「もしもし…」
「あー、俺だ。仕事だ。一発かますぞ」
「はい…」
「最近とある出会い系サイトがな、純粋無垢なぼっちゃん達から金を巻き上げてるらしい」
「はい…」
「なんせ、待ち合わせ場所にヤバい奴らがいてよ、女とつるんで金巻き上げるらしいんだ」
「・・・はい…」
「…お前話し聞いてるんだろうな、あっ?」
「聞いてます、聞いてます…それでどうすればいいですか?」
「まずお前にそのサイト教えっから、女と会うんだ。いいか?」
「は…い」
「そのアドレスを今からメールで送るぞ」
「はい…」
「お前パソコンねーんだよな?」
「はい・・・」
「じゃあ、近くの満喫でも行ってネットにアクセスしろや」
「お金が…」
「あっ?金?そのぐらいテメーでなんとかしろや。んなもんバックレて逃げりゃいいんだよ、とにかく女と3日後に会う約束しろ。ほんじゃな」
ガチャッ という音とともに電話は切れた。
鳴り響く鼓動はなかなか止まらなかった。
夜7時。
「俺、死ね!!俺なんか死んでしまえ!!!死んでしまえ!!!」
叫びながら、最後にはケラケラ笑いながら横断歩道を渡る。
タクシーの運転手は、窓を開けてたけしを眺めて、まるで獣を見るように過ぎ去った後もバックミラーで見ている。たけしはそれに気づくと少し恥ずかしくなったようで下を向いた。
星を眺めようとすると顔を上げると、漫画喫茶の看板を見つけた。手前の信号左。パソコン40台有り。
信号を左に渡った。理容室の隣のビルにそれはあった。
エレベーター付近には、防犯対策のポスターが張ってある。
お金のことが気になった。
「逃げるか・・・」
そうつぶやいて、なんとなしにエレベーターではなく階段を使い、漫画喫茶の扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
無愛想な店員がめんどくさそうに対応する。タバコのにおいがあたりに充満していて、少し気持ちが悪い。
「お客様、パックをご利用になりますか?3時間パックと5時間パックがありますが」
「・・・・・」
「通常ですと一時間300円になります。」
たけしは財布を出そうとしたが店員は面倒くさそうに言った。
「通常料金だと後払いになりますが」
財布を確認すると、360円入っていた。
通常料金で入ることを決めると、暗い室内の個室に案内された。
「あー、俺だ。仕事だ。一発かますぞ」
「はい…」
「最近とある出会い系サイトがな、純粋無垢なぼっちゃん達から金を巻き上げてるらしい」
「はい…」
「なんせ、待ち合わせ場所にヤバい奴らがいてよ、女とつるんで金巻き上げるらしいんだ」
「・・・はい…」
「…お前話し聞いてるんだろうな、あっ?」
「聞いてます、聞いてます…それでどうすればいいですか?」
「まずお前にそのサイト教えっから、女と会うんだ。いいか?」
「は…い」
「そのアドレスを今からメールで送るぞ」
「はい…」
「お前パソコンねーんだよな?」
「はい・・・」
「じゃあ、近くの満喫でも行ってネットにアクセスしろや」
「お金が…」
「あっ?金?そのぐらいテメーでなんとかしろや。んなもんバックレて逃げりゃいいんだよ、とにかく女と3日後に会う約束しろ。ほんじゃな」
ガチャッ という音とともに電話は切れた。
鳴り響く鼓動はなかなか止まらなかった。
夜7時。
「俺、死ね!!俺なんか死んでしまえ!!!死んでしまえ!!!」
叫びながら、最後にはケラケラ笑いながら横断歩道を渡る。
タクシーの運転手は、窓を開けてたけしを眺めて、まるで獣を見るように過ぎ去った後もバックミラーで見ている。たけしはそれに気づくと少し恥ずかしくなったようで下を向いた。
星を眺めようとすると顔を上げると、漫画喫茶の看板を見つけた。手前の信号左。パソコン40台有り。
信号を左に渡った。理容室の隣のビルにそれはあった。
エレベーター付近には、防犯対策のポスターが張ってある。
お金のことが気になった。
「逃げるか・・・」
そうつぶやいて、なんとなしにエレベーターではなく階段を使い、漫画喫茶の扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
無愛想な店員がめんどくさそうに対応する。タバコのにおいがあたりに充満していて、少し気持ちが悪い。
「お客様、パックをご利用になりますか?3時間パックと5時間パックがありますが」
「・・・・・」
「通常ですと一時間300円になります。」
たけしは財布を出そうとしたが店員は面倒くさそうに言った。
「通常料金だと後払いになりますが」
財布を確認すると、360円入っていた。
通常料金で入ることを決めると、暗い室内の個室に案内された。