よろず戯言

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さが錦

2017-07-11 23:49:38 | グルメ

佐賀県を代表するお菓子といえば丸ぼうろ、そして小城羊羹。

たぶんその次くらいに名前が挙がるだろうと思われるのが、銘菓さが錦

マリオカートで知り合った、あきかんさん

佐賀におばあちゃんがいらっしゃるとのことで、

ずっと前に何かの会話で、このさが錦の名前を挙げておられた。

そのとき自分はまだ、さが錦というお菓子を知らなかったっけ。

 

 

昭和3年創業の老舗菓子舗、村岡屋が作る和洋折衷なお菓子。

この村岡屋さん、丸ぼうろも小城羊羹も作っているので、ここだけで佐賀の銘菓を堪能できる。

さが錦、パウンドケーキのように、棒状のものがカットされて入っている。

しっとりふんわりとしたケーキなのだが、なかには小豆や栗が入っていて和の味わい。

その和風のパウンドケーキを、ラインの入った薄い生地でサンドしている。

このラインの入った生地は薄くカットされたバウムクーヘン。

確かに上から見れば、カットされたバウムクーヘンだ。

鍋島藩(佐賀藩)の伝統織物、佐賀錦をイメージして作られており、“さが錦”と命名されたようだ。

 

 

内包装の模様が重なると、より織物らしさが増している。

 

近所のスーパー等で佐賀フェアなんかあると、ほぼ売られている、さが錦。

隣の県の銘菓なので、デパートだといつでも売っている。

そのため手に入りやすく、取り寄せする必要もない。

レギュラー商品は、小豆と栗の2種のみ。

最近、抹茶味も発売されたようだが、箱入りはなくて袋入りしかないようだ。

袋入りは販売されているのを見たことがなく、そのため抹茶味は食べたことがない。

使用されている抹茶は、やっぱり嬉野茶かしら?と思っていたら、福岡の八女茶だった・・・。

 

さが錦 小豆

 

パウンドケーキのような生地は、浮島と呼ばれる和菓子らしい。

これが、しっとりふんわりしているが、生地に山芋が練り込まれ、その食感が作られている。

その浮島を、洋菓子であるバウムクーヘンでサンド。

その浮島とバウムクーヘンの接合部、少し色が濃い部分。

食べていて気付かなかったが、チョコレートで引っ付けているという。

これが完全手作業で製造されているというから驚き。

 

さが錦 栗

 

食べやすくカットされているので、箱から出してすぐに食べられる。

緑茶にもコーヒーにも紅茶にも合う。

小豆の方は牛乳にだって合う。

甘さは控えめ。

カステラやバウムクーヘンほど重たくないので、一本ペロっといけてしまう。

 

近隣県に住んでいれば入手しやすく、食べる機会もあるけれど、

そうでない方は、佐賀へ行ったときに是非一本。

和洋折衷で珍しい、だけどオーソドックスで食べやすく飽きのこない味。

しかし冒頭で、丸ぼうろ,小城羊羹に次ぐ佐賀の銘菓と書いたけれど、

さが錦と肩を並べられるかもしれない銘菓、松露饅頭や逸口香もあるなあ。

 

さが錦あるある。

底の生地がトレーに引っ付いてしまう・・・。

 



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