桃鉄の物件紹介、その7。
今回は富士宮の『富士宮焼きそば』。
ひすいさん、お待たせしました。
最初の目的地が西日本だと、
わりと早い段階でこの周辺は立ち寄ることになる。
富士山の裾野西南に位置する、静岡県富士宮市。
焼きそばの消費量が日本一だそうな。
そこのご当地グルメとして一躍有名になったのが、この富士宮焼きそば。
実は戦後の食糧難に誕生したとあり、けっこう古い歴史があるということが解るが、
その知名度が全国区になったのは、
B級グルメ日本一を競うイベント、B-1グランプリで連覇してからだと思う。
臨時収入が出やすいので、争奪戦になることも。
以前、東洋水産だったか、カップ麺の富士宮焼きそばを食べたことがあるのだが、
最後にふりかける、だし粉(魚粉)の印象しか残っていなかった。
今回、シマダヤから発売されている、生麺タイプのものを食してみた。
これがうまいのなんの!
富士宮やきそば学会承認商品。
消費期限が大幅に過ぎているのは気にしない。
実は最初に食べたのは昨年の夏頃。
今回、二度目。
そのとき写真を撮っていなかったため、ここで記事にするのが遅れた。
前回食べたとき、やはりだし粉が特徴的だなと感じていたのだが、
富士宮焼きそばの最大の特徴は、固めでモチモチした食感の麺だ。
この商品の麺は、フェットチーネを小さくしたような平打ち麺で、
富士宮の麺の特徴どおり、水分が少なく固めで表面が油でコーティングされている。
ソースや肉かす(天かす)との相性も抜群。
B-1グランプリで連覇を果たせたのもうなずける。
チルド商品でこの美味さなんだから、実際に現地で本物を食べると更に美味いことだろう。
二人前をいっぺんに調理したら盛れる器がなかった・・・。
あと、もやしを入れ忘れたことに気付くが、
もやし入れていたら更にトンでもないことになっていたに違いない・・・。
静岡出身のマリオカート&桃鉄フレンドのひすいさん。
以前、富士宮やきそばを食べたことを話したとき、
「フツーの焼きそばだったでしょ?」とおっしゃっていたが、トンでもない!
確かに横手焼きそば、黒石つゆ焼きそばなど、よそのご当地焼きそばに比べれば、
富士宮焼きそばは、よりオーソドックスな焼きそばに近い。
だが、オーソドックスゆえに美味さと特徴が際立つともいえる。
富士宮焼きそば学会なるものが存在し、
これを提供する店に対して厳しい条件が設けられ、
静岡に行っても、食べることができる店は富士宮市周辺に限られているようだ。
取り寄せもできるようなので、今度は本場から取り寄せてみよう。
焼きそばといえば、お好み焼きやたこ焼きなどと同じジャンクフードである。
祭や地域イベントの出店や海の家で食べられることが多い。
実際ポロポロの細いちじれ麺が、キャベツと豚肉と一緒に炒められ、
濃いめのソースで味付けされ、青のりのカツオ節がふりかけられて、
最後に紅ショウガがちょこんと添えらる。
それもまた美味く、いい意味でジャンキーだった。
学校で食べた焼きそばパンも、あの冷え具合とパンのしんなり加減がよくマッチしていた。
だが昨今のご当地焼きそばのブームで、
焼きそばをジャンクフード扱いするのが、なんとなく申し訳ない気がしてきた。
もう、うどんやラーメン並の料理として昇格してもいいのかもしれない。
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