自分の住んでいる部屋は簡素なつくりのボロ家。
子沢山の家庭だったため、自分が小学校六年生のとき、
さすがに家が狭くなったため、増築した部分。
その際、きちんとした工務店やプロの大工さんに依頼したわけではなく、
知り合いの素人に頼んで、破格の値段で建ててもらった。
なので、雑なつくりで欠陥だらけの家。
ポケットモンスター初代、赤/緑から登場のねずみポケモンのコラッタ。
ポケットモンスター サン/ムーンではアローラのすがたのリージョンフォームで登場。
ラッタはいいが、コラッタのあのヒゲは何?
台風の都度、横壁や屋根代わりのトタンがはがれ、
壁には隙間ができて、ネズミやイタチ,野良ネコなんかが入り放題。
ダンゴムシやナメクジ、ムカデなんかも這い放題。
長年の雨漏りによって腐食した天井が崩落したのは記憶に新しい。
30年以上経って、まだ人が住める状態であることが驚きなくらい。
そんな家だが、不思議とゴキブリがあまりでない。
アシダカグモやムカデが駆除してくれるからだろう。
そしてネズミも出ない。
天井にイタチが棲みついていたからだろう。
ポケットモンスター サン/ムーンで初登場したポケモン、ヤングース&デカグース。
たぶんイタチがモデルだと思っていたが、名前見てマングースだと気付く。
だったら好物はハブネークあたりにしておけよ・・・と思ったら、あっちはザングースってのが居たな。
オオタチは名前はそれっぽいけれど、あの容姿だとフェレットだな。
フェレットもイタチだけどもさ。
イタチ。
毎年春には出産し、天井裏でにぎやかな大運動会がはじまる。
鳴き声と走り回る音で、もううるさいったらなかった。
あまりにうるさいときは、天井を叩いて黙らせていたが、しばらくするとまた運動会が再開する。
天井崩落の遠因になったのも、イタチたちかもしれない。
天井崩落したのち、合板を購入して新たに天井を張り直した。
天井裏にイタチが入り込まないよう、壁の隙間も合板やトタンでふさいだ。
するとどうだろう、イタチをシャットアウトでき、あのうるささはすっかり消えた。
ネズミを捕獲せよ!
※ソニックはハリネズミ
だが、そうすると変わって天井を住処にしだした生き物がいる。
ネズミだ。
ネズミもまたうるさい。
イタチほどの大きな音ではないが、天井裏をせわしく駆け回る。
そして、こいつらは体が小さいため、天井から壁に入り込み、どこからか部屋に侵入してくる。
ガサガサ,ゴソゴソと音を立てて、これがうるさいのなんの。
ネズミを捕獲せよ!
ライチュウはでんきねずみ
そして気付くと、買っていた食料品がかじられている。
インスタントラーメンやカップ麺、キャンディやビスケットなどのお菓子、
様々な食べ物が被害に遭った。
不思議と、果物はかじられない。
まずは袋や容器をかじって穴を開けなきゃいけない、カップ麺やお菓子類は狙われるのに、
どういうわけだか、バナナやリンゴなどはまったく被害に遭わなかった。
ネズミにやられたU.F.O.
部屋の照明を消し、就寝すると活動をはじめるネズミだったが、
だんだんと活動が大胆になってゆき、
日中だろうが、部屋にひとが居ようが活発に活動するようになった。
目の前を走って横切ったり、後方で食べ物を物色していたり。
ときに座っている自分の足元にひょっこりと現れることも。
これはイカンな・・・。
ネズミにどんどん食料をやられる。
戸棚とかネズミの侵入を防げる場所に保存しておけば問題ないのだろうが、
自分の部屋にはそういった家具を新たに置くスペースはなく、
かといって台所に置けば、クソ親父に勝手に食われてしまうし、
どうしても袋や籐カゴに入れて、その辺に置くことになる。
ネズミにやられたそうめん
コイツらのクセの悪いところは、ひとつかじって それを完食するわけじゃなく、
ちょこっとかじっただけで また別のものをかじり、そうやって様々なものをちょこっとずつかじってゆく。
なので、被害が浅くとも多くの食料がダメになってしまう。
食料以外の被害も心配だ。
今のところ段ボール箱とか、紙袋とかがかじられている程度だが、
フィギュアとかぬいぐるみとか、趣味のものをかじられたんじゃ、たまったもんじゃない。
電気コードをかじって火災を引き起こすこともあるそうだし、これは対策を練らねばならぬ。
よっぽど気に入ったのか、このオレオもどきのビスケットだけは完食された。
ネズミ捕りを仕掛けるか・・・。
よく漫画やアニメで見かける、チーズなんかを仕掛けておいて、
それにネズミが触れると、バネが伸びてバチーン!って挟んで捕えるやつや、
金属製のカゴで、その奥の方に餌を仕掛けておいて、
それにネズミが触れると、入口が塞がれてしまうやつなど・・・。
・・・なんて、そんなものじゃなく、
ゴキブリホイホイみたく、ネズミを捕える紙製の簡易なグッズが売られている。
さっそくホームセンターでネズミ捕りを物色する。
いろんなメーカーから、いろんなものが販売されていた。
うーん・・・迷う。
迷ったあげく、もっともスタンダードそうなやつを選んだ。
チープ過ぎず、豪華過ぎず、メーカーも信頼のアース製薬。
帰宅してさっそく組み立ててネズミが頻繁に現れる地点に仕掛けた。
ソーセージやカマボコを置くと効果大とあるが、さすがに餌は仕掛けなかった。
しかしそれをネズミ自身が解説するなよと。
翌朝。
どうれ、一匹くらい捕獲できたか?
さっそくネズミホイホイの中を確認するが・・・ネズミはかかっておらず。
前の夜もガサガサゴソゴソとネズミが騒がしかったが・・・。
ううむ・・・そう簡単にはいかないものか。
その日、仕事を終えて帰宅。
部屋の電気を灯すと、「キュッ・・・キュ・・・」と、かすかなネズミの鳴き声。
ややかすれ気味になった、苦しげで悲しげな泣き声がずっと続く。
もしや・・・!
部屋の隅に置いてあったネズミホイホイを確認すると・・・。
ネズミを捕獲せよ!
※ピカチュウもでんきねずみ
かかってた!
小さなネズミが一匹、横向きになって苦しげに泣いていた。
尻尾の長さを除けば、体長は5cmもない。
おそらくイエネズミ。
トリモチにひっかかって暴れたのだろうが、暴れれば暴れるほど体は自由を奪われ、
体半分はトリモチに捕われ、頭の上部も尻尾もべったりと固着され、かなりつらそうな態勢で居た。
苦しいのか疲れているのか、腹は大きく動いていた。
かかったネズミ、本当にこんな姿だった。
おそらくネズミの心情も、イラストのネズミ同様、こんな感じだったに違いない。
さんざん俺の部屋を荒らした罰だ!
ざまあ!
少しかわいそうに思えたが、まあわしの部屋に現れたのが運の尽きよ。
おもしろいほどよくとれる!
後日、新たにもう一匹を捕獲。
さらに、もう一匹、ネズミホイホイではないが、ナイロン袋で捕獲。
ネズミホイホイにそのまま貼り付けてやろうと思ったが、
自分の親指の先っちょほどの小さな小さな子ネズミだったので、
ちょっとかわいそうになり、裏山に放り投げて逃がした。
自分が把握している限り、他にも数匹ネズミは居るはず。
だが、3匹捕獲したところで、ピタッとネズミが現れなくなった。
ネズミもカラス同様、仲間がやられると警戒して逃げてしまうのだろうか?
なんにせよ、食料被害も夜中の騒音被害もなくなった。
一件落着。
あとはナメクジとカメムシ、でもってムカデだよなあ。
こればかりはどうしようもないか。
ネズミを捕獲せよ!
※ピチューもでんきねずみ
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