べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「別に…。こんな返事しか返ってこなくなりました」(1)

2011年05月30日 | 保護者からご相談
 各学校で新年度も落ちつきをみせ、生徒たちも新しい環境に慣れたころです。学校では、学習への取り組み方の指導が行われています。たとえば、私立中学や中高一貫校ではノートのとり方を指導があります。

 新年度の心構え・教科ごとの勉強法・部活のこと。学校で教室で、なにがあったか聞いてみましょう。ところが…


「別に…」

 こんな返事しか返ってこない。いままでそんなことなかったのに。我が子に嫌われたようでショックかもしれません。

 ご心配なく。小学高学年のころから、どこのおうちでもみられるごくありふれた光景です。反抗期の始まりです。


 この時期に見られる傾向に、"質問に対して身構える"ことがあります。単純に答えてもいいことでも、うまいことやいいことを答えなきゃいけないと思い込んでいる。

 いいことです。自ら成長しようとしているのですから。ただ、その方法を知らないのです。

「考える」ってどういうこと?|サッチーは俺の嫁

> 「考える」とは、いままで練習してきたことのなかから、今なにをすべきかを「判断」するということ。練習もなしに「思いなやむ」だけでは、問題は解決しません。「新しい発見をする」ことは、経験をつまなければムリでしょう。「考えろ」と言われて答えが出ない。それは、解決にむすびつかないことを思いなやむだけだったり、新しいことをムリに思いつこうとしているからではありませんか?


 多くの子どもたちが、新しい知識を得ることを「考える」ことだと思い込んでいます。これまで知らないことのほうが圧倒的多く、新しい知識を吸収することに一生懸命だったから。

 それが逆転する時期が来ました。反抗期は、その節目の時期を迎えたということです。

 子どもたちはギャップに戸惑っています。どうしたらそのギャップを乗り越えられるか、ちょっとした知恵をプレゼントしましょう。

 続きます。(塾長)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。