その15 ミニ留学
今、親戚の11歳の奈々ちゃんが現地の小学校に2週間の短期留学している。
奈々ちゃんは初めての海外旅行で、一人でニュージーランドにやってきた。
こっちは3学期始まったところだけど、日本は夏休み。
町でも日本からの小中高校生の留学生をよく見かける。。
奈々ちゃんはオークランド中心部のある公立小学校に2週間留学している。
去年同じ時期に奈々ちゃんのお姉ちゃんも同じ学校に短期留学した。
奈々ちゃんは年齢に会わせて、11、12歳児混合クラスに入れられた。
クラスは中国人8人、韓国人5人、その他17人とやはりアジア人が多い。
マオリ人、アイランド系の人は少ないような気がした。
クラスが決まると、事務所の人が教室まで連れて行ってくれた。
さっそく女の子数人がBuddyになってくれて、なにかと奈々ちゃんの世話を焼
いてくれる。
ランチの注文の仕方、トイレはどこだとか、いたれりつくせりである。
日本でも小柄なほうな奈々ちゃんとクラスメート達とは頭一つ分くらい背が違
う。
最初の一時間だけ、図書館に行かされ簡単な英語のテストを受けたそうだ。
英語の本を読んで、簡単な質問の答えたという。
2時間目からクラスに戻って、みんなと同じようの全部の授業を受けた。
クロスカントリーもみんなと走ったし、クラス写真もみんなと一緒にとった。
2週間だけだけど、奈々ちゃんもクラスの一員である。
奈々ちゃんは我が家の近くの、Kiwi Familyにホームステイしている。
そのお宅の都合で、学校帰りのお迎えは私がすることになった。
自分の子供達が学齢期の頃は、私はずっとフルタイムで働いていたし、子供の
送り迎えなどしたことはなかった。それどころか学校の後は学童保育、休み中
も日本では学童、こっちに来てからはCommunityの Holiday Programmeにずっ
と行かせていた。
自分の子供たちにしたことがないことを、奈々ちゃんにやってるわけである。
こっちの親のほとんどは自分の子供を、教室の入り口まで送り迎えする。
驚いたのは意外とお父さんが多いこと。迎えに来た時に、担任の先生と言葉を
交わし、クラスの子供達とも顔見知りである。
毎日9時と3時に送り迎えできるなんて、どんな職業の人だろうと思ってしま
う。
11、12歳の子でもお父さんと手を繋いだり、肩を抱き合ったりして帰って
いく。
こうしているだけで、子供は愛されていると感じるだろうし、親子の隔絶なん
てないだろうと思った。
私は自分の子供達にしてやれなかった分、ちょっぴり後悔した。
奈々ちゃんは見るものすべて新鮮で珍しいらしく、私に逐一報告してくれる。
ずっと住んでいる私の目には当たり前になったことも、奈々ちゃんには驚きの
連続である。
“あんな、おばちゃん、クラスの男の子はいつもはだしで歩いとるんやで。
足痛うないんかな?“
ほとんどの子が半袖、半ズボンである。今年は比較的温暖な冬であるが、あん
まり厚着してる子を見かけない。
奈々ちゃんは帰りの車で日本とニュージーランドの小学校の違いを教えてくれ
る。
ここでは学校で朝10時にお菓子が食べられる。
日本だとすぐ先生にいいつけられてしまうそうだ。
朝10時半のモーニングテイーとランチに食べるものを持っていくこと。
スナック菓子、果物、サンドイッチなど。にんじんにスチィックをランチに持
ってくる子もある。
日本の基準から考えると、おやつのような、ランチとしては大部栄養が偏って
いると私は思う。
最近やっとコカコーラなどの炭酸飲料を小学校の売店での販売の禁止、生徒が
持ってくることを禁止する学校が増えた。
私も前々から、こっちの子供達が炭酸飲料をよく飲むのが気になっていたのだ
が。だって、肥満と虫歯の元凶でしょう。
考えてみると、日本の学校給食はよくできてるし、安いよね。
りんごの丸かじりしてる。こっちのりんごは丸かじりするのが普通であるから、
小ぶりである。
子供のお弁当にはもってこいのサイズだ。
奈々ちゃんも丸かじりしたくて、スーパーにりんごを買いに行った。
そこでまた感激。“すごい、トマトやりんごが山ほど積んである”
確かにこっちは、野菜、果物は量り売りが多いので山積みにしてある。
そういえば日本のスーパーはざる盛りだったっけ。
こっちの小学生は教科書を家に持って帰らない。思い思いのリュックに入って
いるのは、お弁当だけという子もいる。
忘れ物チャンピオンだった我が家の息子も、NZへ来て忘れ物なし。
だってお弁当とおやつ、筆箱くらししか入れないし、忘れるわけない。
日本の小学校一年生は、ランドセル、体操服、給食袋、ケンハモ等もたされ拷
問のようですね。
ホームステイのお父さんは家事に強力的だそう。
夕食後の皿洗い、赤ちゃんをお風呂にいれて寝かしつける。
子供の学校の送り迎えをする。
お母さんが週一度、ポリテックのコースに通う日はお父さんが夕食を作るそう。
Kiwi Husbandはこれくらいして当たり前なのだが、日本のお父さんはあんまり
家事しないのかな。
11歳でお茶目な奈々ちゃんの英語の吸収力はすごい。
話しかけられ事の内容はほとんど理解してるし、手振り身振りも交えて、知っ
てる限りの英語を使って会話できる。
もうひとつ驚いたのは、奈々ちゃんの日本語の語彙の多さである。大人でも長
年海外に住んでいると日本語が衰えてくる。久しぶりの日本語ま私には新鮮で
ある。
私は、最近とっさに日本語の単語がでなかったりする。
かわいい子には旅をさせろとか、他人の飯を食う苦労とはよくいったのもであ
る。
奈々ちゃん曰く、:“キーウィーのご飯もおいしいけど、‘やっぱり口にあわんわ。
日本に帰ったら、もうなに食べるか決めてんねん。あんな、焼肉とお寿司と
ベビーラーメンとたらこ。あったかい日本のご飯と味噌汁とたらこ。ああ最高
やな。奈々、たらこあったらご飯3杯でも食べられんで。“ とくったくない。
奈々ちゃんも月曜には日本に帰る。
今、親戚の11歳の奈々ちゃんが現地の小学校に2週間の短期留学している。
奈々ちゃんは初めての海外旅行で、一人でニュージーランドにやってきた。
こっちは3学期始まったところだけど、日本は夏休み。
町でも日本からの小中高校生の留学生をよく見かける。。
奈々ちゃんはオークランド中心部のある公立小学校に2週間留学している。
去年同じ時期に奈々ちゃんのお姉ちゃんも同じ学校に短期留学した。
奈々ちゃんは年齢に会わせて、11、12歳児混合クラスに入れられた。
クラスは中国人8人、韓国人5人、その他17人とやはりアジア人が多い。
マオリ人、アイランド系の人は少ないような気がした。
クラスが決まると、事務所の人が教室まで連れて行ってくれた。
さっそく女の子数人がBuddyになってくれて、なにかと奈々ちゃんの世話を焼
いてくれる。
ランチの注文の仕方、トイレはどこだとか、いたれりつくせりである。
日本でも小柄なほうな奈々ちゃんとクラスメート達とは頭一つ分くらい背が違
う。
最初の一時間だけ、図書館に行かされ簡単な英語のテストを受けたそうだ。
英語の本を読んで、簡単な質問の答えたという。
2時間目からクラスに戻って、みんなと同じようの全部の授業を受けた。
クロスカントリーもみんなと走ったし、クラス写真もみんなと一緒にとった。
2週間だけだけど、奈々ちゃんもクラスの一員である。
奈々ちゃんは我が家の近くの、Kiwi Familyにホームステイしている。
そのお宅の都合で、学校帰りのお迎えは私がすることになった。
自分の子供達が学齢期の頃は、私はずっとフルタイムで働いていたし、子供の
送り迎えなどしたことはなかった。それどころか学校の後は学童保育、休み中
も日本では学童、こっちに来てからはCommunityの Holiday Programmeにずっ
と行かせていた。
自分の子供たちにしたことがないことを、奈々ちゃんにやってるわけである。
こっちの親のほとんどは自分の子供を、教室の入り口まで送り迎えする。
驚いたのは意外とお父さんが多いこと。迎えに来た時に、担任の先生と言葉を
交わし、クラスの子供達とも顔見知りである。
毎日9時と3時に送り迎えできるなんて、どんな職業の人だろうと思ってしま
う。
11、12歳の子でもお父さんと手を繋いだり、肩を抱き合ったりして帰って
いく。
こうしているだけで、子供は愛されていると感じるだろうし、親子の隔絶なん
てないだろうと思った。
私は自分の子供達にしてやれなかった分、ちょっぴり後悔した。
奈々ちゃんは見るものすべて新鮮で珍しいらしく、私に逐一報告してくれる。
ずっと住んでいる私の目には当たり前になったことも、奈々ちゃんには驚きの
連続である。
“あんな、おばちゃん、クラスの男の子はいつもはだしで歩いとるんやで。
足痛うないんかな?“
ほとんどの子が半袖、半ズボンである。今年は比較的温暖な冬であるが、あん
まり厚着してる子を見かけない。
奈々ちゃんは帰りの車で日本とニュージーランドの小学校の違いを教えてくれ
る。
ここでは学校で朝10時にお菓子が食べられる。
日本だとすぐ先生にいいつけられてしまうそうだ。
朝10時半のモーニングテイーとランチに食べるものを持っていくこと。
スナック菓子、果物、サンドイッチなど。にんじんにスチィックをランチに持
ってくる子もある。
日本の基準から考えると、おやつのような、ランチとしては大部栄養が偏って
いると私は思う。
最近やっとコカコーラなどの炭酸飲料を小学校の売店での販売の禁止、生徒が
持ってくることを禁止する学校が増えた。
私も前々から、こっちの子供達が炭酸飲料をよく飲むのが気になっていたのだ
が。だって、肥満と虫歯の元凶でしょう。
考えてみると、日本の学校給食はよくできてるし、安いよね。
りんごの丸かじりしてる。こっちのりんごは丸かじりするのが普通であるから、
小ぶりである。
子供のお弁当にはもってこいのサイズだ。
奈々ちゃんも丸かじりしたくて、スーパーにりんごを買いに行った。
そこでまた感激。“すごい、トマトやりんごが山ほど積んである”
確かにこっちは、野菜、果物は量り売りが多いので山積みにしてある。
そういえば日本のスーパーはざる盛りだったっけ。
こっちの小学生は教科書を家に持って帰らない。思い思いのリュックに入って
いるのは、お弁当だけという子もいる。
忘れ物チャンピオンだった我が家の息子も、NZへ来て忘れ物なし。
だってお弁当とおやつ、筆箱くらししか入れないし、忘れるわけない。
日本の小学校一年生は、ランドセル、体操服、給食袋、ケンハモ等もたされ拷
問のようですね。
ホームステイのお父さんは家事に強力的だそう。
夕食後の皿洗い、赤ちゃんをお風呂にいれて寝かしつける。
子供の学校の送り迎えをする。
お母さんが週一度、ポリテックのコースに通う日はお父さんが夕食を作るそう。
Kiwi Husbandはこれくらいして当たり前なのだが、日本のお父さんはあんまり
家事しないのかな。
11歳でお茶目な奈々ちゃんの英語の吸収力はすごい。
話しかけられ事の内容はほとんど理解してるし、手振り身振りも交えて、知っ
てる限りの英語を使って会話できる。
もうひとつ驚いたのは、奈々ちゃんの日本語の語彙の多さである。大人でも長
年海外に住んでいると日本語が衰えてくる。久しぶりの日本語ま私には新鮮で
ある。
私は、最近とっさに日本語の単語がでなかったりする。
かわいい子には旅をさせろとか、他人の飯を食う苦労とはよくいったのもであ
る。
奈々ちゃん曰く、:“キーウィーのご飯もおいしいけど、‘やっぱり口にあわんわ。
日本に帰ったら、もうなに食べるか決めてんねん。あんな、焼肉とお寿司と
ベビーラーメンとたらこ。あったかい日本のご飯と味噌汁とたらこ。ああ最高
やな。奈々、たらこあったらご飯3杯でも食べられんで。“ とくったくない。
奈々ちゃんも月曜には日本に帰る。
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