馬鹿なオッサン

水曜日の夜のこと、外で隣人と話をしていたところ、一台の軽トラが目の前に止まった。
そこには“駐車禁止”の標識…。

　日頃からウチの前の道は、違法駐車の車でいっぱいで、駐車場から車を出すにも見通しが悪い。

　隣人が軽トラのオッサンに、「ここに車を止めてもらったら困るんですけど」と言ったところ、
そのオッサン、「なんじゃ～、オマエらここで監視しとるんかぁ～！」と凄んだ。

　「ここ、駐車禁止の標識立っているでしょ」
　　　　　　　オッサン、標識のまん前に車を止めていたのだ。
　
　オッサンは、なんだかんだと言い訳をし、結局車を移動したのだが、捨て台詞を吐いて行った。

　「ここに犬やら猫の、死体を置いといてやるからな！」

　「そうなったら、警察に言えばいいんやなぁ～」
　「そんなもん、ワシのせいやない。ウチの若いモンがするんじゃ!」と、のたもうた。

　

　以前から違法駐車を巡って、色んなオッサンに暴言を吐かれている私は、さほど驚かなかったのだが、隣人は呆然とし、言葉を失っていた。


　それにしても、なんでこういう言葉が口から出てくるのか…？
どういう発想なのか？
自分のしている行為、吐いている言葉の意味が分かっているのか？
頭の中や神経の構造に、疑問を持った。


　今日の新聞にも、アホな国会議員の話、子どもを虐待して逮捕された親の話、殺人etc…。
色々あったが、なんでそういうことになるのか…？？
子どもに聞かれても説明のしようがない、正直なところ。


　アホな大人が多すぎる。
頭もアホなら、人間的な中味もアホ！！
個人を大切にすることや自由をはき違えてる。
日本は“平和ボケ”しているんじゃないかとさえ、感じる。


　最近は、何が普通なのかよく分からなくなってきた。
先日のブログにも書いたのだが、髪を染めることは、１０年程前はまだ珍しかった。
私が子どもの頃は、それだけで「不良」と呼ばれていた。
けど、今は普通のこと。どこでも目にするようになった。


　最近、自分はさておき、先ず他人を攻めることが多くなったように思う。
思いやりやいたわり、感謝の気持ちなんてなくなってきたように思う。
子どもに何かあると、学校のせい、友達のせい…。
アンタんちの躾けはどーなってんの？？
昔の同僚が言っていた。
「近頃の親は怖い。何でも文句を言ってくる。それなのにしなけりゃならないことは、半分もできていない」…と。


　私たちの世代以上がよくないんだろうね。
勉強勉強で、受験戦争を乗り越えて、校則校則でがんじがらめ、褒められることもなく、できて当たり前、親から言われる言葉は「戦争中、戦後はこんなに甘くなかった」


　今更、済んだことを嘆いても仕方がないのだ。
これからどうするのか…。それが大事！！
私たち大人が、子どもに説明のできる行動が、恥ずかしくない行動が取れるようにすること…それしかないのだろうな、と思う。


　言うはやすし、行なうは難しですな。
あとは、日々の努力と意識すること。