今日、6月22日は「ひったか」でした
ひったか?と言われる方に、笠岡市の「観光百科事典」から
ひったか―金浦地区に伝わる伝統行事。起源は源平合戦と言われるが発祥の年代は定かではない。「火を高く(掲げる)」がなまって「ひったか」となったといわれる。吉田川をはさんで向かい合う行者山と妙見山のそれぞれに源氏方、平家方に別れ提灯で絵模様を描き優劣を競う。デザインはその年の世相を題材として決定されるが、宵闇に浮かび上がるまでは関係者以外秘密とされる。絶好の見学場所は千歳橋の上。当日は県道が歩行者天国となり、夜店が立ち並び観客で身動きがとれないくらい賑わう。
源平合戦で平家が都を追われ金浦の陶山城へいた時、讃岐の豪族が源氏に寝返り兵船30隻に兵2千余騎を乗せて攻撃をしかけた。これを迎える陶山方は山に篝火を焚いて気勢を上げ兵船10隻で散々に打ち破ったと言われ、この時の篝火が“ひったか”になったと言われる。古くは源平二軍に別れて東西の山に対陣し松明を炊いて気勢をあげ、石の投げ合って捕虜を取り合っていたといわれるが、江戸時代初期には大将の名前を書いた赤旗白旗を奪い合う形態に変わり、いつの頃からか現在の形態になった。旧暦5月5日頃の土曜日の夕方から夜にかけて行われる。
というわけで、今年の平家方は「スカイツリー&富士山」でした