悲喜こもごも

昨日のこと。
職場の２年目の女の子が、朝から異様な空気を漂わせている。
私の前で仕事を始めたので、冗談を１発投げかけた。

いつもは手強く応戦してくるのに、「ティッシュ１枚下さい」と言った彼女の目からは涙。。。
職場の理不尽に対する思いが溢れたようだった。

人によって対応が違う上司、頼りにならない先輩、グチを言える友人はいても相談できる相手がいない様子。
「どうしたらいいのか分からない」と訴える彼女。
バイトの私には、聴くだけでなす術もない…。

「そのまま上司に言えば？」と言ってみた。

「考えて仕事しろ…しか言われない。なんで私だけ…」

「いっぱいいっぱい考えてるのに、そう言わるだけで認めてもらえなくて、腹が立つやら情けないやら…なんや」と返すと、更にティッシュが追加された。。。


今朝、腫れた目をしてマスクをしていた彼女。
私のところへやって来て、何を言うのかと思ったら、昨夜私の夢を見たという。
「一晩中、えらそうに言われてたん違うん？ほんで目ぇ腫れて、私は寝不足なんや…」と応じると
「そうですよ」と漸く笑った。
親元を離れて一人暮らし。
帰って話す相手もなく、一人悶々と夜を過ごしたんだろう。


その後、上司に思っていることを伝えたと知らせてくれた。
少しはすっきりしたか…？



それから暫くして、上気した様子でやって来た彼女。
「相談できる人ができました！」
聴けば、私が尊敬している上司と階段ですれ違って、分からないことを教えて欲しいと直訴したとのこと。
快く引き受けて下さったと。。。

よかった。
私も嬉しい。

これで安心して辞められる。

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嬉しかったので、ケーキを買って帰った。



おまけに今日は父の誕生日。
生きていたら８１歳。
父が生きた倍の時間が過ぎた。。。