クサガメと一緒に~

うちのクサガメ3匹、
ヤエヤマイシガメ1匹の毎日と、
その他亀に関するブログです

尻尾から卵~5

2008-12-27 | デカの生活
産卵というのは卵にとても栄養をとられるのだそうで、
デカのように産卵前に食べないような場合は特に食欲のある時期、産卵後にはたくさん食べさせること、でないと痩せてしまうことがあるのだそうです。
毎日食べても大丈夫~デカをみてもらいましたが大丈夫~だそうです。
卵を産んでいる亀だと、まず太りすぎることはないとのこと。
やはり卵を作って産むということは大変なことなんですね。

えっ・・・それはどの子もですか?

としつこく聞いてしまったのは~亀吉のことがあるからで。

さすがにどの子もということではないようです。当たり前ですが。

よく餌は毎日はダメだとか、1週間に1度でいいという話を聞きますし、
私もそう思っていましたが、
それもやっぱりケースバイケースなんですよね。
どれが正しいとか、間違っているということでなく、
その子にとっていいことなのかどうか。。。判断しなくちゃいけないのは、毎日側にいる飼い主~ということになるのでしょうね。

難しいです・・・

亀の餌(うちはレプトミン)をあげていればたくさんカルシウムが入っているので、別にカルシウム剤をあげたりはしなくてもいいそうです。




「尻尾から卵~1から5」

長々書いたのは、抜粋して書いてしまって、なにか誤解があるといけないかな~と思ったのと、毎日は虫類を診察してらっしゃる獣医師の先生からお聞きしたことをひとつの情報としてお伝えしたかったからで~長々とまとまりのない文章にお付き合いくださってありがとうございました。

今回病院で色々なお話を伺って思ったのは、
たくさんの情報から標準を知ることは大切だけれど、それが自分の亀に当てはまるかどうかは毎日の観察で飼い主が判断するしかないのだなあ・・・ということです。
毎日のその子の様子は飼い主にしかわかりませんものね。
ここに書いた先生から伺ったお話も、うちの亀みんなに当てはまるとは限りませんしね。

う~ん。。。やっぱり生き物を飼うことって、マニュアルじゃないんですよね。
今更ながら、そんなことを思ったりしています。

同じことを何度も何度もお聞きしたのに、長い時間丁寧に、わかりやすく、お話をしてくださった先生に感謝の気持でいっぱいです。どうもありがとうございました。あの甲羅の剥がし方はちょっと怖かったですけど・・・ね。



これで年末年始は産卵の心配をしないで済むわ~と思って帰宅すると、真っ暗な部屋の隅に亀吉がいて、床をホリホリ~していました。
また産卵のようです

尻尾から卵~4

2008-12-27 | デカの生活
最後に産卵について

デカがいつも2ヶ月近く食べずに産卵行動をとること
産卵行動だけで産卵しないで終わることが度々あること
最近卵の殻が厚くて、ざらざらしていること
今回も2個だけ卵を産んだあと、産卵行動をとらなくなったこと
その前も産卵行動だけで、春から卵を産んでいないこと

等々お話しましたが

今までずっとそのサイクルなのであれば、それがこの子のスタイルなんでしょう。
食欲がなくても大丈夫。元気であれば卵詰まりは心配しなくてもいいし、卵胞が大きくなって産卵行動を起こしても、排卵せずに(卵にならないで)終わってしまうと、産卵せずに行動だけで終わることもある。
産卵行動は、卵ができていなくてもちょっと卵胞が大きくなっただけで落ち着かなくなる子もいるし、ほとんど産卵行動を取らない子もいる。
水中でポロポロ産む子もいるし、気が散ると産めなかったり、土じゃないとダメな子もいる。
産卵が近くなったら、夜(夜から朝にかけて生むことが多い)亀を土を入れた衣装ケースに入れて、ふたをしてしまって、朝まで放っておくと産むことがある。
寒い時期は短時間だけに限って、外で土を掘らせたりする。
(体温が下がると産まなくなるので注意)

デカの後ろ足の付け根を触ってみて、
卵がありますね~と。
私も同じように触ってみると、卵が触れました。
この時、力を入れすぎると、卵を割ってしまうことがあるので注意してくださいとのことでした。

よく産卵行動は2週間~1ヶ月 それ以上になったら卵詰まりかもしれない と書いてあるものを見かけるのですが、やはりそれは亀それぞれで、2ヶ月でもそれがその子のスタイルなら(いつもそのペースなら)大丈夫だそうです。
産卵行動をとって、食欲がなくなって、更に元気がなくなったり、
卵がお腹にあるのに産卵行動をやめてしまって、ぐったりしたり~
はダメだそうで・・・
明確に ここから卵詰まり という判断はできないようです。
前に作った卵が出ないまま、長期間お腹にあって、更に次の卵ができてしまうことがダメだそうですが、それはレントゲンでないとわからないようです。

私としては、
こうなったらだめ というわかりやすい境界があるといいな~と思ったのですが・・・ ないんですね、やっぱり。
家にレントゲンが欲しい・・・と訳のわからないことを思ったりして。

というわけで~

ちょっとすっきりしない気持のまま、デカを預けて、夜までお願いします~と帰ろうとすると、先生が、
このあと夜まで病院で預かるのだったら、一応レントゲン撮っておきましょうか?
と言って下さいました。心配ない~と言われつつも、なんとなく~今回はいつものデカパターンとちょっと違っていたので(どこがどう、といわれると、言葉で説明できないのですが)お願いして、デカを病院に置いて私は仕事に行きました。

夜になって、デカをお迎えに行くと・・・

卵のことで電話をしたんですけれど~と先生。
(自宅の番号だったので連絡がつかなかった)
レントゲンを見せてもらうと、お腹の中は卵だらけ。
全部で12個、その中でもお尻の方にある卵の殻が厚くて、上のほうにある卵は殻が薄い~つまり、下のほうの卵は今周期前(先生は1クラッチめといってました)にできた卵がでないまま残っていたもので、そのまま、次の周期(2クラッチめ)に入って卵ができてしまっていた~
このままだとよくないので、注射を打って(排卵促進剤(オキシトシン) カルシウム)いいかどうか聞こうと思ったんです、と。

で、本当は飼い主さんに聞いてから打たなくちゃいけなかったんですけど、
注射を打つとすぐに産む子もいるけれど、時々反応しない子、帰りの途中で産んでしまう子、急に具合の悪くなる子もいるので、打たせてもらいました、と。

打っていただいて本当によかったし、やっぱりレントゲンを撮ってもらってよかったです。デカのことだから、また食欲がなくなって、長く産卵行動を続けて、また数個だけ産んで。。。ということになりかねませんでした。

幸い、デカは反応のいい子だそうで、すぐに卵を産んで、元気にしていました。

とっておいてくださった卵は全部で10個。あと2個お腹に残っているようですが、2個くらいなら大丈夫でしょうということでした。
卵を見ると、殻が厚いもの、ムラになっているものがあって、
こういう卵がたぶん前にできて、お腹に長くあったもので、
小さいものが今週期できたものでしょう~と説明してもらいました。

(左の方が古い卵、右の方が新しい卵)


新しい方は表面がつるんとして、中の卵黄の色が透けて見えます。

古いほうは卵表面がざらざらしていたり、ムラがあったりします。

いつも長いこと産卵行動をして産まないデカ。
毎回産卵行動が始まったらすぐ打って欲しい~なんてことを思いましたが、やはり産む時期があるそうで、1クラッチ目の卵が残っているのに2クラッチ目ができてしまって、それでも産まないとき、足の付け根を触って卵がある時、満月か新月のちょっと前に注射を打ちに来て下さい~ということでした。
やはり産卵と月は関係があるのだそうです。

デカの場合はもしかしたら卵管になにか異常があるのかもしれないし、やはり卵をすんなり産みにくい体質(性質?)なのでしょう~と。
でも、まあ、自分で産んでいれば問題ない~と・・・
結局先生と話せば話すほど、疑問は深まるばかりです。
どうしたらいいのか~よくわからなくなります。

尻尾から卵~3

2008-12-26 | デカの生活
デカがなかなか写真を撮らせてくれなかったので、
後先になってしまいましたが、(動いてしまってボケボケです)


写真上が頭方向で
赤丸で囲った部分が気になっていた甲羅の白い部分
一番甲羅が盛り上がっている部分です。
ブルー四角が脱皮が上手くいかないで、古い甲羅がたくさん重なってしまっていて、バリリ~っと古い甲羅を剥がしてもらってきれいになった部分。


尻尾
うちに来た時からデカの尻尾は短かったのですが・・・
ちょっと痛々しいです。


そして皮膚の黒い模様のはげた部分
これが首の左横にもあります。
昔からこれが気になっていましたが、模様なのかな~と。

皮膚病ですか?と聞いてみると

先生がおっしゃるには~
よく見るとひし形みたいになってるでしょう?
かなり古いものだけれど、他の亀に噛まれた跡です。

ありゃりゃ。。。

デカはうちに来る前に、♂と一緒に小さな陸場もない水槽で飼われていて、怪我をしてるからみて~と、治療のためにお預かりした亀でした。
そのときにはもう、前足の爪が2本なくて、尻尾も短くて、血が出ていました。他にも何箇所か傷があって~
消毒をして、傷は治ったのですが、また♂のいる水槽に戻したら、怪我させられちゃうなあ。。。と思っていたところ、飼い主さんが、その亀あげる~ということで、家の亀になったのでした。
たぶんその頃噛まれた跡でしょう。さすがに亀吉もここまではしません。
(よね?吉姐さん?)

尻尾から卵~2

2008-12-26 | デカの生活
そこからは聞きたいと思っていたことをどんどん質問させていただきました。

甲羅の白い部分について~
周りから新しい甲羅ができてきているので、放っておいて大丈夫。

と、ここで甲羅を見ていた先生、デカの甲羅の皮をバリバリと剥き始めました。
こういう古くなった甲羅は、自分で剥くもの(こすり付けたりして)だけれど、飼っている亀はそれができないことが多い(たぶん物理的に、という意味だと思うのですが)。
外の亀はツルツルでしょう?(おおっ!それで外亀さんはツルツルだったのですね)自分で擦り付けたり、水の中の微生物が脱皮甲羅を分解してくれたりしてくれるから。
脱皮の状態も亀によって違うから一概に言えないけれど、(脱皮のしにくい子、むけにくい子もいるようです)古い甲羅が上手く剥けないと、新しい甲羅との間に汚水が入ったりしてよくない。

では、剥いた方がいいのでしょうか?

素人が剥くと、剥きすぎてしまうことがあるので、本当に浮き上がった剥けそうな部分を軽く取るのはいいけれど・・・

何か家でできることありますか?

う~ん。。。ないです。

というわけで、結局今後私ができることはなさそうなんですが、
先生の剥きかたは半端ではなく~梃子のようなもので、ベリベリッと・・・正直怖かったです。
デカは首の近くの縁甲板が剥けなくて、どんどん重なってしまい、間に苔が生えて気になっていたのですが~
それを一気に。




さすがに、これは怖くて自分ではできませんね。

尻尾から卵~1

2008-12-26 | デカの生活
昨日、クリスマスの日にデカを病院に連れて行きました。
先週予約をお願いしたのですが、ようやく取れたのが昨日。
大きな袋を大事そうに抱えて電車に乗っている私~まさか亀が入っているとは誰も思わなかったことでしょう~ね。

今回気になったのは デカの尻尾
時々皮が剥けて、白い肉の部分が出てしまって、血が出たりしていることもありました。1年に1~2回そんなことがあって、でもちょっとした怪我だろうと、消毒だけして様子を見ていました。大抵はしばらくすると治って、傷がふさがってしまっていましたが、ここ1ヶ月ほど、何回か出血していて、消毒してもなかなか治りません。化膿している様子はないのですが、自分の後ろ足で引っ掻いていることもあって、また、デカの尻尾は短いので、床にも引きずっていて、このままだと尻尾がなくなってしまうかも?と思い、ごく軽い気持で、デカの皮膚が弱いのかなあ~なんて思いつつ、念のために病院に連れて行ってみることにしました。

病院に行くついでに、聞こうと思っていた気になること。

1 デカの産卵について
いつも産卵行動が長くて、食欲もなくなる
それでも産まずに、産卵行動が終わることも多い
卵詰まりはいつ、どんな風に判断して、病院に連れてくればいいのか

2 デカの甲羅について
甲羅の真ん中あたりに白い部分があって気になっている

3 デカの皮膚の黒いハゲ(模様のない)部分について
皮膚病ではないか

4 食欲について
毎日ご飯を食べていていいのか

最近飼い主がはじめた仕事先が、病院のすぐ近くなので(それでその仕事を選んだという話もあったり、なかったり・・・)、午前中診察をお願いして、そのまま仕事が終わるまで預かっていただくことにしていました。

これが後々、いい結果になったのでした

病院についてまず、尻尾を見ていただくと、
「他の亀と一緒に飼ってるでしょう?この傷は明らかに咬傷ですね。」

・・・吉姐さん・・・まさか・・・

ひどいと、総排泄口までも齧られてしまう亀もいるそうです。
傷から血が出ていると、
「あ!血の匂いがする~肉だ ガブリ
となってしまうそうで、完全に皮膚が再生してくるまでは少なくとも別々に飼ったほうがいいということでした。

・・・吉姐さんならやりかねない・・・なにせ万年ハラヘリ亀だもの。

吉「何か?」

結局のところ、気がつかなかった私が悪いのであって、亀吉は本能の赴くままなのだし、デカはそんな亀吉にひたすら我慢していたのかと思うと、申し訳ない気持でいっぱいになりつつも・・・不謹慎ながら、亀吉の「肉~~」と言っているであろう姿が頭に浮かんで、苦笑してしまったのでした。

尻尾は隔離していれば治るでしょう~とのこと。
お薬も何もなしです。
衣装ケースは別ですが、出入り自由なので、同居と同じの今の状態をなんとか・・・それぞれの自由を残しつつ、隔離、できるように考えます。
頭痛いです

ひとまず、応急処置で、家にあるものでデカのケースを囲っておきました。
格好悪いので、早くなんとかしたいです


周りを断熱板で囲ってあります。


不満そうな亀吉
なによ、これ・・・

今朝は早速、囲いをガシガシ引っ掻いていました。

長くなるので~2に続きます。