風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

かさじぞう

2016年03月21日 11時49分33秒 | シェア
かさじぞうの昔話をご存知だろうか?

貧しい老夫婦、明日は元旦だと言うのに、家には食べるものもない。
大晦日の雪の降る日に、作った笠を売りに出たおじいさん。
笠は売れることなく帰路に。
途中、六地蔵さんが雪を被って佇んでいらっしゃる。
どうせ売れなかった笠。
お地蔵さんに被せて差し上げたけど、一つ足りない。
自分の被っていた笠をお地蔵さんに被せて家に帰った。
おばあさんにこの話をして、二人で「漬物とすっぽりめし」を食べて床に就く。

何やら夜中に声が聞こえ、ドサドサっと音がする。
そっと外を見ると、六地蔵さんがお礼に餅をはじめとする食料やお金を置いて行った…
というお話。
注:すっぽりめし おかずなしに食べるごはん

「影 シャドウ」の講師の山中先生のお孫さんが小学校5年生だった時、この絵本を読んで新たな視点で物語を完結させた…というエピソードを話された。
先生はその話を「かさじぞう」の出版社に手紙を書いて伝えたとか…
そうすると童話作家のいぬいとみこさんから返事が来て「なんと素晴らしい感性!」と絶賛されたと。


そのお話が以下。。。
家に帰ったところから、お孫さんのお話が始まる。
おじいさんとおばあさんは、漬物をしがんで食べて眠った。
朝になると二人は死んでいた。おわり。



笑ってしまった。
そして、本当にそうだな…と思った。
雪の降る夜に、ろくに食べず高齢者が眠ったら、そりゃ死ぬわな。
子どもは正直!間違いない。


ちなみに学校の先生からは
「お宅のお子さんは大丈夫ですか?
 どんな育て方をされているんですか?」と言われたそうな…。






そう言えば、息子が小学校の夏休みの宿題で読書感想文を書いたことがあった。
かさぶたくん」という絵本の感想。
「とったらアカンと言われても、ぼくはとる」と書いていたのを思い出した。



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