風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

母…

2014年12月21日 17時15分01秒 | 想い
今月、母は77歳の誕生日を迎えた。
喜寿…だ。

弟夫婦が一緒に祝おうと誘ってくれ、息子を伴って食事をしてきた。
夫は…留守番。。。(^_^;)

母の猛反対を圧して、家を飛び出て夫と一緒になった私。
母と夫は、今迄に2回顔を合わせただけ。
弟の結婚式と親戚のお葬式。
もう、18年は会っていない筈…。
今思えば、母にも息子にも申し訳ないことをしたなぁ…と思う。


父が早くに亡くなり、子ども心に「長女の私が母を助けなきゃならない…」と思い込んで過ごしてきた。
いつしかそれが当たり前のこととなり、私は家に縛られていると感じるようになった。

母の苦労を感じていたので、自分の感情に蓋をした…。
大学に進学したい…とも、言えなかった。
母の都合で進路が決まった。

それに比べて、2つ違いの弟は家の手伝いを全くしないばかりでなく、進学も思うまま…。
私は理不尽を感じながら大人になっていった。

就職してもその生活は変らず。
次第に身体を壊し、動けなくなった。
それでも母は、容赦なかった…。
休むことになった私を非難した。

私は母の都合のいい、操り人形になっていった。
いつしか、母の「呪縛」から逃れたい…と切望するようになっていった。
それを叶えてくれたのが、夫だった。
母が嫌がることをすることで、私はその呪縛から逃れ自由を手に入れた。
…今思えば、錯覚だったのかもしれない。
何の解決にもなってはいなかった…ってことに、今年気付いた。


先日受けたセラピー、先日聴いた講演でのお話、共通していたのが『母親からの受ける影響』
幾つになっても、母親からの“刷り込み”に思考のパターンが決められてしまう…という。
私もその一人…セラピーでその“刷り込み”を外してもらった。
結婚したことで、呪縛から逃れた…と思っていたのが、更なるマイナスの思考のパターンを身に付けていただけだった…ってことにも気付かされた。
それも外してもらった。。。


母は、成績の良かった弟と私をよく比べた。
イヤだった…。
いつしか弟を敵視するようになり、家を飛び出したこともあって弟と私は疎遠になった。


その弟が昨日は声をかけてくれた。
1日に二十歳になった息子が、バラバラだった家族3人を繋げてくれている気がした。
母の冷たい心を解かしたのも息子。
弟との繋がりを戻してくれたのも、今から思えば息子だ…。
(それにも昨日気付いた…)


昨夜、息子に久しぶりに会った弟はビックリ。
小学校卒業時に、沖縄に連れて行ってもらって以来…だった。
義妹に至っては、結婚式で見たっきり。(当時息子は1歳)
それほど、私と弟は疎遠…滅多に会うこともない。



「何が悪い」って言うんじゃない。
家族にも色んな形がある…って感じた。
ウチは、妙な家族形態だと思う。
でも、これが私の家族。。。
先日のヒーラーあけみさんや諸富先生の言葉を借りれば「母親から受ける影響」の結果が、ウチの家族関係。
母が悪いわけでもない。
母は父亡き後、必死で私たち二人を育ててくれた。
そして母もまた、母の母…私が会ったことのない祖母の影響を受けて、大人になっただけの話。。。


母の喜寿の祝いの席で、色んなことを感じながら、弟がご馳走してくれたミシュラン1つ星中華料理を味わった。
互いの心の垣根がどんどん取り除かれるといいな。。。



私は息子にとって、どんな母親なんだろうか…。



    





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