よろず戯言

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激辛カップ麺

2014-02-08 01:30:23 | グルメ

 

十数年前、カプサイシンダイエットとかが流行って、

トウガラシを使用した激辛商品が数多く登場した。

ハバネロとかデスソースとか、未知のトウガラシが登場し、

カレー店や中華料理店などでも、50倍だの100倍だの200倍だの、

もはや美味しさ云々などは別の次元で、

新しい食の楽しみ方として激辛メニューが乱立した。

 

最近また密かな激辛ブームなようで、様々な激辛商品を見かける。

そんな激辛商品のなかで、カップ麺に絞って、最近食べたものを勝手に批評してみた。

自分もどちらかといえば辛いものが好きではあるが、

ラーメンやうどん,そばに一味などの香辛料はかけない。

パスタやピザにタバスコもかけない。

基本的に料理そのものの素の味が好きで、物足りないときだけ香辛料を使用する。

 

ちなみに市販のカレールーを使ったカレーにはガラムマサラをふりかける。

おでんには必ず練りからしを付ける。

刺身には必ずわさびを付ける。

まあ辛味の好みの程度は人並みだと思っている。

なので、“激辛”と表示されている商品への耐性も人並みだと思っている。

 

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昨年の春頃だったかに発売されていた、日清レッドショックヌードル

期間限定で辛味三段階で、だんだんと辛くなっていく商品が三種類発売された。

レッドショックヌードルはそのうちのひとつで、最終段階の最も辛い商品。

パッケージにもえらく“衝撃の辛さ”とか、“口にした瞬間走る辛さ”など、

色々能書き書かれていたが、期待とは裏腹に大して辛くない。

激辛チゲ風となっているものの、チゲらしさはあまり感じられなかった。

とはいえ、美味しくないわけではなく、ちょっと辛目のカップ麺として美味しくいただいた。

 

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同じく昨年の春頃に販売されていた、明星赤いぜ!一平ちゃん

“辛とんこつ”と表記されていたとおり、

とんこつスープをトウガラシの効いた味噌仕立てで辛くしたような感じだった。

これもさほど辛いわけではなく、まあまあ美味しくいただいた。

同時発売で、黒いぜ!一平ちゃんて商品もあった。

こっちは普通のとんこつに、黒マー油みたいなのが添付されていた。

にんにくがえらく効いていたような記憶が。

 

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マスコットキャラクターのスコデビル。

フタの裏面にはスコデビルの詳細な生態などが書かれていた。

 

昨年夏に明星から販売されていた、すこびる辛麺

スコビルとは、トウガラシの辛さを表す単位のことで、

辛味成分のカプサイシンの含有量で数値化される。

それを名前にあてがった商品。

スコビルと“すこぶる”をかけた、なかなか巧いネーミングだ。

で、これがかなり辛い。

すこぶる辛い。

真夏ということもあって汗が噴き出した。

味噌味と唐辛子は相性がいいが、濃厚味噌に乗って辛味が舌に絡まるので、より一層辛く感じる。

 

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エースコックから販売されていた、チゲの真髄

なんとも厳かな商品名。

そして、その下に書かれた、“圧倒的な牛の旨み”。

チゲっていったら、魚介系の海鮮スープを連想してしまうが、牛骨ですか!

そういや牛骨ラーメンが一時期ブームだったが、その流れかしら?

残念ながら牛骨だしはよく覚えていないが、

そんなに辛くなく、まろやかで凄く美味しかったのは覚えている。

やたら柔らかくてなめらかな豆腐もグーだった。

 

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粒のままのニンニクに、ニラに、トウガラシ!

このかやくに圧倒される。

 

昨年夏にヤマダイから発売されていた、夏の激辛味噌麺

味噌スープを作らせたら、右に出る者が居ないのではないかと思うほど、

ニュータッチの味噌系スープは出来がいい。

これも辛さと味噌のだしがマッチして、かなり美味しかった。

そして汗だくになるほど辛かった。

だが、このラーメンのもっとも注目すべきはかやく。

ニンニクとニラがどっさり!

しかもニンニクはスライスとかでなく、粒そのまんま!

スタミナ抜群だ。

臭いを気にする方は、絶対に食べられない。

 

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ヤマダイから販売されている、仙台辛味噌ラーメン

これは期間限定ではなく、レギュラー商品として今も販売されている。

仙台味噌醤油社(ジョウセン)の味噌を100%使用した濃厚な味噌ラーメン。

だしがよく効いていて、辛味もちょうどいい。

かやくのもやしとキャベツがシャキシャキで辛味噌スープによく合う。

ただ個人的に残念なのが麺。

ヤマダイの凄麺シリーズの麺が、自分には合わないんだよなあ。

 

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日清から発売されている、とんがらし麺・激辛海鮮味

魚介ベースのスープに、トウガラシの辛さがプラスされた海鮮チゲ味。

かやくに、イカとエビが入っていて、なかなか豪華。

かやくにはキムチまで入っている拘りよう。

また麺にもトウガラシが練り込まれており、辛さから逃れることができない。

別添の“超絶激辛オイル”を投入すると、辛さが倍増。

真冬に食べても汗がにじむ辛さ。

 

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ちじれ平太麺に、とろみの効いた辛味スープがよく絡む。

 

寿がきやから販売されている、辛辛魚らーめん

東京の人気ラーメン店とのコラボ商品。

まずインパクトのある名前もだが、パッケージのラーメンに乗っかっている、

真っ赤な粉末に興味津々。

正体は魚粉にトウガラシを混ぜたもので、まさに辛辛魚だ。

とんこつ醤油となっているが、スープにとろみがあり、

魚介のだしと、とろみのある濃厚なスープで、味噌のような雰囲気。

だもんで、やっぱり余計に辛味がまとわり付く。

真冬だけど汗だくだくになる辛さ。

 

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日清から発売されている、セブンイレブン向け商品、蒙古タンメン

蒙古タンメン中本という人気店とのコラボ商品。

まあ店の本家の味は判らないけれど、これまた凄く美味しかった。

醤油ベースのほどよい辛さのスープに太平麺がよく絡む。

キクラゲとキャベツの歯ごたえがいい。

チゲの真髄同様、豆腐がやたら、なめらかでおいしかった。

別添の辛味オイルが付いているが、これってとんがらし麺の超絶激辛オイルと一緒じゃ・・?

 

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ヤマダイから発売されている、鬼金棒(きかんぼう)カラシビ味噌らー麺

これまた東京の人気ラーメン店とのコラボ商品。

これは数年前にも食べたことがあるが、まず食い物じゃない。

ただでさえ辛い味噌スープに、さらに山椒が加えられているという鬼畜なスープ。

まさに鬼だ。

知っている方も居ると思うが、トウガラシの辛さと山椒の辛さが混ざると、

薬品というか洗剤というか、よく解らない化学的な味になり、ヘンな辛さで舌が麻痺する。

味蕾が死ぬわ・・・。

“シビカラ”という表現はここから来ているのだろう。

こんなのが大人気で、この店は行列ができるというから、世間の好みはよく解らない。

舌が麻痺する感覚がクセになるのだろうか?

山椒さえなければ、けっこう美味しい味噌ラーメンなのだけど、

そうするとこの店のウリが無くなるわな。

 

 

ここ一年で食べた激辛ラーメンをまとめてみた。

辛いものが苦手な方は、手を出さない方がいい。

どんな食べ物も、どんな味付けも、ほどほどがいちばん美味しい。

・・・と、激辛を否定してしまうような、元も子もない言葉で締める。

 

 



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