ホラー映画、苦手です~
釘付けといった表現、ちょっとちがった意味で私にピッタリです。画面見ないで目を瞑り、耳をふさいでその場に釘付けとあいなります・・・
評判のホラーを是非みたいとDVDを家族が借り、そんな日には浮き足立ってソワソワ、ドキドキ。
見たいけど恐いな~恐いけど見たいな~と積極的にその準備に取りかかっております。
過去には、サイコ(これは50%観たけど肝心なところは音響のみ)
ホテル(こんなの観れるわけない)
シックスセンス(20%観たが一週間は終始ため息ばかり付いてた)
ゾンビ(5%だけ観た。音響で身体から冷や汗びっしょり)
リング(20%観たことによって、人の手の動きに敏感になった)
ミザリー(70%観たことによって、この手の顔の女性には抵抗するように・・・)
ホラーは私にいい結果をもたらしません・・・
「じゃっ観なきゃいいじゃん!」娘は怒ります。
「こわいこわいって、うるさいもん」
「無理するもんじゃないって。楽しめないなら観ないほうがいいよ!」
しかし・・・なんの波動でしょうか、おいでおいで、と惹き付けられて・・・
こういったホラーモノが大好きな人は世の中にはたくさんいるというのに
「なぜに私はダメなのか?」と自分試しにも入るのです。
さて、テレビの前に陣取ったはいいが
私「こわ~い、こわ~い」
「うるさい!聞こえない。まだ何も始まってない!」と野次が飛びます。
その野次を「うるさい!」と一人が怒ればその声をまた一人が「うるさい」と怒る。
一人ふたり、三人とうるさくなって「その調子その調子・・・」と私はそんな騒ぎの中で視聴率を上げるのです。どこまでうるさくなるかによるわけですね。
「こわ~い」
「うるさ~い」
さて、そんな恐がりの私が、いっちょ試してみるかと、ホラーを書いてみたことがあります。
こわがりの私のこと、さぞと思いきやペンが進みました・・・
堂々巡りの話・・・妖精を絡めました。一行書くごとに「あ~こわいこわい」と部屋をグルグル走っては座り、非常~に疲れます。がしかし本当に恐いのはこれからでした。
それを書き出してから家では怪奇現象が起こりました・・・
テーブルの上でしょう油ビンが踊ったのです・・・真昼間の晴れた日でした。
目の前でカタカタとしょう油ビンだけが踊るのです。私、目を丸くして見つめましたね。ヘンですが・・・恐がりのわりにはこれは平気でした。
「おや?あなた誰?」としょう油ビンに聞いたかと思います。
そこからが始まりでした。仕事に行く忙しい朝なのに、私は何の気なしにアイロンをかけました。スカートの横じわが酷かったからです。
電車に乗り東京に着いた時点で気が付きました。
「付けっぱなし!」
慌てて帰りました。駅から家まで走りました。ドアを開けると焦げ臭かった・・・
ひと安心してから会社に電話「今日は調子が悪いから遅れる」
そして胸をなでおろしていると、夫君が帰って参りました。
「携帯忘れた!」と慌ててまた出て行きました。
さて私も出かけるか、とドアを出るとカギがありません。一旦家に入り探すこと三十分、でもカギがありません。
「どこ~カギ~」呼べどもカギはいっこうに出てきません。
「今日はお休みします」と会社に連絡して、とうとうその日は家を出ることができませんでした。
「お~い、カギ~」と探せば何度も探して見つからなかったバッグの中にありました・・・
それからはホラーは書きません・・・