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だだちゃ豆

2014-09-02 00:46:32 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介。

今回は、鶴岡の“だだちゃ豆畑”。

 

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桃鉄では山形県北部に位置する物件駅。

東北を縦断する際、福島~仙台~青森ルートが幹線となるため、

物件を買い漁るとき以外は、あまり寄ることのない場所。

 

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だだちゃ豆畑は鶴岡ではいちばん高値の物件。

収益率10%は農業物件では高い方。

臨時収入もあるので、押さえておきたい物件のひとつ。

 

山形県鶴岡市。

かつて庄内藩の城下町として栄えた町。

庄内米の積出港として栄え、現在も有数の米生産量を誇る町。

この町だけの特産品で、十数年ほど前から全国区になった農産物がある。

それが枝豆の変種、“だだちゃ豆”。

ビールのCMで、中山美穂だったか役所広司だったか、

美味そうに食べていて一躍全国にその存在が知れ渡った。

 

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だだちゃ豆。

通常の枝豆よりも節くれ立っていて、産毛が濃くて黒ずんでいる。

 

通常の枝豆と比較すると、くびれの大きい無骨な形。

さやにはびっしりと茶色の産毛を生やし、全体的に黒っぽく見える。

見た目はちょっとワイルドで、あまり美味しそうでない。

これを茹でると、通常の枝豆との違いがはっきりする。

豆というかタンパク質特有の、なんともいえない香ばしい香り。

通常の枝豆よりも短めにサッと茹であげ固めで、塩味も抑え気味にしていただく。

心地よい歯ごたえに加え、独特の香ばしさが口に広がり、

また甘味も強くて濃厚な味が楽しめる。

 

Photo

右:一般的な枝豆

左:だだちゃ豆

 

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上:だだちゃ豆

下:一般的な枝豆

だだちゃ豆はさやのみならず、中の豆も黒ずんでいる。

 

ただ・・・好き嫌いがはっきり別れると思われる。

ふだん食べている枝豆とはかなり風味が異なる。

独特の香りは、やもすれば同じタンパク質である、

蒸れた足(靴下)や、射精から時間の経った精液の匂いにも近く、

茹で加減や、だだちゃ豆自体の鮮度によっては、それらによく似た臭いになる。

匂いに敏感なひとや、枝豆をあまり味わうことなくビールの付属品として、

ただ口に放り込んでいるだけのひとにはあまりお勧めできない。

 

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だだちゃ豆のパッケージには生産者が明記され、

JA鶴岡の品質維持,商標を守る概要などが書かれてある。

加えて“だだちゃ豆”の名前の由来なども細かく書かれてある。

 

だだちゃ豆は大豆のなかで枝豆用として栽培され、

さらにそのなかでも、独特の風味を出す品種のみが長年引き継がれ大切に守られている。

鶴岡市のごく限られた地域の土壌でのみ、この風味が維持できるらしく、

同じ品種の種を風土の異なるよその土地で育てても、

このような風味を持っただだちゃ豆が穫れないという。

 

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吉住さんいただきます。

 

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庄内藩の殿様 酒井家の家紋入り!

 

そのため鶴岡市、とりわけJA鶴岡では、

だだちゃ豆のブランドを維持するため商標登録し、

他地域で生産されたものには、“だだちゃ豆”と表記しないようにと呼びかけている。

そのためだろうか他地域で生産されたものは、

本家鶴岡産のだだちゃ豆にひけをとらない味であっても、

“茶豆”とか、“ちゃ豆”とか、“だだ”を省いたネーミングで販売されている。

三面怪人もがっかりだ。

 

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お隣新潟県産のだだ・・じゃなく、茶豆。

見た目も味も本家とあまり違わない。

あま茶豆というのだけは、その名のとおり、甘味がより強かった。 

 

ここでそもそも、“だだちゃ”って何?って疑問が生じる。

ご丁寧に、ほとんど全ての商品のパッケージに、その説明がなされている。

この地方の枝豆好きの殿様が、ある日献上された枝豆を食べてとても美味しく、

家来に「この美味い豆はどこのだだちゃの豆だ?」と訊いたことが、

“だだちゃ豆”と名付けられた由来だという。

“だだちゃ”とは、この地方の方言で、「おとうさん」「おやじさん」を意味する古い言葉。

つまり、「この美味い豆はどこのおやじさんが作ったものか?」と訊いたのだ。

諸説あるが、これが一番多く書かれてある、もっともポピュラーな説なよう。

 

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酒田市の食品加工メーカーが販売していた、“だだちゃ納豆”。

うーん・・・ふつうの大豆の納豆の方がおいしいです。

 

もう夏も終わり、ビールの季節も終わり、それに伴い枝豆のシーズンも終わり。

夏の訪れが遅い東北・山形なので、だだちゃ豆が出回るのは8月に入ってからと遅め。

だが夏が去るのが早いのも東北。 だだちゃ豆が姿を消すのは早い。

9月も上旬頃までは楽しめるかもしれないが、順次姿を消してゆく。

 

かつて生産量が少なく、地元近辺に出回るのみだったため、

幻の枝豆と呼ばれていたという、だだちゃ豆。

輸送技術や生産高向上によって全国区になったとはいえ、短い期間にしか楽しめない。

今もまだ貴重な逸品であることは間違いない。

食べたことのない方、今季まだ間に合うかもしれない。

興味を持ったひとはスーパーへGO!

 

 

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鶴岡市内の菓子処が販売していた、“だだちゃ豆福”。

ひとくちサイズで食べやすく、弾力のある餅とだだちゃ豆で作ったずんだ、

そして中に入っているなめらかなこしあん。

これは美味かった!

ただ特別だだちゃ感は・・・ずんだ餅ですよねこれ?

 

 

この記事を書くにあたって、久しぶりに桃鉄のサイトを覗いてみた。

いつの間にか、ハドソンのロゴが消えコナミに変わっていた。

ハドソン破産してコナミに買収されてたからなあ・・・。

もう桃鉄の新作もないだろうし・・・。

さくまあきらとか高橋名人とか今何してんだろ?

 

 

 


YouTube: キリン一番絞り

探してみたら、キリン一番搾りで中山美穂だった。

「きんちゃくナス~!」とかも流行ったよな確か。

なんで辻仁成なんか選んだのか未だに解らん。

 

 

 


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