辞書を買いに街の本屋へ出かけよう!(amazonもあるけどね)
辞書タイトルだけじゃ違いがわからない「初めての英英辞典」だよ。中二後半から高校一般の英語好きな中級者向けに書いてます。
ロイヤル英和なくなっとるがね…(1)|英語の辞書を読みまくり
ロイヤル英和なくなっとるがね…(2)|辞書の改訂について豆知識な
以下の[小見出し]は、辞書タイトルや内容説明によく使われる言葉たちです。わたしが英英辞典を選ぶとき困った言葉なんだけどね。まとめておきます。
[corpus]
書籍やマスコミやウェブなどよのなかで使われている文例を大量に集め分類したものがコーパスです。使われる頻度(ひんど)もわかるので辞書の見出し語や例文に利用されます。コンピュータが利用できるようになりコーパスを使わない辞書は少なくなりました。かつては辞書の執筆者個人でデータを集めていたために執筆者ごとにクセが強くあらわれていました。
[Learner's]☆
英語を外国語として学ぶ学習者向けです。普段から英語で暮らすネイティヴには当たり前で省かれてしまうことも丁寧に説明がされます。われわれの初めての英英辞典ならラーナーズが使いやすいと言えます。ラーナーズも初級中級上級に分かれます。
[basic]☆
定義語数は1600語程度、見出し語も少なめシンプルな読みやすいベーシック。フルカラーの辞書もあります。例えば英米で生活する在留外国人や移民に向きますが、語句のイメージを助けるイラストが多いためわれわれ外国人にも使いやすいのです。とっつきが良い代わり学習用としては数年で物足りなくなるかもしれません。1600語レベルでは物足りなく感じるチカラがついたんだと考えて、それから買い替えを考れば良いでしょう。
動詞や副詞には効果は感じないかも知れませんが、visual,illustrated,pictureといった絵や写真を多用した辞書もわれわれ非ネイティヴには理解がしやすくなります。子供向けに多いタイトルですが大人一般向けも結構出版されています。
[children,first,primary.elementary.jonior,school]★
オススメ!ネイティヴの幼児から小学生向け辞書を使う方法もあります。ネイティヴに対する推奨年齢ですけど、amazonや公式ホームページでそれぞれ内容紹介文に"age"で書かれています。
英英辞書は書店で実物を見ることがなかなか難しい。文字の大きさレイアウト、特に子供向けは見た目が大事。わたしは公式ホームページで確認しました。まず見た目の好み、次に例文や語法。CDや付録。今回は、囲み記事に短いストーリーやコラムがあるかで選びました。気持ちや様子の表現をつかみたかったからです。なお、アマゾンのパソコンサイトほか、amazon.co.uk/amazon.comにいけば画像が見られる可能性がより高いです。
【公式リンク】
ロングマン日本版(桐原書店・パソコンむけ)
LONGMAN海外版(ピアソンジャパン ・パソコンむけ)
オクスフォード小学館版は日本独自の編集を加えたもの。旺文社版はカバーを取ると海外版と同一です。
オックスフォード日本版(小学館・パソコンむけ)
オックスフォード日本版(旺文社・パソコンむけ)
OXFORD海外版(オックスフォード出版局・パソコンむけ)
コウビルドやマクミラン、書店でなかなか見かけないのは国内販売業者の営業力の差で辞書そのものの差ではありません。ふたつとも初級向けではないですが。
コリンズ コウビルド日本版(センゲージターニングほか・公式なし)
COLLINS COUBULD海外版(コリンズ社・パソコンむけ)
マクミラン日本版(南雲堂フェニックス・パソコンむけ)
MacMillan海外版(マクミランランゲージハウス・パソコンむけ)
[日本版について]
表紙タイトルがカタカタや漢字で表記がされた英英辞書があります。日本国内版です。表紙カバーをはずすと、書籍そのものやCD-ROMは海外版とまったく変わりません。輸入洋書が珍しかったころ日本国内で販売数を増やすため国内出版社と販売の提携したのです。国内版は表紙カバー以外、外箱が付いたり使い方小冊子が付く程度。辞書の使い方を一から知りたいわけでなければamazonなどで比較して安いほうを買いましょう。むかしは割高だった国内版ですが近年は円高で海外版より安くなっています。
公式に海外版の英和辞典や日本版の英英和辞典なども出版されています(日本語が目に入ると英英辞典を使う意義には反しちゃうと個人的には思ってますが)。また海外版それぞれに、対応する国内版もすべて存在するわけじゃありません。ついでに細かい話。ソフトカバーとハードカバー、表紙の違いです。中身はおなじで価格に少し差があるのみ。好みですがわたしはpocket,以外てはすべてソフトカバー派です。
【amazonリンク】
Everything You Need To Know About Science Homework
Scholastic Children's Dictionary
国や州ごとに学校制度に違いがあるため大雑把ですが、childrenは中学まで広く子供向け、firstは幼児さん、イギリス式のprimaryとアメリカ式のelementaryやjoniorはいずれも幼児から小学低学年、schoolは小学生からだと思います。studentは中高生、これは後述します。
School DIctIonaryは小中生向け多教科学習辞書で、English DIctIonary for Schoolsは小中生向けネイティヴの国語としての英語ことば辞書になると思います。似てて戸惑ったよ。次に買うつもりのScholastic Children's Thesaurusもschoolですから、小学生向けの類語辞典ですね。
ながめて楽しむだけならともかく、語義や例文の原語に触れたいなら欲張らず簡単なほうを選びましょう。学校英語を越え中上級にステップアップするには、たとえやさしい英語であっても、日本語に直さず原語のまま読む方法が自然です。暗記や読解のスピードが速くなります。子供向け辞書を使うことで、語彙(ごい)力を上げている大人も少なくないんです。
プレキソ英語、毎週土曜18:50から
続きます。(塾長)
辞書タイトルだけじゃ違いがわからない「初めての英英辞典」だよ。中二後半から高校一般の英語好きな中級者向けに書いてます。
ロイヤル英和なくなっとるがね…(1)|英語の辞書を読みまくり
ロイヤル英和なくなっとるがね…(2)|辞書の改訂について豆知識な
以下の[小見出し]は、辞書タイトルや内容説明によく使われる言葉たちです。わたしが英英辞典を選ぶとき困った言葉なんだけどね。まとめておきます。
[corpus]
書籍やマスコミやウェブなどよのなかで使われている文例を大量に集め分類したものがコーパスです。使われる頻度(ひんど)もわかるので辞書の見出し語や例文に利用されます。コンピュータが利用できるようになりコーパスを使わない辞書は少なくなりました。かつては辞書の執筆者個人でデータを集めていたために執筆者ごとにクセが強くあらわれていました。
[Learner's]☆
英語を外国語として学ぶ学習者向けです。普段から英語で暮らすネイティヴには当たり前で省かれてしまうことも丁寧に説明がされます。われわれの初めての英英辞典ならラーナーズが使いやすいと言えます。ラーナーズも初級中級上級に分かれます。
[basic]☆
定義語数は1600語程度、見出し語も少なめシンプルな読みやすいベーシック。フルカラーの辞書もあります。例えば英米で生活する在留外国人や移民に向きますが、語句のイメージを助けるイラストが多いためわれわれ外国人にも使いやすいのです。とっつきが良い代わり学習用としては数年で物足りなくなるかもしれません。1600語レベルでは物足りなく感じるチカラがついたんだと考えて、それから買い替えを考れば良いでしょう。
動詞や副詞には効果は感じないかも知れませんが、visual,illustrated,pictureといった絵や写真を多用した辞書もわれわれ非ネイティヴには理解がしやすくなります。子供向けに多いタイトルですが大人一般向けも結構出版されています。
[children,first,primary.elementary.jonior,school]★
オススメ!ネイティヴの幼児から小学生向け辞書を使う方法もあります。ネイティヴに対する推奨年齢ですけど、amazonや公式ホームページでそれぞれ内容紹介文に"age"で書かれています。
英英辞書は書店で実物を見ることがなかなか難しい。文字の大きさレイアウト、特に子供向けは見た目が大事。わたしは公式ホームページで確認しました。まず見た目の好み、次に例文や語法。CDや付録。今回は、囲み記事に短いストーリーやコラムがあるかで選びました。気持ちや様子の表現をつかみたかったからです。なお、アマゾンのパソコンサイトほか、amazon.co.uk/amazon.comにいけば画像が見られる可能性がより高いです。
【公式リンク】
ロングマン日本版(桐原書店・パソコンむけ)
LONGMAN海外版(ピアソンジャパン ・パソコンむけ)
オクスフォード小学館版は日本独自の編集を加えたもの。旺文社版はカバーを取ると海外版と同一です。
オックスフォード日本版(小学館・パソコンむけ)
オックスフォード日本版(旺文社・パソコンむけ)
OXFORD海外版(オックスフォード出版局・パソコンむけ)
コウビルドやマクミラン、書店でなかなか見かけないのは国内販売業者の営業力の差で辞書そのものの差ではありません。ふたつとも初級向けではないですが。
コリンズ コウビルド日本版(センゲージターニングほか・公式なし)
COLLINS COUBULD海外版(コリンズ社・パソコンむけ)
マクミラン日本版(南雲堂フェニックス・パソコンむけ)
MacMillan海外版(マクミランランゲージハウス・パソコンむけ)
[日本版について]
表紙タイトルがカタカタや漢字で表記がされた英英辞書があります。日本国内版です。表紙カバーをはずすと、書籍そのものやCD-ROMは海外版とまったく変わりません。輸入洋書が珍しかったころ日本国内で販売数を増やすため国内出版社と販売の提携したのです。国内版は表紙カバー以外、外箱が付いたり使い方小冊子が付く程度。辞書の使い方を一から知りたいわけでなければamazonなどで比較して安いほうを買いましょう。むかしは割高だった国内版ですが近年は円高で海外版より安くなっています。
公式に海外版の英和辞典や日本版の英英和辞典なども出版されています(日本語が目に入ると英英辞典を使う意義には反しちゃうと個人的には思ってますが)。また海外版それぞれに、対応する国内版もすべて存在するわけじゃありません。ついでに細かい話。ソフトカバーとハードカバー、表紙の違いです。中身はおなじで価格に少し差があるのみ。好みですがわたしはpocket,以外てはすべてソフトカバー派です。
【amazonリンク】
Everything You Need To Know About Science Homework
Scholastic Children's Dictionary
国や州ごとに学校制度に違いがあるため大雑把ですが、childrenは中学まで広く子供向け、firstは幼児さん、イギリス式のprimaryとアメリカ式のelementaryやjoniorはいずれも幼児から小学低学年、schoolは小学生からだと思います。studentは中高生、これは後述します。
School DIctIonaryは小中生向け多教科学習辞書で、English DIctIonary for Schoolsは小中生向けネイティヴの国語としての英語ことば辞書になると思います。似てて戸惑ったよ。次に買うつもりのScholastic Children's Thesaurusもschoolですから、小学生向けの類語辞典ですね。
ながめて楽しむだけならともかく、語義や例文の原語に触れたいなら欲張らず簡単なほうを選びましょう。学校英語を越え中上級にステップアップするには、たとえやさしい英語であっても、日本語に直さず原語のまま読む方法が自然です。暗記や読解のスピードが速くなります。子供向け辞書を使うことで、語彙(ごい)力を上げている大人も少なくないんです。
プレキソ英語、毎週土曜18:50から
続きます。(塾長)