初体験～女性専用車両～

昨日、久しぶりに地下鉄に乗った。
“女性専用車両”というのがある…ってのは知っていたけど、終日運転になっているのは知らなかった。

　新聞で“女性専用車両に乗車している女性のマナーが悪い”というのを以前に見たことがあるので、話の種…に乗ってみた。

　お昼時だったせいか、車内はオバちゃんが多く、その中に混じって女子高生が数人…。
予想外に、化粧臭いのや食べ物の匂いはなかった。

　他の車両が立っている人が目に付いたのに、立っている人は殆どいない。

　気の毒だったのが、私と一緒に車内に乗り込んだ背広姿のおじさん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自分もオバサンなのに…（笑）
３人組の女子高生に「女性専用車です」と言われ、周囲の女性方の視線にさらされ、赤面しながら隣の車両に移って行った。



　私はこれまで、ヘンなオッサンには追いかけられたことはあっても、痴漢には出会ったことがないのでよく分からないのだが、女性専用車両とはいかなるものか…と思う。

　女性専用車両に乗っていなかったヒトが仮に痴漢に出会うと、それは彼女が悪いのか…？
(痴漢するヤツが悪いのは、絶対的なのは言うまでもない)
他の車両が満員状態でも、女性専用車両に男性が乗り込んだ場合、それはやっぱ冷ややかな視線を浴びることになるのか…？

　確かに、妊娠中や小さな子ども連れの場合は、安心して乗れるということもあるだろう。
痴漢恐怖の女性にとっても安心できる空間になるだろう。

　でも、心臓が悪くてペースメーカーを埋め込んでいるヒトは、“携帯電話使用禁止車両”ってのを作って欲しいんじゃないかと思う。


　自分も女性でありながら、何ともいえぬ複雑な思いで、目的地に着くまでの時間を過ごした。