ポテトチップス ごほうびチ～ズ味

　

スーパーで見つけた数量限定販売のポテトチップス。

最近は湖池屋と競うかのように、カルビーも色んな商品を投入してくる。

なになに、ごぼうチーズ味とな？

想像のつかないフレーバー、思わず手に取って見る。

　

･･･。

なんだ、チーズ味か。

“ごほうびチーズ味”を、“ごぼうチーズ味”と見間違えていた。

いや、典型的なアナグラム読み間違い。

というか、“ごほうびチーズ”なんてワード見たことがないだろう？

“ごぼうチーズ”の方がしっくりくるだろう？

そんなことないか。

　

“ごぼうチーズ味”と見間違える。

　

そんなことはさておき、チーズ好きな自分。

ご褒美なチーズに惹かれないわけがない。

ご褒美ってくらいだから、さぞ濃厚で芳醇で、チーズチーズしているのだろう。

パッケージを見ると、5種のチーズを贅沢に使用したフレーバーらしい。

ごぼうチーズ味じゃなかったが、そのままカゴに入れた。

　

　

5種のチーズを使用。

こういうのって、食べていて、それぞれの風味をはっきりと確認できないよね。

　

食べる。

開封すると、まあチーズの香り。

芳醇でうっとりするくらいのチーズ臭。

クンカクンカといつまででも嗅いでいたい香り。

　

口に入れると、いっぱいに広がる濃厚なチーズの風味。

塩気はうすしお味並だが、濃厚なチーズの風味によって、濃い味になっている。

パッケージにもあるとおり、ほのかな甘さも感じられる。

チーズパウダーが使用されているようだが、

最近のポテトチップスは視覚でも舌触りでも、

それを感じさせないくらいにパウダーが微細。

　

　

濃厚なチーズ味だけど、けっしてくどくない。

パリパリと食べ進められ、あっという間になくなってしまう。

･･･正直 物足りないくらい。

が、物足りないくらいの量で抑えておく方がいいのだろう。

美味しいポテトチップスであったが、これっきりで出会えない。

数量限定だったので、もう既に店頭から なくなってしまったか。

　

　

“ごぼうチーズ”。

当初、そう見間違えた。

せっかくなんで、ごぼうチーズを作ってみようか。

いや、ごぼうチーズなんてメニューがあるのかどうか判らないが、

ゴボウとチーズで何かを作ることにする。

　

用意したのは、鹿児島県産の新ゴボウ。

調理が楽な、ささがきごぼうや、カットゴボウを買っても良かったけれど、

ああいうのって、手間が省けるけれど、

ゴボウの最大の旨みである、ワイルドな泥臭さが消えてしまっていて、味気ないのよね。

　

そしてチーズ。

調理用のとろけるチーズを用意。

ピザやグラタンに使用する、モッツアレラチーズをチョイス。

これをふんだんに使用する。

ゴボウとチーズだけじゃなんなので、挽肉も用意。

牛と豚の合挽ミンチだ。

　

ゴボウとチーズ、そして挽肉を用意。

　

材料がそろったところで調理開始。

ゴボウは表面の細かい根っこや、目立った泥の塊を削ぎ落し、

適当な大きさに斜め輪切り。

フライパンに水を注ぎ、沸騰させる。

そこへゴボウを投入し、少し茹でる。

　

水がなくなりだしたら、挽肉を投入。

挽肉から滲みでる油で、ゴボウと一緒に炒めてゆく。

煮詰まったゴボウの煮汁と挽肉の油が合わさって、いい味になるに違いない。

たっぷりのブラックペッパーを振る。

ブラックペッパーは、粗挽きではなく、しっかり粉末になったものを使用。

　

ゴボウと挽肉に充分に火が通ったら、

弱火にして、いよいよチーズを投入。

ひとふくろ、まるごと豪快に投入する。

熱で たちまち とろけるモッツアレラチーズ。

ゴボウと挽肉にうまく絡ませてゆく。

チーズだけの塩分で、味付けはしない。

　

ごぼうチーズ、できあがり。

　

できあがった、“ごぼうチーズ”。

熱いうちにいただく。

香ばしいゴボウと挽肉の香りに、チーズの香りもプラス。

ブラックペッパーのスパイシーな香りがアクセント。

箸でつまむと、びろんと伸びるチーズ、シズル感がたまらない。

　

伸びたチーズのシズル感よ。

　

うまいっ！

ゴボウとチーズ、合うじゃん！

これは病みつきになりそうな美味しさ。

挽肉を加えたのも大正解。

塩味もチーズだけで大正解。

ブラックペッパー多めにしたのも大正解！

　

　

かんたん料理だけど、満足ゆく美味しさで、ペロリと平らげた。

お手軽だったし、また作ろう。

ただ･･･モッツアレラチーズひとふくろ丸ごと使用している。

ハイカロリーかもしれんな･･･。

　

チーズはうまい。