この時期、花見に歓迎会など、年末年始に次いで、
外でアルコールを飲む機会の多い時期だ。
ここで気を付けてもらいたいのが、飲酒運転。
昔からある、「乗るなら飲むな、飲んだら乗るな」だ。
(逆だったかも・・・?)
福岡県では、県警のみならず、県や市町村、
地元の企業団体やマスコミなど一丸となって、
数年前から飲酒運転の撲滅に躍起になっている。
今年2月には、全国初となる罰則付きの飲酒運転根絶条例も制定された。
粕屋町役場前にて。
まだ世間の記憶にも新しい飲酒運転事故。
6年前の夏、福岡市内の海をまたぐ橋の上で、
大量に飲酒して酩酊状態にあった市職員の運転する車が、
80km/h以上もの高速度で、会社員家族5人の乗る車に追突。
追突された会社員の車は、はずみで海へ転落、
乗っていた、幼い3人の子どもの命が奪われた。
この事件を受けて、取り締まりが強化され、罰則金も大幅に引き上げられた。
続々と摘発される、飲酒運転のドライバー。
あの痛ましい事件が起こってもなお、なくならない飲酒運転。
アッという間に、全国ワーストという不名誉な記録を作ってしまう。
古賀市にて。
捕まる者の中には、役所や官公庁に勤める公務員、
自衛官に教職員、さらにはあろうことか警察官までも含まれているという始末。
福岡県民の、飲酒運転に対する意識の低さに呆れてしまう。
おそらく他県からみても、「福岡はアホだろ・・・。」なんて具合に白い目で見られていることだろう。
事実、マリオカートのフレンドさんから、
「九州は飲酒運転のイメージが・・・。」などと言われてしまった。
福岡のせいで、九州の他の県まで、そんなイメージを持たれてしまった。
福岡市東区にて。
いっこうに減らない飲酒運転。
昨年は、粕屋町で飲酒運転していた会社員の車に、
路側帯を歩いていた高校生二人が、はねられ死亡するという事故が起きた。
ここから一気に飲酒運転撲滅の活動が活発化する。
街中のあちこちに立てられる幟、あちこちに掲げられた幕。
テレビやラジオ、新聞などでしきりに呼びかけられる、「飲酒運転撲滅」。
「オペレーションDDD」とかいう運動を展開していて、フェイスブックなどで広めている。
「ついに不可能だと言われていた、飲酒運転事故ゼロ一週間を達成!」、
とかやってるのを聴いて、アホか・・・と思わずつぶやく。
粕屋町 粕屋警察署にて。
運送会社やタクシー会社などの前には、ポスターや幟、幕が掲げられ、
警察署や交番はもちろん、市役所や役場、公民館など公共施設などにも、
それらが大々的に掲げられている。
トラックの荷台後部には、ステッカーが貼られ、
いよいよ運動が本格化の様相を呈してきている。
その甲斐あってか、昨年度の飲酒運転は、やっとワーストから逃れることができた。
(それでも2位・・・1位は大阪府)
トラックに貼られたステッカー。
その他、バスやバン、タクシー、建設重機などにも見られる。
だが、依然として飲酒運転事故はなくならない。
こうまでなってなお、飲酒運転する輩は、もうアルコール依存症に違いなく、
本人に自制を求めても効果が薄い。
周りの人間や、飲食店側の協力が不可欠となるが、
肝心の飲食店側が、どうみても非協力的である。
いちおう店内に、「お車でお越しのお客様へアルコールの提供はできません」、
みたいな掲示はあるものの、だからといって、それを確認するようなことをしている店はない。
自分ん家の目と鼻の先に、超人気の創作居酒屋があるのだが、
週末ともなると、30台ほどの駐車スペースが足りず、周辺道路にまで車があふれる。
店の客の許容人数は50名にも満たない。
一度、店に電話をかけてみたが、「運転代行を頼みますから大丈夫です」との返答。
客の全部が酒を飲んでは居ないだろうが、
田川じゅうの運転代行かき集めても、そんな台数賄えねえよ!
どう考えても、飲酒運転を幇助している。
別にアルコールの自販機ではないのだが、
酒造メーカーだからか、こんなデカデカと・・・。
そんななか、昨年末くらいからだろうか、
妙に笑えるポスターを見かけ出した。
作ったのは、福岡県警。
いや、きっと効果があると思って真面目に作ったのだ。
高いロイヤリティも払ったはずだ。
須恵町にて。
県内のあちこちに貼られてある。
さすがのイーサンも、このミッションは達成できまいて・・・。
よく見たら、“任務を遂行できるのはあなた”って書かれてあるな・・・。
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