その12 Student Loan
ここオークランドは4月のはじめに冷え込む日があったけど、まだ日中は2
0度ぐらいまで上がる暖かい日が続いてます。
今週日本人同士のお食事会があり、Student Loanのことが話題に上りました。
ニュージーランドで、短期や長期のコースを取ったり、大学に行く人はニュー
ジーランド政府から、Student Loanを借りたり、 Student Allowanceをもらう
ことが一般的です。
大学等へ行く場合は、親に出してもらうのではなく、自分のローンを組み、就
職後、所得税と一緒に少しずつ返済される仕組みです。
私達日本人でも、永住者、あるいはニュージーランド国民であればこれらの政
府機関の恩恵にあずかることができます。
たいていの家では、子供が18歳以上になるとお小遣い、学費を渡しません。
親の側から言うと、子供が18歳になったら家からほうりだしてもいいという
ことです。18歳は大人とみなされますから、子供も出て行く権利があります。
逆に大学も卒業して、25歳すぎても自宅で親同居してたら、マザコンか、な
んかおかしいんじゃないと思われてしまいます。
家をでる場合、たいていフラッテングして一軒家を数人で借りで家賃、光熱費
などを折半したりします。日本からのワーキングホリデーの人たちも安い住宅
で、短期でも滞在できることから、フラッテングを利用する人もいるようです。
このStudent Loanのシステムのおかげで、ニュージーランドで子育てし、子供
を学校へ生かせるのは、日本に比べ親の経済的負担、ストレスがはるかに軽く
て済むと思います。
ただし、お金をだしてないので口もだせません。何年かかって大学でようとも
あんたの責任って感じです。
日本では、大学を卒業するまで、学費、下宿代、交通費、お小遣いは親が出す
ことが多いようです。私の日本の妹のところも最近、娘二人が大学進学が決ま
り、二人が卒業するまで仕事がやめられないとこぼしてました。
Student Loanと Student Allowanceは政府機関Work and Income New Zealand
(WINZ)の傘下にあるStudylinkが扱っています。
WINZは一般に失業者にBenefit(生活保護)を渡す機関として知られています
が、その中でStudylinkは学校で学びたい人達の機関です。
Student Loanは授業料全額、教材費のほかに、生活費として週$150まで借
りることができます。これはだれでもローンを組むことが出来ます。
うちの息子もローンを借りて、勉強中です。
単位を落とすと、取り直さなければならない、イコール政府からの借金が増え
るので、高校生の時より真剣です。ローンで足りない分、海外旅行の資金はア
ルバイトしてまかなってます。
一方、Student Allowanceは、家族の収入が$45.760以下(変わってい
るかもしれませんが)であることなどと条件があり、だれでももらえる訳では
ありません。
他に住宅費、学生に子供がいた保育料等も一部負担してもらえ、こちらのほう
は、Benefitですので返却する必要はありません。週一人$150ぐらいもら
えたと思います。
このシステムを利用するのは若者だけではなく、キャリアチェンジの為に、コ
ースをとる大人の人たちも多くみられます。私の友人は、失業中に子供をポリ
テクの保育所に預かってもらい、夫婦で学生になってました。
Student Loanをめいっぱいの週$150借りて、 Student Allowance を週$1
50もらえば合計$300(週22500円、月9万円ほど)で、学生一人だ
と充分暮らしていけるようです。
Student Loan の返済は学校を卒業し、就職してから所得税と一緒にお給料から
差し引かれます。この方法だと何十年とかかることがあるし、早く返したけれ
ば、まとまった金額を何回かに分けて返すことができます。
うちの娘は、病院務めで夜勤、土日の出勤を多くとって、卒業後2年でローン
を返し終えました。給料がはいるとすぐいくらかずつ返済してたので、いつも
お金がないとこばしてました。
娘は国へ借金がなくなったので、これからはお金はためて、家を買うための頭
金をためるそうです。娘の友達は22歳で、すでに家を買ったそうで、この影
響もあるのでしょう。
ここでは不動産投資が一般的ですが、この年齢から始めれば30歳台で持ち家
2軒ということになるんでしょうね。
学費は学部、専攻によって異なります。
一番学費が高いのが医学部で、インターンを含めると一人前になるのに8年近
くかかるので、ローンも膨大な金額になります。
そういうこともあり、ニュージーランドの医者は、ローンを返済するため、給
料のいい外国に出稼ぎに行くのです。
外国へ行くのは、ずっとニュージーランドで仕事をしているより、外国の経験
があったほうが帰っていた時に、いいお給料なもらえるのも一因していると思
います。
このように年齢にかかわらず、生涯にわたって学び続けられるシステムがある
ことはすばらしいことだと思います。政府により、衣食住が保証され、学校に
行くサポートがあるのは、利用する、しないにかかわらず心にゆとりがありま
す。
ここオークランドは4月のはじめに冷え込む日があったけど、まだ日中は2
0度ぐらいまで上がる暖かい日が続いてます。
今週日本人同士のお食事会があり、Student Loanのことが話題に上りました。
ニュージーランドで、短期や長期のコースを取ったり、大学に行く人はニュー
ジーランド政府から、Student Loanを借りたり、 Student Allowanceをもらう
ことが一般的です。
大学等へ行く場合は、親に出してもらうのではなく、自分のローンを組み、就
職後、所得税と一緒に少しずつ返済される仕組みです。
私達日本人でも、永住者、あるいはニュージーランド国民であればこれらの政
府機関の恩恵にあずかることができます。
たいていの家では、子供が18歳以上になるとお小遣い、学費を渡しません。
親の側から言うと、子供が18歳になったら家からほうりだしてもいいという
ことです。18歳は大人とみなされますから、子供も出て行く権利があります。
逆に大学も卒業して、25歳すぎても自宅で親同居してたら、マザコンか、な
んかおかしいんじゃないと思われてしまいます。
家をでる場合、たいていフラッテングして一軒家を数人で借りで家賃、光熱費
などを折半したりします。日本からのワーキングホリデーの人たちも安い住宅
で、短期でも滞在できることから、フラッテングを利用する人もいるようです。
このStudent Loanのシステムのおかげで、ニュージーランドで子育てし、子供
を学校へ生かせるのは、日本に比べ親の経済的負担、ストレスがはるかに軽く
て済むと思います。
ただし、お金をだしてないので口もだせません。何年かかって大学でようとも
あんたの責任って感じです。
日本では、大学を卒業するまで、学費、下宿代、交通費、お小遣いは親が出す
ことが多いようです。私の日本の妹のところも最近、娘二人が大学進学が決ま
り、二人が卒業するまで仕事がやめられないとこぼしてました。
Student Loanと Student Allowanceは政府機関Work and Income New Zealand
(WINZ)の傘下にあるStudylinkが扱っています。
WINZは一般に失業者にBenefit(生活保護)を渡す機関として知られています
が、その中でStudylinkは学校で学びたい人達の機関です。
Student Loanは授業料全額、教材費のほかに、生活費として週$150まで借
りることができます。これはだれでもローンを組むことが出来ます。
うちの息子もローンを借りて、勉強中です。
単位を落とすと、取り直さなければならない、イコール政府からの借金が増え
るので、高校生の時より真剣です。ローンで足りない分、海外旅行の資金はア
ルバイトしてまかなってます。
一方、Student Allowanceは、家族の収入が$45.760以下(変わってい
るかもしれませんが)であることなどと条件があり、だれでももらえる訳では
ありません。
他に住宅費、学生に子供がいた保育料等も一部負担してもらえ、こちらのほう
は、Benefitですので返却する必要はありません。週一人$150ぐらいもら
えたと思います。
このシステムを利用するのは若者だけではなく、キャリアチェンジの為に、コ
ースをとる大人の人たちも多くみられます。私の友人は、失業中に子供をポリ
テクの保育所に預かってもらい、夫婦で学生になってました。
Student Loanをめいっぱいの週$150借りて、 Student Allowance を週$1
50もらえば合計$300(週22500円、月9万円ほど)で、学生一人だ
と充分暮らしていけるようです。
Student Loan の返済は学校を卒業し、就職してから所得税と一緒にお給料から
差し引かれます。この方法だと何十年とかかることがあるし、早く返したけれ
ば、まとまった金額を何回かに分けて返すことができます。
うちの娘は、病院務めで夜勤、土日の出勤を多くとって、卒業後2年でローン
を返し終えました。給料がはいるとすぐいくらかずつ返済してたので、いつも
お金がないとこばしてました。
娘は国へ借金がなくなったので、これからはお金はためて、家を買うための頭
金をためるそうです。娘の友達は22歳で、すでに家を買ったそうで、この影
響もあるのでしょう。
ここでは不動産投資が一般的ですが、この年齢から始めれば30歳台で持ち家
2軒ということになるんでしょうね。
学費は学部、専攻によって異なります。
一番学費が高いのが医学部で、インターンを含めると一人前になるのに8年近
くかかるので、ローンも膨大な金額になります。
そういうこともあり、ニュージーランドの医者は、ローンを返済するため、給
料のいい外国に出稼ぎに行くのです。
外国へ行くのは、ずっとニュージーランドで仕事をしているより、外国の経験
があったほうが帰っていた時に、いいお給料なもらえるのも一因していると思
います。
このように年齢にかかわらず、生涯にわたって学び続けられるシステムがある
ことはすばらしいことだと思います。政府により、衣食住が保証され、学校に
行くサポートがあるのは、利用する、しないにかかわらず心にゆとりがありま
す。
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