水どころか、ふつうに唾液を呑み込むのさえ辛かった。
呼吸にもなんとなく障害があるように感じ、いびきも通常よりもひどくなっていた。
先週のなかほど、扁桃腺が腫れて食事が困難になる。
なんとか我慢して食事は取っていたものの、
いっこうに症状が収まる気配はなく、これはイカンと急遽休みをとって近所の耳鼻咽喉科へかかった。
症状が出始めたのは先々週。
喉に違和感をおぼえ、なんとなく扁桃腺が痛みだした。
元々扁桃腺が弱く、風邪をひくと真っ先に扁桃腺からやられる。
季節の変わり目、やってしまったか・・・。
風邪の初期症状だろうと思い、葛根湯を飲んで放置していた。
数日すりゃ収まるだろうと。
ところが、日を追うごとに扁桃腺の腫れはひどくなり、それに伴い痛みも激しくなる。
普通にしていると全く痛みがないのだけど、食事のとき嚥下のときにかなり痛む。
だが、扁桃腺はひどくなっても、発熱をはじめ、
鼻水や悪寒,咳など、風邪の他の症状はまったく起こらない。
これ、もしかして風邪じゃないな?
そうして普通の呼吸にかすかな唸り声のような異音が聞こえはじめ、
なんとなく息苦しさを感じはじめる。
通常の唾液の嚥下すら痛みを覚えるようになる。
水分を取ると、うまく喉を通らずに鼻腔をの方へ逆流してしまう。
鏡で口のなかを覗いて驚愕する。
左右の扁桃腺がおそろしく腫れあがっていた。
真っ赤に充血(元から真っ赤だが)して、表面はいびつに痛いほど腫れ、
右の扁桃腺はのどちんこ(正式名称判らず)に接触していて、
それが原因で息苦しさを感じていたのだろう。
耳鼻咽喉科で医師に症状を告げ、いざ診察を受ける。
30前後だろうか、愛嬌ある顔をした ふくよかな男性の医師。
まずは大きく口を開ける。
「うわわわわっ!」
自分の扁桃腺を見るなり、目を丸くし大きな声を上げて驚く医師。
「不自由なく呼吸できますか?食事できてないでしょ??」
そこまで酷い腫れなのか。
「鼻の穴からカメラ入れますね、麻酔かけますんで、ちょっと苦いですよ。」
そういって鼻の穴のなかへ、シュッと何か噴霧され、細長いカメラを挿入される。
鼻の奥へズンズンと何かが入っていく、不快な違和感があるが、
直前に吹きかけられた麻酔のおかげか、嗚咽することもなく涙も出ずくしゃみも出ない。
ああ、自分の鼻の穴のなかがアップで映し出されてんだろうな。
こんなことなら、鼻毛のケアやって鼻くそもしっかり取り除いて来るんだった・・・。
医師や看護師の目線を見ると、モニタは自分の背後に設置されているようで、
それを見て、またも驚愕する医師。
周りに居た看護師たちも、皆そろって同じ場所を凝視し、驚きの表情をする。
「うわあぁ、やっぱりすごい腫れあがってますね・・・だいぶ呼吸に影響あるはずですよ。」
?
あんまり自覚症状ないんだけどな。
かすかに息苦しさは感じるけれど、そこまで呼吸困難な感じはない。
「腫れの具合だけをみると、入院して点滴を薦めるレベルなんですが・・・。」
ええ!?
「いや、じっとしていたら痛まないし、体の具合は悪くないんですよ。」
「それだけ腫れていて痛くないんですか?」
「はい。」
「でも食事とれないでしょ?」
「いや、痛いの我慢してなんとか食べてます。」
「寝てる間に気道が塞がって窒息してしまう可能性もあるんですよ。」
!
ともかく思っていたより重症なようで、
扁桃腺をなにかで なぞられ、それで炎症の原因となっている細菌を調査するという。
細菌を特定してから、それに有効な抗生物質を処方するとか。
看護師やってる妹も、そんなことを言っていたような。
とりあえず細菌を抑える薬,腫れと痛みを抑える薬,痰を切る薬を処方されて病院を後にした。
最初に処方された薬
そうして本日、二度目の診察。
細菌も特定されているだろうから、きちんとそれに合った抗生物質を処方してもらえるだろう。
あれから薬を飲むと、すぐに効果が現れ、腫れも痛みもだいぶ引いた。
まだ唾液を飲んでも痛むくらいに痛みは残っているものの、
いちばんひどかった頃に比べると、どうということはない。
呼吸に障害を感じることもなくなったが、依然、いびきがいつもよりひどい。
診察で口を開ける。
「だいぶ引きましたけど・・・まだまだ腫れてますね~。
もしかして、元々扁桃腺が大きい方ですか?」
いや、扁桃腺なんかふだん注視してないから平常時の大きさがよく判らんし、
他人と比較して大きめなのかどうかも判りゃしないよ。
感染した細菌も特定されており、先日処方された薬がばっちり効くものだったという。
細菌の種類によって、薬にも有効無効があり、こないだの処方がビンゴだったということだ。
今回は、さらに有効だと思われる別の抗生物質を処方された。
医師の話では、通常は薬は一週間から10日ほど服用していれば完治できるという。
これをもう5日間飲み続けて完治しなければ、
またこの病院にお世話になるということにして診察は終了。
新たに処方された薬
医師が気になることを言っていた。
平常から扁桃腺が大きい場合、いびきが大きいのはそれが原因である可能性が高いと。
子供の頃から大音量だった(自分では判らないんだけど)いびき。
40になって、それが扁桃腺が肥大しているからだと判明か?
よく手術で扁桃腺を切除してしまうひとが居るが、それでいびきが治ったりするのだろうか?
もし治るのなら、ずっと気にしていたいびきが・・・。
でもまあ、今さら いびきなんて気にする必要もないか。
もう手術したくないし。
※扁桃腺炎(扁桃炎)とはっきりと診断されたわけではないが、
適当な病名が判らなかったのでこのタイトルにしました。
さすがに患部の写真なんて載っけられないし、イラストでうまく表現できなかったし、
こんだけ腫れてましたよってのを、スマブラfor WiiUのスナップペイント機能で表現してみた。
判り難いか・・・。
扁桃腺炎、大変でしたね。
お医者さんがビックリするくらいだから、
相当悪くなってたんですね。
お大事にしてください(u_u)
コメレスありがとうございました。
機種変の場合はクーリングオフとかそういうので巻き戻しをお願いする事もできないのでしょうか。
絶対に納得できない!と言うほどでなければ、確かにサッサと気持ち切り替えていくしか無さそうですね。
さて扁桃ですが、
おっしゃる通り、肥大している場合は常日頃からイビキが発生します。
酷い場合は睡眠時無呼吸症候群も。
扁桃切除術を受ければおそらく綺麗にイビキも消えるでしょう。
熟睡率も上がって疲れが取れやすくなるかもしれません。
特に女性では若いうちから手術を受ける事が多いです。結婚等で誰かと一緒に住む様になってイビキが五月蝿いとか男性以上に洒落になりませんからね。
のどちんこですが、口蓋垂(こうがいすい)と言います。
そして今回肥大していた左右一対のそれは口蓋扁桃と言います。
鼻から入れた内視鏡で見えたのは、口蓋垂の更に後ろにある咽頭扁桃(アデノイド)かもしれませんね。
アデノイドは「あーん」するだけでは見えません。
その辺りの位置関係など、詳しくは前に記事を書きましたので良かったら見てください。
http://leina3456.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
耳鼻科医が「うわー!」と仰け反る程というと、左右の口蓋扁桃がくっつくぐらいに喉を塞いでいるレベルだと思います。
症状が消失したら、鏡で「あーん」してどのくらいまで引っ込んだか確かめてみてください。
その時、カービィみたいに開けた口で息を吸い込む様にすると舌が邪魔にならず綺麗に扁桃が見えるはずです。
普通は全く膨らみなど無いのが正常です。
もしも普段から目視できる膨らみが有るのなら、はっきり言って扁桃切除術を受ける事をオススメします。
今後、抵抗力(免疫力)が落ちていく事は避けられませんので、前回の歯根嚢胞同様に感染・炎症の温床になる部位はできるだけ除去しておく方が正解です。
炎症が治まった次回の受診時に耳鼻科医が喉を診察して、もし「扁桃肥大」が常在していると判断されたら、手術を勧められると予測します。
思いのほか引っ込んで跡形も無くなっていたら良いんですけどね~
もしオペした方が良いと言われた場合は、また面倒だと思いますが受ける段取りを進めた方が良いでしょうね。
余計な出費が嵩んで、勘弁してくれ!と思うかもしれませんが・・・
ちなみにオペ自体は抜歯よりもはるかに簡単です。しかし術中に動いたりしたら危ないのでやはりこれも全身麻酔下で行います。
それにしても病気関係の記事が増えざるを得ないのは嫌な事ですね。
ドラクエフレンドさん達もマリカ時代よりも年齢層が高いので、今まで多かったメンタル系不調の話よりも癌など成人病を患った等のお話が多くなってきています。
コメント&お気遣いありがとうございます。
薬が効いたようで、腫れも痛みもだいぶ引いて、
食事にもほとんど影響なくなっています。
ただ、あくびをすると痛みますね。
初診時の医者の驚きようが凄かったので、
かなり重症だったのだと思います。
割と我慢強い方なので、医者にかかるのが遅くなることがあるようで、
もう若くないのだから、大丈夫だと思わずに、
すぐに医者に行くべきだと悟りました。
コメントありがとうございます。
かつてれいなさんが投稿していたその記事、覚えていたのですが、
あらためて読み返したりしていませんでした。
よくよく読めば、今回自分が知るべきことが色々と書かれていましたね。
のどちんこの正式名称とか。
で、まだ完全に腫れは引いていないのですが、
扁桃腺(うちの日本語入力ソフト、"へんとう"だけだと"扁桃”と変換してくれないので、あえて"腺”付けますね。)
正常時もやはり大きく張り出しているように思えます。
いびきの原因はこれだろうと確信していますし、
風邪を引いた際、真っ先にやられるのもこのためでしょう。
睡眠時無呼吸の症状も、最近自分で自覚しています。
ゆくゆくは切除に踏み切るべきなのかなあ・・・。
ばね指の方も治療したいし・・・情けない体だ!
ちなみにクーリング・オフは、訪問販売や街頭でのキャッチセールス、
電話での勧誘,エステや英会話などの期間契約などが対称となる制度で、
自ら店舗に出向き商品を決めた契約については制度の対称とはなりません。
つまり携帯電話の機種変更も対称になりません。
今回の事例では消費者保護法を駆使して、店側を簡易裁判などで訴えることもできるでしょうが、
サインさせられた何枚かの紙切れのなかの一枚に、
びっしりと注意事項が書かれたなか、ありました。
"本機種はおサイフケータイ非対応です~
事前に電子マネーなど解約手続きなど行うよう云々"
と小さく赤書きされていました。
無論、店舗でこのような文章を一文一文、スタッフに確認させられたわけでもなく、
簡単に要点だけ説明されて、日付とサインをさせられました。
このサインで全ての注意事項を読んで同意したものとみなされ、
いくらスタッフの勉強不足や、客への説明不足があったとしても、
ドコモはまんまと逃げ切れるわけですよ。
歯医者の話から続きっぽくなりますが、
自分も以前、同じ症状にかかったことがありました。
ホント食べ物も喉通らなくなるほど、痛みが酷かったです。
水も飲めないくらい…
最初は咳、熱もあったので、
風邪が酷くなったのかなと思い
近くの総合病院へいったのですが、
混んでいたので散々待って、やっと診察が始まったのですが、
その時の医者(内科)が、
たぶん年も近いか、年下の駆け出しっぽい医者だったのですが、
問診、聴診しただけで「風邪」ですね。で終わり……
k「喉がすごい痛いんですけど…」
喉を診てもらう…
医「異常はないです」
k「喉が痛いんですよ、食べ物食べられないくらい…」
医「だから!何ともありませんよ!ただの風邪、いいかげんにしてください!!」
…と、切れられました…
こちらは衰弱してたから、そんなにきつい言い方はしてないはずなんですが……
患者さん多かったからイライラしてたのかな?
結構ショックでした…てか今でもトラウマです…
納得いかなかったので近くの耳鼻咽喉科に行き、
そこの初老の医者に診てもらうと、
医「あぁ扁桃腺腫れてますね~」
k「そうなんですか、前の医者に何ともない言われたんですが…」
医「そうなの、その人目が悪いんじゃないの」
やっとまともに診てもらってホっとしました。
最初から耳鼻咽喉科に行ってればよかったのかな…
長くなりましたが、
てなことが以前ありました。
コメントありがとうございます。
医者にキレられるとか災難ですね。
自分なら折れずに攻撃(口撃)すると思いますが、
熱があって衰弱ヘロヘロ状態だったら、折れてしまうかもしれませんね・・・。
風邪の症状だと思えば内科に行きますよね。
こないだ客にキレた駅員が居ましたが、
自分のような老後真っ暗な負け組の底辺人間と異なり、
医者しかり,駅員しかり,ちゃんとした職に就いている、
勝ち組上層人間がキレるなんて、よっぽどストレス溜まる仕事なんだろうな~と思います。