3月3日、桃の節句。
子どもの頃、
我が家にひな人形はなかったけれど、
ちらし寿司は食卓にあった。
母は一生懸命に作ったんだろうけど、
子どもが喜ぶ献立ではない。
ここ数ヶ月、記憶が怪しくなっている母。
食事を摂るのも作るのも、億劫な様子。
ハッパかけながら、様子を観てる。
今日はちらし寿司を作って、
母と一緒に食べた。
他にもお惣菜を幾つか作っていたので、
喜んで食べていた。
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作って、人に振る舞うのが好きな母。
もうそんな気もないようだ。
近い将来、
食事を作って運ぶことになるか、
一緒に住んでやらなきゃならないか…
そんなことを考えた。