拓栄建設株式会社 社長のブログ

大田区の建築会社社長が感じた事・お役立ち情報、雑学・趣味である釣りの釣果・ペットのチワワの成長記録など
ご報告します。

武田信玄ゆかりの恵林寺・・・ご紹介②

2016-01-07 11:37:11 | 旅行
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます

山梨県に在る武田信玄ゆかりの恵林寺(えりんじ)のご紹介②

庫裡

(恵林寺HP写真転用)

禅寺のなかでもめずらしい、日本有数の大庫裡。信長による焼き討ちの後、
徳川家康によって再建された壮大な伽藍は、明治38年の火災によって
そのほとんどを焼失。現在の本堂、庫裏も、明治末期に再建されたもの。

入館料¥200を自動販売機で購入しての見学となります

一歩足を踏み入れると一番最初に目に飛び込んできたのが・・

武田信玄の旗印『風林火山』の書かれた屏風の文字
凄く重みを感じました。

「其その疾はやきこと風の如ごとく、其の徐しずかなること林の如く、
 侵掠しんりゃくすること火の如く、動かざること山の如し」

『孫子』の引用とされています。

  注:『孫子』=中国春秋時代の思想家孫武の作とされる兵法書

靴を脱いでスリッパで・・・

拝観順路の案内板に従っての見学です

方丈庭園

本堂の正面を進むと、左手にみえるのが枯山水式の庭園。
力強い枝振りの松がそびえ、西の端に勅使門が有ります。

うぐいす廊下

日本の古来の建築物に見られる、人が床の板の上を歩く事により
きしみ音が鳴る様につくられたうぐいす張り廊下。

外部侵入者の危険探知の為に設けられ廊下を歩くと
うぐいすの鳴くような音が聞こえてきます。

他の場所でも何カ所かうぐいす張りの廊下を歩きましたが
恵林寺のうぐいす張りの音が一番きれいな音に感じました。

この他にも信玄のお墓や国の名勝指定を受けている恵林寺庭園など
見どころ満載・・・

歴史ある信玄ゆかりの恵林寺に一度お参り下さい!
おすすめです!


武田信玄ゆかりの恵林寺・・・ご紹介①

2016-01-07 10:41:19 | 旅行
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます

平成28年1月2日に山梨県に在る武田信玄ゆかりの
恵林寺にお参りに行ってきました。

お寺に到着すると予想していたのとは違って
お参りの方は、まばらで空いていました。
無料駐車場もガラガラ。

このお寺は、永禄7年(1564)に信玄自ら寺領を寄進し
当山を菩提寺と定めた歴史あるお寺です。

そのお寺の一部ですがご紹介します。

恵林寺四脚門(通称・赤門)

(恵林寺HPの写真転用)

国の重要文化財に指定されている門。
織田信長の甲州征伐(1582年)の前に立ちはだかり、一度焼失して
その後、徳川家康によって再建(1606年)され再建時の姿を
今日に伝える唯一の遺構。


恵林寺三門 附棟札一枚

「心頭滅却すれば火も自(ひおのずから)涼し」というフレーズは、現代でもなお生きていますが
その由来は実のところ、多く命と引き換えにした、この「三門」の場所から有名になったとの事。

武田家が滅亡しても恭順しなかった恵林寺は、織田勢によって火攻めにあった。
この「三門」の場所に立て籠もった快川国師は、今際の際(いまわのきわ)に冒頭の一句を
大喝一声して多くの僧侶たちの動揺を鎮めて、端座しつつ皆で運命に身をゆだねたといわれている。

構造は、一間一戸、楼門形式で小規模ながら総体的に溢れる重厚・荘厳さは、
桃山文化の建築物の面影を示し、禅宗寺院の山門の中でも逸品とされている。

開山堂

三門をくぐって正面に見えるのが甲州市指定文化財の開山堂
夢窓疎石(むそうそせき)、快川紹喜(かいせんしょうき)、末宗瑞曷(まっしゅうずいかつ)
の三像が堂内に安置されています。


他の建物にはあまり見られない軒裏を飾る彫刻も印象的

②に続く・・・