12月、中三の志望校は全員確定です。担任の先生が願書作成に入ります。
高校受験の志望校確定は12月初め。9月初めと11月初めの共通テストをもとに、12月の三者面談で最終決定します。
また、私立受験の本番は年明けの1月。公立高校受験は3月初めですが、学力が伸ばせるのは2月末まで。いずれにせよ残された時間に出来ることはミスを減らすこと、全力を出しきれる体制を整えておくこと。
受験システムは公正さが優先されます。高校に限らず、入学試験に一発逆転はありません。持って生まれた「才能」を測る試験ではありませんから。直前数ヶ月ともなれば、やるべきことを一つずつ済ませていくだけです。
入試直前、ご家庭では体調管理と精神安定が最重要になります。この二つは連動します。体調が崩れると落ち着かなくなり、落ち着かないとケガや病気しやすくもなります。
本番では、「大丈夫だろう」の思い込みが最も危(あや)うい。状況が普段と異なるからです。まず「受験ごときで一生が決まるわけじゃない」との前提は、クチに出してはっきり共有しましょう。その上で、いまやれることをやり切る。人生には何度かやり切らなければならない瞬間があります。
これを受験の年に”始めて”やらせるのは負担が大き過ぎます。ぶっつけ本番は勝負事に燃える男性に好まれますが、成長期のお子さんの三年間を賭けてやるバクチはどうでしょう。受験ではない年に少しずつ試しておきましょう。模試や英検、定期試験でも良いでしょう。受験ではない保護者へ呼び掛けている理由です。わたしたち塾講師の仕事は、それを共に乗り越えることです。
体調管理は、ムリはしないさせないこと。たとえば、早く取りかかって早く寝る。家では暗記を学校や塾で質問を。手洗いうがいで病気をしても軽く済みます。スリッパ膝掛けで足先を冷やさない。子どもと年寄りの「大丈夫」は当てになりません。普段とは違うのだとの認識が甘くなるから。
精神安定は、志望校を早めに確定しておくこと。悩む場合は、早めに小分けに相談をして絞り込みだけは済ませておくこと。
今日の本題です。
志望校選択は悩みます。部活や資格や大学または将来やりたいことがある子は、それを伸ばす選択で良い。高校卒業後の進路などを”具体的に”調べ相談していきましょう。幾つか候補がある場合、受験先を実際に訪問してみることです。通学時のイメージが湧き、入学資料をもらったり学生の雰囲気も掴めます。年度末の「学生だより」はホームページではわからないより具体的な情報が満載です。受験先の事務室や学生課でもらえます。
それから、入試問題を解いてみる。学校説明会でたいてい昨年分が貰えます。熊日販売店で無料配布される「中三クラブ」もオススメ。市販や書店取り寄せを利用しても良い(可能なら解説の詳しいものを)。大問【2】だけ解くのも良いでしょう。受験内容ですから出来は気にしない。数校解き比較することで難易度が掴め、選択がしやすくなります。こればかりはやらせてみなくちゃわからない。
「なんとかなる」という楽観性は必須です。そのために普段は褒めておくのですから。その上で一時、なんとなく持っている子ども特有の万能感に冷や水をかけてあげます。受験は普段とは違うんだという”状況の変化”を演出します。受験に向き合う大きなきっかけとなるでしょう。成長を促すってこういうことです。ただ待つだけでは自覚なんて生まれません。
こういった変化は子ども達に欠かせないのですが、学校ではやりません。不要だからじゃない。楽観性がどの程度あるか集団のなかではバラつきが大きくて、出来ないのです。だから保護者や生徒本人から、個人で調べ動き始めます。
個人で向き合う、これは家庭から(願わくは塾からも)チームとして始めます。
まだ受験ではない年に、手をつけましょう。自覚が生まれ、お子さんが成長する大きなきっかけがつくれますから。←今日のポイント!
自覚を持つには、志望校を早めに調べること。小分けに相談して絞り込みを済ませておくことです。始めましょうか、今から。共に乗り越えていきましょう!(藤田)
高校受験の志望校確定は12月初め。9月初めと11月初めの共通テストをもとに、12月の三者面談で最終決定します。
また、私立受験の本番は年明けの1月。公立高校受験は3月初めですが、学力が伸ばせるのは2月末まで。いずれにせよ残された時間に出来ることはミスを減らすこと、全力を出しきれる体制を整えておくこと。
受験システムは公正さが優先されます。高校に限らず、入学試験に一発逆転はありません。持って生まれた「才能」を測る試験ではありませんから。直前数ヶ月ともなれば、やるべきことを一つずつ済ませていくだけです。
入試直前、ご家庭では体調管理と精神安定が最重要になります。この二つは連動します。体調が崩れると落ち着かなくなり、落ち着かないとケガや病気しやすくもなります。
本番では、「大丈夫だろう」の思い込みが最も危(あや)うい。状況が普段と異なるからです。まず「受験ごときで一生が決まるわけじゃない」との前提は、クチに出してはっきり共有しましょう。その上で、いまやれることをやり切る。人生には何度かやり切らなければならない瞬間があります。
これを受験の年に”始めて”やらせるのは負担が大き過ぎます。ぶっつけ本番は勝負事に燃える男性に好まれますが、成長期のお子さんの三年間を賭けてやるバクチはどうでしょう。受験ではない年に少しずつ試しておきましょう。模試や英検、定期試験でも良いでしょう。受験ではない保護者へ呼び掛けている理由です。わたしたち塾講師の仕事は、それを共に乗り越えることです。
体調管理は、ムリはしないさせないこと。たとえば、早く取りかかって早く寝る。家では暗記を学校や塾で質問を。手洗いうがいで病気をしても軽く済みます。スリッパ膝掛けで足先を冷やさない。子どもと年寄りの「大丈夫」は当てになりません。普段とは違うのだとの認識が甘くなるから。
精神安定は、志望校を早めに確定しておくこと。悩む場合は、早めに小分けに相談をして絞り込みだけは済ませておくこと。
今日の本題です。
志望校選択は悩みます。部活や資格や大学または将来やりたいことがある子は、それを伸ばす選択で良い。高校卒業後の進路などを”具体的に”調べ相談していきましょう。幾つか候補がある場合、受験先を実際に訪問してみることです。通学時のイメージが湧き、入学資料をもらったり学生の雰囲気も掴めます。年度末の「学生だより」はホームページではわからないより具体的な情報が満載です。受験先の事務室や学生課でもらえます。
それから、入試問題を解いてみる。学校説明会でたいてい昨年分が貰えます。熊日販売店で無料配布される「中三クラブ」もオススメ。市販や書店取り寄せを利用しても良い(可能なら解説の詳しいものを)。大問【2】だけ解くのも良いでしょう。受験内容ですから出来は気にしない。数校解き比較することで難易度が掴め、選択がしやすくなります。こればかりはやらせてみなくちゃわからない。
「なんとかなる」という楽観性は必須です。そのために普段は褒めておくのですから。その上で一時、なんとなく持っている子ども特有の万能感に冷や水をかけてあげます。受験は普段とは違うんだという”状況の変化”を演出します。受験に向き合う大きなきっかけとなるでしょう。成長を促すってこういうことです。ただ待つだけでは自覚なんて生まれません。
こういった変化は子ども達に欠かせないのですが、学校ではやりません。不要だからじゃない。楽観性がどの程度あるか集団のなかではバラつきが大きくて、出来ないのです。だから保護者や生徒本人から、個人で調べ動き始めます。
個人で向き合う、これは家庭から(願わくは塾からも)チームとして始めます。
まだ受験ではない年に、手をつけましょう。自覚が生まれ、お子さんが成長する大きなきっかけがつくれますから。←今日のポイント!
自覚を持つには、志望校を早めに調べること。小分けに相談して絞り込みを済ませておくことです。始めましょうか、今から。共に乗り越えていきましょう!(藤田)