![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/a0/e20d4d135148191369a65da2d2e47166.jpg)
先月だったか、スーパーのカップ麺売場で目にとまった商品。
四角くて大きな容器、そう、カップ焼きそば。
パッケージには“お好みソース”とでっかく書かれている。
これは十数年前まで広島に居た頃に見慣れたフォント・・というかロゴ。
広島といえばお好み焼き。
お好み焼きのソースといえば、オタフクソース。
そう、オタフクソースのロゴなのだ。
サッポロ一番のサンヨー食品と、オタフクソースとのコラボ商品。
広島には、オタフクソースと人気を二分する、
カープソースというのもあるが自分はたぶん味わったことがない。
そしてパッケージには、網の上に乗せられた大粒の牡蠣の写真も。
商品名は、お好みソース味焼きそば“焼き牡風味”と続いていた。
完全に広島の商品である。
パッケージ上部に小さく、広島のテレビ局のローカル番組のロゴも。
その番組内で企画・開発された商品なのだろう。
広島ホームテレビっていうと、ぽるぽるのとこだったかな?
広島に居るうちに、ぽるぽるのぬいぐるみ買っておくんだった。
ラベルの裏面にテレビ局側のアピールが。
うーん知らない(覚えていない?)番組だし、知らない(覚えていいない?)ひとたちだ。
大松しんじってひとは、“大ちゃん”って愛称で親しまれていたひとだったっけ?
ちょっと声が高めなんだよね。
地元福岡と同じくらいに広島ライクな自分。
いや、ラブだな。
なので、こんな商品を見つけちゃあ、買わないわけにはいかない。
さっそく購入して食べた。
パッケージを開けるが、いたって普通のカップ焼きそば。
出てきた小袋は液体のソースのみ。
かやくは乾燥キャベツが麺と一緒にちらほら。
湯切りのときに落っことしてしまわないように注意だ。
お湯を入れて3分待って湯切り。
そして液体ソースを麺にからめてできあがり。
ふわっと甘くフルーティなソースの香り。
この香りもどこか懐かしい嗅ぎ慣れた匂い。
昼時の広島市内の裏通りを歩けば、あちこちからこんな香りが漂っていた。
自分は呉市の離島に長いこと住んでいたが、
漁師町の離島でさえ、お好み焼き屋は複数軒あり、
そばを歩けば、ジュー・・という焼き音とともに、
カチャカチャと鉄板とヘラとが干渉する音がせわしなく聞こえてきた。
広島へ来たばかりの頃はヘラを上手く扱えなくって、
鉄板からダイレクトにお好み焼きを食べれなくって、皿に移してもらい、箸をもらっていた。
懐かしいのう。
そんな広島時代を思い出しつつ、できあがった焼きそばをすする。
うん、美味い。
これこれ、この味。
甘さ強めで酸味は弱め。
鼻をつくフルーティーな香り。
それにこの麺、カップ麺にしちゃ、なかなか食べ応えがあっていい。
太めでもっちりしていて、ソースがよく絡む。
ボソボソ、パッサパサのペヤングとは大違い。
というか、自分はペヤングの人気が理解できない。
あれ、美味しいか?
そして、麺を噛んでいるとじわっと感じるのが牡蠣の味。
これが思っていた以上に濃厚な味。
具はキャベツがちょろっと入っているだけで、
牡蠣なんて入っていないのに、しっかりと牡蠣のエキスを感じられる。
これ、見た目シンプル・・・というか質素なのに、すごく味はいい。
さすが広島じゃのう、牡蠣の味に妥協しとらん。
あっという間に完食。
牡蠣味の焼きそばか、美味いじゃないか。
焼きそばに牡蠣とは盲点だったな。
もしかしたら広島じゃ、本物の牡蠣が入った焼きそばを供している店もあるかもしれない。
宮島とか倉橋、瀬戸田あたりにゃ有りそうじゃの。
今度行ったとき、探してみるか。
・・・いや、自分で作ってみた方が早いじゃん。
翌日、さっそく牡蠣を購入してきた。
残念ながら旬の時期もラストだったため、広島産はなく。
代わりに兵庫は播磨灘産の牡蠣。
同じ瀬戸内海じゃし、兵庫産だろうが全然美味しいし問題ない。
牡蠣以外に、焼きそば麺とカット野菜、それとあおさを購入。
そして味の決め手となる、牡蠣醤油を購入。
これに常備してあるオイスターソースと、オタフクソースとで、
あのカップ焼きそばの、牡蠣の濃厚な味が再現できるだろうか?
美味しかった。
・・・が、やっぱり濃厚なあの牡蠣の味は再現できなかった。
本物の牡蠣が入っていてもだ。
牡蠣醤油の割合を増やした方が良かったか?
そうすると辛くなってしまうしな。
牡蠣の煮汁なんかがあれば良かったかもしれないな。
麺を炒めるときに、その煮汁が煮詰まる程度までやって、
そこへ牡蠣醤油やオイスターソースを投入すれば、もしかしたら・・・。
もちろんオタフクソースを使用。
まあとにかく、サッポロ一番 お好みソース味焼きそば 焼き牡蠣風味。
かなり美味しい一品だった。
コラボ商品だし、おそらく期間限定の販売。
あれっきり見かけない。
もう牡蠣のシーズン終わっちゃったから、販売されていないだろうな。
あの濃厚な牡蠣の味、もう一回味わいたかった。
牡蠣は美味い!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます