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先日、姪っ子を連れて美術館へ行った帰り。
二人とも腹ペコだったので、帰宅前に遅い昼食をとることに。
寄ったのは、国道沿いにあるファミレスのガスト。
ここへ来たのは、2年振りくらいだろうか?
ガスト自体もそれぐらいぶりだと思う。
ランチでは遅いし夕飯には早い。
午後4時前後の中途半端な時間。
店内にはまったく客がいない。
ドリンクバーのみでワイワイやってる学生のグループでも居てもいい時間だけど、
夏休み中だったので、そんな光景もない。
座席についてメニューを見る。
ササっと自分のものを決めて、姪っ子の注文を訊く。
「これ・・・。」
小学校3年生の姪っ子3号、はにかみながらメニューのひとつを指さす。
!
う・・・うなぎだと!?
ライスや味噌汁を付けても1,000円未満のハンバーグや、
同じ価格帯でも、ステーキやミックスグリルなんかが在るのに、
一杯1,000円以上もする、ぜいたくな うな丼を指さしやがった!
ちょ・・・コイツ・・・わしもまだ今季うなぎを食えていないのに・・・。
姪っ子が注文したうな丼
でもまあ、ひとりだけ美術館に付いてきてくれた かわいい姪っ子。
ここで拒んでは、おじさんの威厳が無くなってしまう。
値段なんてそんな気にすることじゃないんだ。
わしが思うのは、ファミレスでうなぎは損だぞ・・・ってこと。
子どもにゃ解らんだろうけどさ。
オーダーが決まったので、テーブルにあった呼び鈴を鳴らす。
すぐに店員さんがやって来た。
メニューを手に、注文を伝えようかと思ったら・・・。
「ご注文ですね~、まずは、このボタンを・・・。」
店員さん、テーブルの奥にあったタッチパネルを操作し始めた。
え・・・!
この機会使って自分で勝手に注文するんだったの・・・?
「あ、すいません、タッチパネルで注文するんですね・・・。」
「気付きませんでした、たぶん自分でできます。」
店員さんからタッチパネルを受け取り、そそくさと自分で注文する。
コロナ禍で導入されたのかな?
しばらく来ないうちにハイテクになってるわ。
店員さんにオーダーする時代はもう古いっ!
タッチパネルで注文を済ませる。
ドリンクバーも注文したが・・・勝手に飲み物を注ぎに行っていいのかな?
オーダー終了した時点で、もう大丈夫なんだろうな・・・?
たぶん大丈夫だろうと、姪っ子を連れてドリンクバーへ。
ドラクエⅩ、前に誰かのお宅で見かけたドリンクバーを再現したハウジング。
ドリンクバーというか、コーヒーサーバーだな。
ドリンクを持ってテーブルへ戻る。
店内装飾とかメニューやら、いろんな案内やらを見ていると、
そのなかのひとつ、ラミネートされた案内に目が留まる。
“猫ちゃんロボットがお料理を運ぶことがあります”
と書かれたチラシのような案内。
日本を代表する猫ちゃんロボット
掲載された写真には、猫の顔を付けた寸胴なロボットが。
胴体部分が棚になっていて、そこへ料理が入れられて、
できた料理を各テーブルまで運ぶって仕様なのね。
猫ロボットが料理を持ってきた際の、対応の仕方なんかが案内されていた。
へぇ~面白いな。
まあこんな田舎店舗で導入はされてなかろうし、
導入されていたとしても、客はわしらだけじゃし、
わしらだけのためにロボット起動させやしないだろうし、
まあ、店員さんが普通に持ってくるじゃろう。
姪っ子とふたり、その案内を見ながら そう思っていた。
そんな矢先、厨房の方から甲高い声が聞こえてきた。
「いってくるニャン!」
!
姪っ子と目を見合わせる。
ガタン・・ガタン・・・ガタン・・・何かが細やかな段差を渡ってくるような音がする・・・。
その音が段々と近づいてくる。
自分らが座っていたテーブルは厨房を背にした、曲がり角の先。
近づいてくる音の正体は直前になるまで確認できない。
だが、明らかにコイツだと思った。
目の前の案内に載っている、猫型の配膳ロボット。
来たっ・・・!
思ったよりも滑らかな動きでそいつは現れた。
自分らの座るテーブルに到着すると、その脇でくるんと方向転換。
客が料理を取りやすいよう、体の向きを変えたのだ。
「光ってるところから、料理を取ってニャン!」
※セリフはうろ覚え。
コイツ・・・賢いっ!
自分が注文したシーフードサラダだ。
おそるおそる手を伸ばして料理を受け取る。
・・・・・。
しばしの沈黙。
え・・・チップか何かあげなきゃならない状況?
かっぱ寿司の新幹線みたく、受け取ったら本体のボタン押すとかなにか?
「ごゆっくりどうぞ!」
そう言うと向きを変えて、厨房の方へと戻って行った。
ガタン・・ガタン・・ガタン・・・と、段差を通る音が遠のいていく。
この店舗、床に石畳調のデコレーションが施されており、
猫型ロボットが、その模様のわずかな段差をとおるとき、
どうしてもガタンガタンと音を発してしまうようだ。
次に自分の頼んだドリアがやってきた。
ラストに姪っ子の頼んだうな丼と、自分の頼んだサラダうどん。
計3回、自分らのテーブルにやってきた猫型ロボット。
その都度、厨房の奥で「行ってくるニャン!」と元気よく発し、
ガタン・・ガタン・・・言わせながらやってくる。
いや~ここまでしっかりと働いているロボット、初めて見たわ。
はま寿司のペッパー君には何度も触れているが、
あれは入店時の受付から、客を配席して案内するだけであって、
そこまで驚くような役割をこなしてはいなかった。
前にハワイアンレストランで、いきなり足元に現れた、
お掃除ロボットのルンバに驚いたこともあったな。
最近のハイテク具合には驚かされる。
またガストに行きたくなった。
すかいらーくグループは業績低迷で、ガストなど大量閉店が決まっているらしいが、
この最寄り店舗が閉店対象の店舗でないことを祈る。
猫ちゃんロボットのおかげで、ガストは間違いなく楽しいレストランだった。
可愛い(笑)。
外食ほとんどしないので、出会うことは無いだろけど。
ちょっと見てみたい〜!
お察しのとおり、かわいかったですよ。
これに会いに行くためだけにガストに行く価値あるかも。
ビジュアルも、自分のうろ覚え画像の数百倍はかわいいので
期待していいと思います。
どうしても行く機会がないのなら、
Youtubeなんかに画像が上がっているようなので、
それで見てみるのもいいかもしれません。
実は先日は〇寿司での事です。
レーンを爆走中の寿司が、私の席の横でいきなり横転、テーブルに落下してきました。
私も、近くの席の人達も固まりました。
その寿司は私が注文した寿司ではありませんでしたが、はま〇司のレーンの性能は猫型ロボットに完敗のようです。
回転寿司のレーンで、そういったトラブルには未だ遭遇したことはないですね。
よく寿司が倒れていたり、軍艦からこぼれていたり・・っていうのは見ますが。
あと民度の問題でしょうが、ネタだけがはぎ取られて、
シャリだけが回っている光景を見たことがあります・・・。
それにしても脱線の原因はなんなんでしょうね?
誰か置き石イタズラした?
店員の方によると、「置き方がよくなかったかも」
私も汁物系でなくてよかったと思います。
自分に当たらなくても、片付けるのが大変ですからね。
さすがに横転するようなヤワな設計じゃないでしょうから、
よっぽど偏った乗せ方をしたのかもしれませんね。