自訓ともしたしと思いて筆執ればさやに鎮まる心なりけり 丹人
今年四月に統合新設された龍ケ崎中学校の校訓です。愛宕中と城南中がそれぞれ61年の歴史に幕を閉じ、愛宕中が龍ケ崎中と名を変えて新しい歴史を刻みはじめたのです。
校訓は、自主 創造 感謝。吉野源三郎さんの名著「君たちはどう生きるか」を彷彿とさせる素晴らしい校訓だと思います。書かせていただける喜びに感謝しながら書き上げました。
30枚ほど書いた中からこれを選んだのは、「創」の最後の縦線です。思いがけず強く締まった線が書けました。
校長室の中央に掲げてあります。その向かい側には私の師匠である故秋山海堂先生の扁額「欣而当事(よろこびて事に当たる)」があり、不思議な縁を感じずにいられません。