファンになり、ライブにも足を運ぶようになる。
赤髪でボーイッシュな雰囲気だったこの頃のボニー姉さん、若いなあ・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます