自由

就活中の息子。

「オレ、メンタル持たんわ
　早よ、就職決めたい。
　自由が欲しい！」

今日は私が家にいるからか…よく話しかけてくる。


「か～やんは、自由になりたいと思わんのか？」

と訊いてくるので

「今まで生きてきた中で、今が一番自由やけど」

と答えると、

「オレが居ててもか？」

と訊いてきた。



そう…
息子がいても、私は自由。
息子が足枷だと感じたことは、一度もない。
今でもそう。

私は、４歳の頃から２歳下の弟の世話をしていた。
父が亡くなってからは、家事の殆どをこなしていた。
友達と遊んだ記憶もあまりない。
結婚してからは、義父母の世話。
息子が生まれてからは、子育てと義父母の世話、地域の役員をしていた夫の補佐に追われた。
そして何をするにも、夫に伺いを立てなければ実行できなかった。



夫と離れて、漸く自由になった。。。



ってな話をすると、息子は驚いていた。

「なんでやねん？」って…

「小さい頃から自由にしたことがなかったから、こんなもんやと思ってた」

と話すと、

「よかったなぁ」って。

で、
「オレは好き勝手にして、自由にさせてもらってるな」って。



ホントによかった。!(^^)!




息子、
生まれてきてくれてよかった。
この子に出逢えてよかった。

毎日が楽しい。

息子の名誉の為に、小さい文字で記すけどさ…
未だにすっぽんぽんで、私の前をウロウロするんよね。

「恥ずかしないんか？」
と訊けば
「か～やんから生まれてきたのに、何が恥ずかしいんや？」
と宣ふ。

ま…そうかもしれんけど。。。

この様子を見て
「彼女はまだおらんな」という結論に至る…