ここは三井家~この時期、12月、大好きだった祖母の命日。縁(ゆかり)の御家にと、取材も兼ねて行きましたん・・・三井八郎右衛門の御家。
江戸東京たてもの園です~まさかここに祖母から聞いていた御家があるとは、思いもしませんでした…
私が懐かしいと言うのもヘンですが。
祖母は結婚前に「お宅のお嬢さん、うちで花嫁修業はいかがでしょうか」と呼ばれ、このお宅で五年も(!!)花嫁修業をいたしておりました。
五年とは長すぎです。上げ膳据え膳でたいへん居心地良く、嫁に行きそびれそうだった、と申しておりました・・・
ここのお宅で赤ちゃんが生まれて、産着は真っ白な絹のベビー服、で祖母は、母たちを同じように育てたのだそうです。ちょっと背伸び~
どんな御家だったのか、子ども心に憧れでしたね…
運よく、お宅を拝見してまいりました~
当時としては立派だったのでしょう。どれどれ、説明書きを…港区西麻布に昭和27年に建てられ、えっ!27年…
祖母はたしか、大正時代に花嫁修業をしたはずです。ざんねん…
別宅だったのでしょう。仕事の関係上、京都と東京にとたくさんお宅があったのですね…
まあそれはもういいとして、当時を復元したお宅を、その時代の建物として見学しました~ちょっと取材かねましたん。
今もありそうなお宅です。壊して運んできたので、ずいぶん小さくなってしまったらしいのですが、きっちんは立派でした。厨房、っといった感じですね。
あとは藁葺き屋根の農家の家を見学、徳川家家臣団の八王子千人同心組頭、くみがしら?の家がありました。
こぢんまりとした、立派な藁葺き屋根で、昼でも中は暗くて、しか~し、とってもあったか~いお住まいでした。
高橋是清の家は邸宅って感じでしたね。
日本におけるモダニズム運動を盛り上げた建築家、針口捨己って方が(知りませんでした)設計した小出家は、今でもそのまま住める感じの今風のお宅でした・・・
家には匂いがあります。住んでいた人の匂いって言うんでしょうか。とくに農家の家は炉辺が付いていて、炭の匂い?
冬なんか風情もあって、雪なんか降ったらいいでしょうねえ。
こんなところに住んでみたいな、って思いますね~
時代の建物を体感して、大満足でした!