場所 牛久市南一丁目4-27(牛久駅東口から歩いてすぐ)
教え子の店主から、開店前に看板題字の揮毫依頼がありました。25年ほど前のことだと記憶しています。
漢字で「串焼」ひらがなで「すぎうら」とのこと。
半紙に中筆で書きました。50枚ほど書きました。それを床に並べてみて、選んだのがこの字でした。
続け書きせずに、一文字ずつ独立させて、油の乗った美味しそうな串焼きを思い浮かべながら書きました。
最初の「す」は力強く骨付き肉のイメージ、「ぎ」は直線を多用し焼き立て熱々のイメージ、「う」は柔らかく肉汁の溢れ出るイメージ、「ら」はふっくらしたイメージで上三文字を支えるように。
箸入れは横書きに配置を変えています。
ビルに掲げられた看板はさらにデフォルメを加え、「す」の強さと「う」の伸びやかさが強調されています。看板作成業者のセンスの素晴らしさに驚くばかりです。この看板は牛久駅の構内からもよく見えます。
コロナ禍ではありますが、三密を避けながら、今日も美味しい串焼きで酒を楽しむ方々で賑わっていることでしょう。
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