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マルちゃん 四季物語 2017春

2017-05-14 00:09:27 | グルメ

マルちゃん”ブランドの東洋水産から販売されているカップ麺、“四季物語”。

5・6年くらい前からスタートした、その名のとおり季節限定の商品。

当初は春夏秋冬、旬の具材を使用した豪華なカップ麺がウリだった。

同じテーマの食材で、ラーメン,うどん,焼きそば、

毎季節ごと、この三種をラインナップしていて、それはそれは美味しかった。

パッケージも季節を感じられるカラーの風呂敷包みを模したもので、

その包みを解いたような、東洋水産から消費者へのギフトのような感覚。

風呂敷パッケージが終わった後は、季節を彩る草花などのイラストがあしらわれて華やかで、

次はいったい何を出してくるのか?

毎回楽しみにしていた。

 

だが、少し前からそれが変化。

人気に陰りが出てきたのか?

シリーズの企画自体を縮小したのか?

明らかに商品力が低下してラインナップも減少していく。

ラーメンと焼きそばだけになったり、ラーメンとうどんだけになったり。

また食材やテーマに統一性もなくなり、豪華さも消えて商品も小型低価格化。

昨年あたりから二種のみの販売になってしまった。

 

昨年冬の四季物語。

しょうが味玉子とじうどん&鴨だし醤油らーめん。

 

昨年の夏は、青唐辛子ちゃんぽん&はもだし塩らーめん梅風味。

昨年の秋は、さば節中華そば&さけ節味噌らーめん。

昨年の冬は、しょうが味玉子とじうどん&鴨だし醤油らーめん。

不味くはないんだけど、以前に比べると、ずっと地味になってしまった。

以前の大きなカップが懐かしい。

タケノコだ鱈だ舞茸だアスパラガスだ~具だくさんだった頃が懐かしい。

もうこのシリーズもそろそろ終焉?

日清の具多を彷彿とさせる衰退具合に、そんな心配がよぎる。

 

そうして迎えた2017年 春。

2月末に販売された、四季物語の最新作。

これまでイラストだったパッケージが一転、写真になってしまった。

それはそれは華やかな桜の写真が載った春らしいパッケージ。

喜多方系醤油らーめん&博多系豚骨らーめん。

旬の具材はえ?

これまで質素になりつつも、ちゃんと季節の具材を使用したり、

季節感のあるダシ風味とか出してきただろ?

喜多方ラーメンと博多とんこつラーメンて、春関係なくないかい?

 

 

四季物語 喜多方系醤油らーめん。

魚介のだしが効いた旨い醤油スープに太麺が合う。

具には、なるとと豚肉片がたっぷり。

 

関係なかった・・・。

パッケージに掲載されていた桜は、それぞれ福島県と福岡県の名所の桜。

単に喜多方ラーメンと博多ラーメン出して、そこの桜をパッケージに載っけましたみたいな・・・。

いちおうカップの反対側には、掲載されている名所の解説などが記載されてはいたが、

とうとう、こういう方向に持ってきちゃったか・・・。

ネタが尽きちゃったのか、開発する余力がなくなったのか・・・。

本当にシリーズの終わりが近いんじゃなかろうかと心配しつつ、

今季も逃さずゲットして両方とも食べた。

 

 

四季物語 博多系豚骨らーめん。

熱湯1分で博多豚骨特有の堅細麺を再現。

オーソドックスな王道とんこつスープに白ゴマもたっぷり。

具は鶏ミンチと紅生姜。

 

悲しいかな。

季節感は感じらないけれど、両方とも意外と美味しい。

とくに喜多方系の方、しっかりと喜多方ラーメンしている。

廉売されていたので、不本意ながらリピートしてしまった。

これが桜のパッケージだったため、早々に売り場から消えた。

いつもなら来季の商品が並ぶ頃まで残っていて、最後にゃ値引きされて、

ワゴンで処分販売されたりすることもあるのだけど、

今回は桜の時期が終わると同時に、早々にそれがなされてしまった。

というわけで自分の近所では、もう販売している店を見なくなった。

昨年冬の、しょうが味とき玉子うどんと、鴨だし醤油らーめんはまだ見かけるのにだ。

 

 

カップの反対側には桜の名所の解説が記載されていた。

 

全国探せば、まだ売っているところはあるかもしれない。

いかんせんチープになってしまい、味には季節感もないけれど、

それぞれ無難に美味しかったので、安売りされているならば買って損はない。

ただ、さすがにこのパッケージだと小売側もさっさと片付けたくなるよなあ。

もう北海道でも桜は終わっちゃってるよね?

八重桜ならまだセーフかな?

さて夏はどんなの出してくれるだろうか。

美しい海の写真が載ったパッケージで、沖縄そば&和歌山らーめんとかだったり。

 



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