“ママノリア日記

ママノリアの独り言

暴走

2006年01月19日 | アリノママノリアの日々

まるで樹の年輪のように人もしわを増やし生きてる証を刻んで行く。まだまだ若さを隠しきれない自分も日々、欲望を追い求め、物事の善し悪しを自分の生きてきた短い尺度で計っている。
大人からはまだまだ子供だと言われ、年下を見ればまだまだ子供だと思っている。
汚れを知らない若さは、自分自身の存在を確かめる為に主張を繰り返し、時に大人に殴りかかり、時に人の物を盗み、時に目に見えぬ反抗を繰り返す。

そんな彼らを、大人と言われる人達はどれだけ正面から受けとめられるだろう。例えば成人式で暴れる彼らにどんな言葉を掛けてあげられるだろう。

僕は成人式から5年の日々が経った。
あの頃僕は飢えていた。

ただし、飢えを託せる大人がいなかった。殴ってくれる優しさが欲しかった。

同じ空を同じ視点で見てくれる人はいくらでもいた。それはそれでうれしい事だった。ただ今のあなたの信念から叱ってくれる人は心に突き刺さるものがあった。

若者は今を必死に生きている。その姿は本当に勇ましい。
それに負けない強い信念で立ち向かわないと彼らの心を動かす事はできない。


子供と大人の狭間を泳いでいる自分。
もうゴールはそこにある。遠回りでたぶらかす事は許されない。