桃鉄の物件紹介。
今回は、鶴岡の“だだちゃ豆畑”。
桃鉄では山形県北部に位置する物件駅。
東北を縦断する際、福島~仙台~青森ルートが幹線となるため、
物件を買い漁るとき以外は、あまり寄ることのない場所。
だだちゃ豆畑は鶴岡ではいちばん高値の物件。
収益率10%は農業物件では高い方。
臨時収入もあるので、押さえておきたい物件のひとつ。
山形県鶴岡市。
かつて庄内藩の城下町として栄えた町。
庄内米の積出港として栄え、現在も有数の米生産量を誇る町。
この町だけの特産品で、十数年ほど前から全国区になった農産物がある。
それが枝豆の変種、“だだちゃ豆”。
ビールのCMで、中山美穂だったか役所広司だったか、
美味そうに食べていて一躍全国にその存在が知れ渡った。
だだちゃ豆。
通常の枝豆よりも節くれ立っていて、産毛が濃くて黒ずんでいる。
通常の枝豆と比較すると、くびれの大きい無骨な形。
さやにはびっしりと茶色の産毛を生やし、全体的に黒っぽく見える。
見た目はちょっとワイルドで、あまり美味しそうでない。
これを茹でると、通常の枝豆との違いがはっきりする。
豆というかタンパク質特有の、なんともいえない香ばしい香り。
通常の枝豆よりも短めにサッと茹であげ固めで、塩味も抑え気味にしていただく。
心地よい歯ごたえに加え、独特の香ばしさが口に広がり、
また甘味も強くて濃厚な味が楽しめる。
右:一般的な枝豆
左:だだちゃ豆
上:だだちゃ豆
下:一般的な枝豆
だだちゃ豆はさやのみならず、中の豆も黒ずんでいる。
ただ・・・好き嫌いがはっきり別れると思われる。
ふだん食べている枝豆とはかなり風味が異なる。
独特の香りは、やもすれば同じタンパク質である、
蒸れた足(靴下)や、射精から時間の経った精液の匂いにも近く、
茹で加減や、だだちゃ豆自体の鮮度によっては、それらによく似た臭いになる。
匂いに敏感なひとや、枝豆をあまり味わうことなくビールの付属品として、
ただ口に放り込んでいるだけのひとにはあまりお勧めできない。
だだちゃ豆のパッケージには生産者が明記され、
JA鶴岡の品質維持,商標を守る概要などが書かれてある。
加えて“だだちゃ豆”の名前の由来なども細かく書かれてある。
だだちゃ豆は大豆のなかで枝豆用として栽培され、
さらにそのなかでも、独特の風味を出す品種のみが長年引き継がれ大切に守られている。
鶴岡市のごく限られた地域の土壌でのみ、この風味が維持できるらしく、
同じ品種の種を風土の異なるよその土地で育てても、
このような風味を持っただだちゃ豆が穫れないという。
吉住さんいただきます。
庄内藩の殿様 酒井家の家紋入り!
そのため鶴岡市、とりわけJA鶴岡では、
だだちゃ豆のブランドを維持するため商標登録し、
他地域で生産されたものには、“だだちゃ豆”と表記しないようにと呼びかけている。
そのためだろうか他地域で生産されたものは、
本家鶴岡産のだだちゃ豆にひけをとらない味であっても、
“茶豆”とか、“ちゃ豆”とか、“だだ”を省いたネーミングで販売されている。
三面怪人もがっかりだ。
お隣新潟県産のだだ・・じゃなく、茶豆。
見た目も味も本家とあまり違わない。
あま茶豆というのだけは、その名のとおり、甘味がより強かった。
ここでそもそも、“だだちゃ”って何?って疑問が生じる。
ご丁寧に、ほとんど全ての商品のパッケージに、その説明がなされている。
この地方の枝豆好きの殿様が、ある日献上された枝豆を食べてとても美味しく、
家来に「この美味い豆はどこのだだちゃの豆だ?」と訊いたことが、
“だだちゃ豆”と名付けられた由来だという。
“だだちゃ”とは、この地方の方言で、「おとうさん」「おやじさん」を意味する古い言葉。
つまり、「この美味い豆はどこのおやじさんが作ったものか?」と訊いたのだ。
諸説あるが、これが一番多く書かれてある、もっともポピュラーな説なよう。
酒田市の食品加工メーカーが販売していた、“だだちゃ納豆”。
うーん・・・ふつうの大豆の納豆の方がおいしいです。
もう夏も終わり、ビールの季節も終わり、それに伴い枝豆のシーズンも終わり。
夏の訪れが遅い東北・山形なので、だだちゃ豆が出回るのは8月に入ってからと遅め。
だが夏が去るのが早いのも東北。 だだちゃ豆が姿を消すのは早い。
9月も上旬頃までは楽しめるかもしれないが、順次姿を消してゆく。
かつて生産量が少なく、地元近辺に出回るのみだったため、
幻の枝豆と呼ばれていたという、だだちゃ豆。
輸送技術や生産高向上によって全国区になったとはいえ、短い期間にしか楽しめない。
今もまだ貴重な逸品であることは間違いない。
食べたことのない方、今季まだ間に合うかもしれない。
興味を持ったひとはスーパーへGO!
鶴岡市内の菓子処が販売していた、“だだちゃ豆福”。
ひとくちサイズで食べやすく、弾力のある餅とだだちゃ豆で作ったずんだ、
そして中に入っているなめらかなこしあん。
これは美味かった!
ただ特別だだちゃ感は・・・ずんだ餅ですよねこれ?
この記事を書くにあたって、久しぶりに桃鉄のサイトを覗いてみた。
いつの間にか、ハドソンのロゴが消えコナミに変わっていた。
ハドソン破産してコナミに買収されてたからなあ・・・。
もう桃鉄の新作もないだろうし・・・。
さくまあきらとか高橋名人とか今何してんだろ?
探してみたら、キリン一番搾りで中山美穂だった。
「きんちゃくナス~!」とかも流行ったよな確か。
なんで辻仁成なんか選んだのか未だに解らん。
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