風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

子どもの想い

2011年06月05日 17時48分36秒 | 子どものこと
先週木曜日のゆめ教室で、生徒に相談されたこと。


「修学旅行に行きたくない」という女子生徒。
同じクラスに仲のいい友達はおらず、振り分けられた班でも居心地が悪い。
しかも体験学習でシュノーケリングをするらしいけど、
生理が重なってしまうとのこと。。。それが憂鬱…だとか。

母親に相談すると「行かなきゃダメ」と言われて、
反論すると、棒を持って叩かれそうになった…と。



みなさんなら、こんな相談にどう応えますか?






私は。。。
担任が男性教師らしいので、生理のことは養護教諭に相談するように言った。
で、修学旅行の件。
「どうしても行きたくないのなら、行かなきゃいいやん」と。
行った方がいいと言われるだろうけど、最終的に決めるのは
あなたのご家族とあなた自身だと…。
ゆめ教室担当の学校教師(講師)は「そりゃマズイでしょ」と苦笑い…。

本当に行きたくないのなら、行かない選択もありだと伝えたかった。。。


ウチの子も同じようなことを言ってたこと、
学校に行くのを嫌がるので、休ませていたことを生徒等に話した。

生徒等は
「おばちゃんええ人やなぁ」とか
「義務教育やのにええの?」とか言ってたけど…。


休んだ息子には、授業と同じ時間割で家で学習させてたこと、
修学旅行には、自分で考えて結局は参加したこと、
でも本当は行きたくなかったから、写真には全く写らなかったこと、
義務教育でも不登校の子が居るように、
どうしても嫌なら休んでもいいんじゃないかということ、
けど、少なくとも生きて行く為に
必要最小限の「勉強」はしなくちゃいけないということ
…を話したのですが、どこまで伝わったのかは疑問。。。


ただ「どうしても嫌なら、義務教育であっても休めばいい」と言った
私の意見には、驚いたみたい。


学校的には修学旅行に行くように説得してほしかった…だろうなと思うと、
些か複雑。。。
子どもの気持ちを最優先に考えると、休む選択もありだと。



難しいね、ホント。


そう言えば、私の携帯のアドレスを教えてほしいと言った男子生徒。
「ゆめ教室が終わってから」と言うと、彼が言ったのが
『大人はいつも「後で」ばっかりで、結局は忘れてしまうねん』という言葉。

かつて勤めていた頃に受講した研修でも、児童心理の先生が同じことを話してた。
「後で」と言ったのなら、絶対に忘れちゃいかんと…。
子どもは絶対に待っている、忘れずに「後で」と言った大人を見ている…と。
そして待って、待って、待ちくたびれた子どもは、
諦めて人間不信になってしまうと…。

アドレス教えて…と言った生徒は、私が教える前に帰ってしまった。
次のゆめ教室で、アドレスを書いた紙を渡すと、
「なにこれ?」と無愛想に受け取りながら、
書かれた文字を見て表情が変わり「貰っといたろ」と…。



子どもの心は複雑。
増してや思春期。
育ってきた環境に大きく左右される。
寂しさを感じる子どものいかに多いことか…。
だから、小学校低学年からでも、学級崩壊が起こり、
中学生になると大荒れしてしまうんだろう。

受け留めてほしい人から、気持ちを受け留めて貰えず、
構ってくれる人(教師)が出来たことに対して、大人を試しているのだろう。
それを意識せずにやっている…。

生活的には裕福でありながら、心が寂しい子ども等が増えているように、
私には思えてならない。
ゆめ教室に行きながら、そんなことを感じている。。。



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