よろず戯言

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白桃の冷製パスタ

2015-10-22 23:01:29 | グルメ

無印良品によく寄る。

衣類や文房具、雑貨を買うこともあるが、食料品を買うことが多い。

どういうマーケティングや商品開発をしているのか判らないが、

聞き慣れない東南アジアの料理や、マイナーな郷土料理が商品化され、

ここで初めて目にする食べ物が多々あって楽しい。

変わった新商品出てるかな?

そう思いながらマメに通うのだ。

 

で、今年の夏に発見したのが、この記事タイトルのとおり。

パスタのレトルトソース、"白桃の冷製ソース"。

冷製パスタの存在は知っていた。

暑い夏場に冷やしざるうどんや、冷やし中華よろしく、冷たく調理されたパスタ。

大抵、トマトが主流で、たまにツナだのアンチョビだの見かける。

だが、無印で見つけたそれは、白桃。

つまり甘い桃の果実がトッピングされているのだ!

 

パッケージをよくよく確認する。

どうやら、シロップ煮の白桃が使用されていて、

トッピングのみならず、ソースもそれで仕立てられ、

桃の香り豊かな甘く冷たいパスタだということ・・・。

これは・・・マズそうだ!!

 

だが、食べてみたい衝動に駆られ、迷わずそれをカゴに入れた。

さすがに真夏の間に、これを食べる気がしなくって、

秋も深まった今になって、存在を思い出して食べてみた。

アルミパックの調理済みのレトルトソースなのだが、

冷製なので、湯煎する必要がなく、冷蔵庫で冷やしておき、

茹でて冷水で冷ましたパスタ麺にぶっかけるだけ。

 

冷やすとアルデンテだと堅く感じたので、柔らかめに茹でるべきだった。

 

おそるおそるアルミパックを開封。

桃のコンポートのフルーティーで甘ったるい香りと、

オリーブオイルの香りがブレンドされた微妙な香りが漂ってくる・・・。

オイルとブラックペッパーにまみれた桃の果肉もでろんと登場する。

こ・・・これは、おいしいわけがない!

 

想像どおりの味だった。

食べ残すほど不味いというわけでもない。

でも、とても美味しいとは思えない。

いや、巷ではにわかにこういうのが流行っているというのは知っている。

こないだもテレビで東京のしゃれた店で、

イタリア風かき氷とか言って、シロップ漬けのイチゴの入ったかき氷に、

オリーブオイルとカルボナーラソースをたっぷり含ませ、

さらにブラックペッパーぶっかけていたのを見た。

・・・いや、ないわ。

 

白桃のシロップ漬けもたっぷり!

 

ハンバーグの上にパイナップルが乗ってるのは許せる。

むしろ嬉しい。

酢豚にパイナップルが入ってるのも許せる。

むしろ入ってないと嫌だ。

ポテトサラダにリンゴやレーズンが入ってるも許せる。

柿の天ぷらも美味しい。

でも、このパスタに白桃はいただけなかった。

完全にネタ料理。

 

さすがに不味いであろうことを想定し、

余分にパスタを茹でていて、それはボロネーゼで美味しくいただいた。

ああ、うめえ・・・。

安心して麺がすすれた。

 

白桃のソースとオリーブオイル、ガーリック、ブラックペッパーが混ざる。

皿に余ったソースをすする勇気はなかった。

 



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