“ママノリア日記

ママノリアの独り言

風のじゅうたんⅠ

2006年11月25日 | アリノママノリアの日々

会社へ向かう車の中。

天気がすごい良くて、浅間山は確かに僕を見ている。


木漏れ日が滝のように幾千も流れ出し、僕の心に注入される。

冬の匂いがどこか寂しく、過去の友人を思い出させる。

車は法廷速度を越えて、それでも左足は感情に身を任せる。



そして、風が吹いた。



風のじゅうたんに乗って夢の町まで連れて行ってもらうところさ、

さらりさらりと流されていくのさ・・・。



やがて僕は、ひらひらと泳ぐ落ち葉になったようだ。

そして、どうやら空をずっと歩いているらしい。


車は、見当たらなくて、手も足もない、どうやら本物の落ち葉になってしまったらしい。



続く。